高校でいじめられていた自分が、それでも失わなかったもの
高校時代、私はクラスに居場所がありませんでした。
無視、陰口、孤立。
休み時間は寝たふりをして、誰とも関わらないようにしていました。
中学時代の友人も、いつの間にかいじめる側に回っていました。
親や先生に相談しても、返ってきた言葉はこうでした。
「そんなことで悩むな」
「社会に出たらもっと大変だぞ」
正直、絶望しました。
助けを求めても、誰も助けてくれない。
「このまま生きていて意味があるのか」
何度もそう思いました。
①限界の中で考えていたこと
当時、何度も「死にたい」と思いました。
ただ、実際に自殺を考えると
「痛いのは嫌だ」という感情が勝って、踏み切れませんでした。
今振り返ると、情けない話かもしれません。
でも、そのときの自分を止めていたのは
もう一つの感情でした。
それが
「このまま大人になったらどうなるんだ?」という危機感です。
当時は就職氷河期のニュースをよく目にしていました。
・フリーター
・非正規雇用
・引きこもり
そういった言葉が、現実として頭に入ってきました。
高校生活はすでに崩れている。
このまま何も変えなければ、その延長線上に行くだけ。
そう考えたときに、怖くなりました。
②唯一残ったもの
いじめで失ったものは多かったです。
自信
人間関係
楽しい思い出
ほとんど何も残りませんでした。
ただ、一つだけ残りました。
それが
将来への危機感です。
希望ではありません。
やる気でもありません。
「このままではまずい」という感覚だけです。
でも結果的に、この感覚が
人生を変えるきっかけになりました。
③行動に変わった瞬間
高校3年になったとき、ようやく決断しました。
「環境を変えないと終わる」
そう思い、県外の大学を目指しました。
正直、勉強は得意ではありませんでした。
それまでほとんど勉強していなかったので、基礎もボロボロでした。
それでもやるしかありませんでした。
理由はシンプルで
ここから逃げるためです。
結果として、国公立大学に合格しました。
奇跡でも才能でもなく、
ただ「危機感」で動いただけです。
④環境が変わると人は変わる
大学では知り合いが一人もいませんでした。
でも、それが逆に良かったです。
高校時代と違い、自分から話しかけるようになりました。
内心はかなり緊張していましたが、
「ここでも同じことを繰り返したら終わる」
という意識があったからです。
結果として、友人もでき、
普通の生活を送れるようになりました。
結論
高校時代の自分には、何もありませんでした。
でも一つだけあった
「このままではまずい」という危機感
これだけで、人生は少しずつ動き出しました。
まとめ
もし今、同じように
環境が辛い
人間関係が苦しい
将来が見えない
そう感じているなら、
無理に前向きになる必要はありません。
ただ一つでいいので持っておくべきものがあります。
「このままではまずい」という感覚です。
それは不快ですが、
行動につながる唯一の原動力になります。
