【慶應義塾幼稚舎・横浜初等部受験対策】 - 2027年度入試対応 最新版 - 運動の極意
合格するのは、運動に対して誠実に向き合い、丁寧に臨む子
── 慶應義塾幼稚舎・横浜初等部〈運動考査〉徹底攻略と家庭での具体対策
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前書き
「うちの子、運動は得意なんで」
慶應義塾幼稚舎や慶應義塾横浜初等部を志望される方の中には、運動の試験に対する独特の姿勢を有していらっしゃる方があります。
うちの子、運動は得意だし、体を動かすのが好きなんで、慶應幼稚舎か、横浜初等部を考えています
極端な場合には、上記のような謎の自信の一点突破で幼稚舎・横浜初等部の試験を乗り越えられると考えている方すらいらっしゃいます。
この子はいわゆる「体力オバケ」で、幼稚園でもいつも走り回っています。それに公園に連れて行ったら、こっちが疲れ果てるまでずっと動き回っているんですよね
お話を続けて伺っていると、だいたいにおいて、そのような言葉が次に続いていきます。
走るのもいつも一番ですし、放っておいたら、ボールつきも何百回もやってます。今はとりあえず近所の体操教室に行かせてますが、先生からも「この子はセンスがありますね」と言われてるんですよ。
確かに、運動ができないよりも、できるに越したことはありませんが、幼稚舎の試験はそんなに甘くありません。そしてそれは、横浜初等部についても、同じことが言えます。
理由は明快です。
慶應義塾幼稚舎や横浜初等部の運動試験は、決してオリンピック選手を見出すような視点で実施される「運動技能テスト」ではないからです。
そして、両校は運動の試験を通じて、身体能力や運動技能だけを確認しているわけではないからです。
試験当日、冒頭に実施するのは、模倣体操です。
幼稚舎の場合はモニターに映し出された動き、そして横浜初等部の場合には一段高い壇上にいらっしゃる先生の動きを見て、子どもたちは一斉に手や足を動かします。
この中で、どの子の「模倣が一番上手か」を見比べて、トップから最下位までを序列化しているなどということは決してありません。
では、何をもって評価を下すのでしょうか?
その具体的な視点を解説するのが本記事の役割です。
本記事では、慶應義塾幼稚舎・横浜初等部を目指すご家庭の保護者の皆様に向けて、「試験で何が見られているのか」という疑問を解消しながら、この両校の受験に向けた、運動への取り組み方についてお伝えするものです。
申し遅れましたが、私は幼児教室「慶楓会」で小学校受験コースの主任を務める松下と申します。
私は10年以上にわたり私立小学校で教員として勤め、その後は名門私立小学校を目指すみなさまをお支えするべく幼児教室を設立し、慶應義塾幼稚舎・横浜初等部、東洋英和女学院小学部といった非常に高い人気を誇る学校の受験指導に携わってきました。
私立小学校で実際に考査に携わってきた経験、ならびに幼児の受験指導の専門家として多くのお子様の合格をサポートしてきた経験から、深い洞察に基づいた、試験対策の具体的な知見を有しています。
この記事を読むことなく受験の日を迎えてしまうと、せっかく素質があるお子様であるにも関わらず、「試験」という明確な視点がある場において評価の対象として見ていただくことができずに、人生で一度しかない「大切なその日」の機会を棒に振るかもしれません。
また、単なる受験テクニックだけを積み重ねる「訓練」に明け暮れた毎日を過ごしてしまうと、本来的に育てなければいけない一生ものの「学びの姿勢」を身につけられないまま、二度とない幼少期をロボットにプログラムを施すような毎日にして過ごしてしまうかもしれません。
私は、お子さんの未来を真剣に考えている保護者の方々に数多くお目にかかってきました。
その中で、ご両親の愛情を発揮する焦点がずれたまま、時間も労力も浪費されてしまい、疲弊し切ってしまっているお姿にも触れてまいりました。
