6万人のフォロワーを抱える私が2年半変えなかったアイコンを捨てた理由
約2年半使用したアイコンとお別れした2026年1月1日
2026年元日、思い切ってSNSのアイコンを変更しました。これまでInstagram・TikTokで合計6万人のフォロワーさんに支えられ、ずっと愛用してきたのは自作のイラストアイコンでした。

Instagramを始めた頃に自分で描いた手書きのアイコン。当時、仮想通貨の発信で勢いのあったアカウントをモデルにし「黄色背景×イラスト」という組み合わせを選びました。とにかくオリジナルのアイコンを作りたい!と思って2日かけて描いたアイコン。


Xでの本格運用にあたり、この言葉は私にとってかなり衝撃でした。
「まとさんの経歴なら、もっと上のレイヤーから発信すべき」
これはXブランディング指南のろじんさんのアカウント添削で言われました。

私はずっとプロ20年という経歴が威圧感を与えてしまい、相談のしにくさが勝ってしまうので、「実績はあるけれど親しみやすいママ友」のような立ち位置が正解だと思い込んでいました。しかし、アカウントをフォローしてもらうためには、まず「この人はすごそうだ、何かを得られそうだ」という圧倒的な有益性をアイコンやプロフィール文で提示しなければならないのです。
なぜ「いい人」止まりでフォローされないのか
あなたがSNSで誰かをフォローする瞬間を思い出してみてください。アイコン、プロフィール、動画を見た瞬間に「この人についていけば自分が変われそうだ」という期待を感じて初めて、フォローボタンを押すはずです。
もしあなたが自分のスキルを活かして発信をしたいのであれば、ブランディング設計は避けて通れません。私自身、デザインのプロでありながら、自分を客観視することの難しさを痛感しました。親しみやすさは作れていても、それが「フォローする理由」には繋がっていなかったのです。
「学び側の人間」とバレるワードは禁止
プロフィール欄に「デザイン勉強中」「つながる人を探しています」といった言葉を入れていませんか? 確かにこれらは安心感を与えますが、同時に「プロから学びたい」と考えている層を遠ざけています。

厳しい言い方かもしれませんが、学びの途中にいる人を見て「この人の発信を追いかけよう」と決意する読者は極めて稀です。同じレベルの仲間として繋がることはあっても、提供する価値に対して対価を払おうとは思いません。せいぜい、身内同士のつながりとして買ってくれる程度になるでしょう。ハンドメイド作品を作って、身内や友達が買ってくれるくらいの売上しかないという状態に似ています。あなた自身のファンではなく、友人や家族という位置づけです。
大切なのは、フォローすると具体的にどうなれるのかという未来を、迷子にならない言葉で提示することです。
入口(強み)を1つに絞り、出口(得られる未来)を明確にする

多くの人が「あれもできます、これも頑張っています」と、ふわっとした全方位的な文章を書いてしまいがちです。しかし、ブランディングにおいて「なんでもできる」は「何にも秀でていない」と同義です。
今の自分の強みを、潔く1つに絞ってください。 「デザイン×AIの仕組み化で、初月100万円を達成する方法」 「伝わる文章術を磨き、読まれるnoteを書き上げるスキル」
このように、具体的かつ出口が明確な言葉を置きます。言語化という抽象的な言葉よりも、どう見られたいか、頭の中を整理するといった、読者の悩みに寄り添いつつ視座を下げた表現の方が、結果として心に刺さります。
読者が求めているのは、伴走してくれる仲間ではなく、自分を一歩先へ引き上げてくれる確かな旗印なのです。
全ては計算。アイコンのブランディング設計全解剖
アイコンをAIで作ることは、単なる画像生成ではありません。ひとつひとつの要素に、ターゲットの心にピンを突き刺すためのロジックを込める作業です。
今回の新アイコンの構成要素を改めて振り返ります。
まず配色は、元々のアイコンの黄色は残しつつ、背景はピンクとのツートンカラーでプロのクリエイティビティを演出しました。

イラストアイコンの黄色はかなり明度・彩度共に高い色でしたが、やや落ち着いたトーンの黄色に変更。
持ち物と装いについては、仕事道具であるMacBookを手に持ち、普段からかけている細いフチの丸メガネで知的かつオシャレな雰囲気に。メガネはとても薄いトーンの黄色のカラーレンズを指定しました。ただのメガネではなくカラーレンズにすることでアイテムへのこだわり感を追加。

デザイナーやクリエイターと呼ばれる人って、なんとなく「こだわりのアイテム」がある人のイメージってありませんか?
私はあります。
ただ、実際の私は結構ズボラで、メガネはすぐ壊すしレンズに傷をつけるのでJINSで手に入るリーズナブルなメガネを着用してます。
服もAMERICAN HORICが大好きで、安くてシンプル、自分の体型に似合うものをシーズン前にまとめ買いして、それをワンシーズン着倒すタイプ。
ボトムはスキニーの黒かデニムのワイドパンツがヘビロテ。

