AI生成記事が「読者」にバレる理由。信頼を損なう言い回しの共通点
この記事では、AI特有の言い回しや説明不足を解消し、人間らしい文章に仕上げるためのチェック基準(プロンプトあり)をまとめています。
自分の頭の中にある話を、短い時間で文章にしてくれる。ブログを書く作業で言えば、これまで1日、うまくいかないと2日かかっていたものが、題材によっては1〜2時間で「原稿の形」まで進むようになりました。なので今の自分にとって、AIはかなり頼りにしている道具です。
ただ、AIが出した文章をそのまま貼ることはしていません。
言いたいことがズレていないか、言い切りが強すぎないか、変な例えになっていないか。そこを直して整えているつもりなのに、最後に読み返すと、なぜか引っかかる。
たぶん、これまでAI抜きで文章を書いてきた人ほど、違和感に気づきやすい気がします。言葉はきれいなのに、息づかいがないというか、体温が一定というか。どこを読んでも似た調子で進む感じが残るんですよね。
最近は、文体がすべて同じ形だったり、きれいすぎる言葉であったり、結論を急ぎすぎたりする文章を見て『AIが生成したのかもしれない』と感じる場面が増えました。
もちろん断定はできません。
けれど、文脈の運び方や、文体の揺れなさ、感情の出し方が似通っていて、「またこの感じか」と思ってしまう瞬間がある。
自分もAIを使って書いている以上、人のことは言えません。校正したり、言い回しを替えたり、順番を入れ替えたりして、伝えたい内容をまとめているつもりです。それでも「内容」ではなく「書き味」そのものに、AIの匂いが残る。ここが今いちばん気になっています。
今回は、AIがつい選びがちな言い回しをまとめます。
書いたあとに見直すとき、「ここ、AIぽくない?」を確認できるように参考プロンプトも作成してみました。
AIがそれっぽく”見せるときに出やすい言葉
自分の手元で文章を作っていると、「この言い回し、また出たな」と思う瞬間があります。私の場合では、次の3つがよく出力されます。
「効く」
「これ、めちゃくちゃ〇〇」
「構造」
必ずというわけではありませんが、このへんが出てくるとき、文章の中に根拠・条件・例が置き去りになっていることが多い。そして読者側としては、この手の言葉が入った瞬間に「で、結局なにが起きたの?」となって、読む勢いが落ちる。
もちろん、文脈次第では使ってもいい言葉です。問題は、便利すぎて説明をサボれるところ。言いたいことが頭の中でつながっているぶん、書いている側は気づきにくいんですよね。自分の過去記事を読み返して、「説明省きすぎ…」と恥ずかしくなることもあります。
情報源が曖昧なときに混ざりやすい言葉
ここでは「見かけたら一度止める」ためのメモとして、出やすい言い回しをカテゴリ別に置きます。
禁止リストというより、「今の文章、説明を抜かしてない?」と気づくための警報だと思ってください。
効果や断定っぽく聞こえる言い方
効く / 刺さる / 最適解 / 鉄板 / 王道
劇的に / 一気に / 確実に / 〜するだけで
「何に対して」「どんな条件なら」「どの程度」――この3つが消えやすい。
たとえば「効く」と書くなら、次のどれかを添えるだけで説明から逃げない文章に変わります。
何に効くのか(対象)
どんな場面で効いたのか(状況)
どれくらい変わったのか(範囲・量)
例外はあるのか(限界)
みんな言ってる感じで裏取りを省略する言い方
一般的には /よく言われる / 多くの場合 / 傾向として / セオリー
「誰が言ってるの?」が抜けたまま進みやすい。
この手の言い方を使うなら、最低でもどちらかを足したいところ。
どこで見たのか(本、記事、会話、現場など)
その話が当てはまりそうな条件(規模、業種、初心者/経験者など)
「構造」は便利すぎて、説明を省いてしまう
最近よく見る「構造」も注意が必要です。「構造」と言っただけで、説明した気になれる。私も気づかずやってしまいがちではあります(反省)。
なので私は、「構造」という単語が出たら、
要素:何と何でできている?
関係:それらがどうつながっている?
範囲:どこまでの話?(何は含めない?)
最低限この3つが書いてあるかチェックすると良いと思っています。
これがない「構造」は、飾りになりやすい。
使うなら、例えば
文章の解像度は“構造”で戻せます。
ここで言う“構造”は、主張 → 根拠 → 具体例 → 結論の順番のこと。
今の文章は根拠と具体例が薄いので、そこを足すと読みやすくなる。
こんなふうに中身も一緒に出さないと、読み手は置いていかれます。
とはいえこんな、面倒な説明を入れるくらいなら、「構造」という言葉をわざわざ使う必要があるのか?も一度考えたくなりますね(苦笑)。
内容を届けるための、最終チェック
強い言葉そのものが悪い、という話ではありません。
ただ、せっかく中身のあることを書いていても、「AIっぽい」の一言で閉じられてしまったら、そこで終わってしまう。これは本当にもったいない。
AIっぽさを減らすのは、読み手をうまく丸め込むためじゃなくて、読み手が途中でつまずかないように整える作業だと思っています。読みにくい文章は、内容が正しくても読まれません。
公開前の一手間として、AIぽい言葉や言い回しを点検して直す。
地味な作業ですが、この一歩が読み手との信頼関係を左右すると考えています。
AIっぽい言葉を減らすためのプロンプト
自分で書いた下書きをAIに整えてもらいながら文章を作っていると、「なんか引っかかるな」と思う瞬間があっても、文章がきれいにまとまっているせいで見落とすことがあります。特に、言いたいことが最初からはっきりしていると、「これで通る」と判断してしまって、違和感が残ったまま進みやすい。
そこで、自分用に「AIっぽい言い回しを減らすためのプロンプト」を作ってみました。禁止ワードの一覧だけだと、別の言葉に言い換わるだけで、結局“それっぽさ”が残ります。なので、書き方のルールと、出力後に自分で引っかかりを拾うチェックをセットにします。使っていく中で「これも怪しいな」と思う言葉が出てきたら、都度リストに足していけばオリジナルチェックプロンプトにもなります。
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