だからこそ、今、幼児期の学びのあり方について、正しく理解したいという真摯な姿勢をお持ちの皆様、さらにそうした学びの末に、私立小学校の豊かな環境の中でお子さんの成長を促したいと考えている皆様のために、私がもつ力を少しでもお役立ていただきたいと考えています。
私が私立小学校の教員として、入学してくる子どもたちを迎え入れる立場であった時には、先輩の先生からも「入学考査においては、その子が自分のクラスにいたらどうか、自分の担当する授業にいたらどうか」そんな視点で子どもを評価するように伝えられてきました。
それは、初等教育における6年間の学びの中で、この子が伸び伸びと力を発揮できる素地を備えているか、ということです。
だからこそ、「入学試験のその日・その時間」という超局所的な場面で、しかも非常に限られた時間の中でその子の力を見とることには細心の注意を払い、そして最大の労力を注いでいました。
そうであるからこそ、
「ボールつきが30回できたから合格」のようなつまらない評価基準で子どもの力を測っていたわけではありません。
🏫 学校教育を通じて子どもの成長発達を家庭と共に支える「一指導者」として
🎓 各教科の系統的な内容と枠組み・指導技術を熟知した「一学者」として、
🏃♂️ 子どもの未来を見通して励ましながら並走し可能性を広げていく「一コーチ」として、
「教師」という存在が持つ幅広い領域にわたる専門性を総動員して、子どもたちに向き合っていました。
その重大な責任を(様々な関係者からの有形無形のプレッシャーも含めて)嫌というほど自覚しながら学校組織の一番新しいフロントランナーとなる、すなわちその学校組織の最先端の一代たる子どもたちを選抜していたのです。
したがって、入学試験の中で、子どもたちが何を見られているのか、そしてどんな視点で評価を受けているのかを、明確に示していくことができます。
特にこの記事においては、慶應義塾が求める「真の身体能力」とは何かをテーマとしてその実態を解き明かします。
幼児らしい日常生活の中で無理なく、効果的に運動の力を高める方法をお伝えしてまいります。
ただしそれは、記事を読み進めていただければわかることですが、単に運動能力開発や、あるいは手っ取り早い上達方法の解説を行うということではありません。
もちろん、実際の出題内容や、その際に何が見られているのかという評価の観点については、私の経験と専門性を全て注いで高精度の解説は行います。
けれども、その中で最重視するのは、技術を高めるよりも、
もっと根本的な部分で、運動にどのように向き合うかという姿勢
を最重視してお伝えしていきます。
それが結果として、「試験を突破するためだけ」という狭い視野にとどまる「訓練」に終わるのではなく、お子様が入学後も力を伸ばし続け、生涯にわたる健全な身体づくりを達成していくことにつながるとわかっているからです。
みなさまには、受験という短視眼的な目線を超えた、生涯にわたる基礎を築く視点も得ていただけることでしょう。
記事を進めていく過程では、2025年秋に実施された最新の出題内容を踏まえた上で、過去の試験から脈々と引き継がれている中心的な価値観についても丁寧に紐解きます。
慶應義塾幼稚舎および慶應義塾横浜初等部を目指すご家庭が、迷うことなく家庭での取り組みを進めていくことができる手立てを、どこよりも深い専門性に基づいて、実践的な視点から丁寧にお伝えしていきます。
前書きの最後に、ほんの少しだけ具体的な視点を書き添えておくならば、幼稚舎や横浜初等部の運動の試験は、身体・言語・精神が一体となって働いているかが問われる試験です。
子どもたちの「内側の在り方」が、身体を通じて評価される試験に、どのように臨むべきか。
それは、身体をどのように動かせるか、ということを超えて、子どもが有している人格に基づいて、「どのような人として」動いているのかを発揮する試験と言えるでしょう。
その試験への正しい向き合い方を知ることで、真剣にお子さんの成長を促していく覚悟を有している方。
そうした方だけが、この先に進んでいただければと思います。
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