と、実際の私とアイコンからのイメージが乖離している部分も多いにありますが笑、世間一般の人が持つデザイナーやクリエイターのイメージを作ることが大事ということです!
話を戻します。
服装はざっくりした編み目の黒いタートルニット(チャンキーニット/ローゲージニット)を着用。これは以前のイラストアイコンでも着ていた服と同じものです。イラストアイコンはベタ塗り黒なので、そこまでのディテールは見えない状態でした。
つまり、アイコンに持たせるアイテムやツールと佇まいで「プロの記号」を埋め込んでいったのです。
そしてもうひとつのこだわったポイントが撮影の構図です。
あえて「ウエストアップ(腰から上)の引きの構図にし、アイコンをタップして顔を確認したくなるようにしました。

ここまで徹底して要素を固めるのは、自分の理想を追い求めるためではなく、自分がどう見られたいかというコンセプトを作り上げるためです。
実際のアイコンを作成したプロンプト
実は最初のプロンプトはこれだけ。実年齢よりちょい若めに設定。(さーせん…)

ここから何度か壁打ちをしていきました。

最終的にはPhotoshopでの修正も入っています。

ブランディングを意識したAI画像生成を使ったアイコンの作り方についてはまた別の記事で紹介しますので、楽しみにしててください。
AIは「思考」の翻訳機
AIを使えば誰でも綺麗な画像が作れる今、差別化の鍵はプロンプト以前の思考の密度にあります。
なぜこのライティングなのか、なぜこの表情なのかというインプットとアウトプットを繰り返し、自分なりに考えた「なんとなく」を言語化する訓練が必要です。

多くのインプットを経て「自分はこう感じた」と言葉にしてアウトプットすること。そうするとメタ視点(※)が身につくので、自分の内面をそのまま形にするのではなく、「こういう人物像だからこういうアイコンが良い」、と切り離して考えられるようになります。実際の自分とは別の人物をプロデュースしてる、みたいなイメージですね。
※メタ視点…https://gemini.google.com/share/e2dea1f9435f
設計図があって初めて、AIはあなたのアイデンティティを具現化する最強の翻訳機となります。
デザインはあなたの頭を「整理」するスキルです

SNS運用に最初から正解を出せる人はいません。プロと呼ばれる人たちも、人知れず膨大な試行錯誤と壁打ちを繰り返して、今の形に辿り着いています。
これは、AIの情報を発信し、素晴らしいプロンプトを配布している人たちも同じです。彼らはただ魔法の呪文を配っているわけではありません。自らAIに触れ、その性質を深く理解し、こう使えばこの目的を達成できるという膨大な検証結果を積み上げているのです。
AIの進化スピードが早すぎる中、ものすごい速度で様々な情報をまとめてくれる人に感謝しつつ、これはAIがあるからこそ、この速度で情報を出せているのかもなぁ、と考えてしまいます。
その試行錯誤の根底にあるのは、常に自分がどうしたいか、自分をどう見せたいかという明確なゴール設定です。ゴールがなければ、どんなに優れたAIツールも、どんなに魔法のようなプロンプトも、行き先を失ってしまいます。
デザイン思考という最強の武器を手に入れるべき
デザインの本質は、この【設計】の部分、つまりゴールに向けた情報の整理にあります。 デザインを学ぼうとすると、嫌でもこの設計図と向き合うことになります。だからこそ、デザイン思考を学ぶことは、あらゆる仕事のスキルアップにおいて最適な選択だと私は考えてます。
すべての人がプロのデザイナーになる必要はないと思っています。しかし、多くの発信者、ビジネスマン、これから副業をやっていきたい方、そして子育てをする親、老若男女問わず、デザイン思考は必須のスキルです。
高校で、いや中学で、義務教育のうちにデザインをとっかかりにした「ゴールに向けた情報の整理」を教えて欲しいと思っています。私は私の方法で、主に子供を持つ30〜40代の方へデザインの大事さを知ってもらい、その方たちが子供にデザイン思考を少しでも伝えてくれるよう、こうして発信をしていきます。
日本人が持っているデザインへの苦手意識がなくなり、デザインって重要なんだと知ってもらうことで、街の景観やレイアウト、文字の並び一つひとつに意識がいくようになるはず。そうすれば、日本の文化水準はさらに底上げされるはずです。
私はキレイでおしゃれな日本に住み続けたい。笑
そんな欲望が根底にあるんです。
おわりに

もやもやを形にする。 それは、あなたの頭の中にある熱量を、誰にでも伝わるビジュアルと言葉に変換する作業です。
最初から上手くいかなくても大丈夫です。やってみること、そして学び続けることが何よりの大事!
デザインという手段を使い、意図を世界に正しく伝える。そのためのロジックをちょっとずつ知っていってください。
と、最後にちょっと宣伝になりますが、そんな私のデザイン講座の生徒さんの追加募集を2026年2月予定しています。
世の中にある「デザイナーを作る」ための講座ではなく、デザインツールの使用方法はそこそこに、組み立て方をビシバシ教える講座です。笑
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途中で出てくる爆イケアイソメトリック図解のサムネイルのプロンプトはミヤマさんのをアレンジして使わせてもらってます!メンバーシップ限定の記事となりますが、とにかく考え方など色々と勉強になるのでオススメ!
感想お待ちしてます
ここまでお読み頂きありがとうございました!
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ひと言だけでもOK!アウトプット超大事!
ブランディングって難しいです。
まずどう見られたいかと向き合わなければいけないから。それでも絶対にやっておいた方がいい。SNS発信の上で絶対に必要だからです。
みなさんが自分のアイコンを考えるキッカケになったら嬉しいです!
