Tinderを使いこなすのに半年かかった話

恋のアーカイブ

Tinderで最初の1ヶ月にマッチングした16人のうち、会えたのは2人。1人は来なかった、1人は写真と別人だった。「Tinderはゲームだから、ゲームとして使わないとダメ」——使いこなすのに半年かかった正直な記録。


Tinderを始めたとき、25歳だった。


「外資系っぽくていいかも」という動機だった。今思うと最悪な入り方だ。最初の1ヶ月でマッチングした16人のうち、会えたのは2人。そのうち1人は待ち合わせ場所に来なかった。もう1人は来たけど、写真と別人だった(顔が違うとかじゃなくて、体型が全然違った)。


友達の慎一に「Tinderって難しくない?」と聞いたら、「Tinderはゲームだから、ゲームとして使わないとダメだ」と言われた。意味がよくわからなかったが、使い続けるうちにわかってきた。


「ゲームとして使う」の意味が、最初はわからなかった。でも3ヶ月続けたとき、少しわかった。Tinderは「一人と深くやりとりするアプリ」じゃなくて、「広くスワイプしながら、反応のある人と素早く動くアプリ」だった。OmiaiやPairsのような「まず相手を深く知る」というテンポじゃ機能しなかった。


Tinderの「独自のルール」を理解する


Tinderは他のアプリと文化が違う。Pairsが「結婚・真剣交際」、Omiaiが「婚活よりの真剣交際」なのに対して、Tinderには「目的がはっきりしていない人の層」が厚い。気軽に会いたい人も、友達を作りたい人も、恋人を探している人も、全部混ざっている。


だからTinderでのメッセージは、「この人は何を求めているか」を早めに確認することが大事だった。「真剣に付き合いたい」と言いながら、実際には全然違う目的だったケースが初期に複数あった。プロフィールに「真剣交際希望」と書いていても、意味が違うことがある。


変えた3つのこと


①プロフィール写真を「旅行+日常+趣味」の3枚構成にした

Tinderはスワイプが速い。0.5秒で右か左かを判断される。だからメイン写真で「この人はどんな人生を生きているか」を伝える必要がある。笑顔の証明写真みたいな1枚より、福岡の屋台で食べてる写真の方がスワイプが止まった。


メイン写真を変えた翌日から、マッチング数が変わった。証明写真みたいな正面の一枚より、どこかで撮った自然な一枚の方が「この人のことを知りたい」という気持ちを引き出すのかもしれない。


②Bio(自己紹介文)を短くした

長い自己紹介は読まれない。Tinderのユーザーは読む前にスワイプを決めている。Bioは2〜3行で、ユニークな一文を入れるだけで十分。「先週の日曜に博多ラーメンを食べるためだけに福岡に行った」という1行で、マッチング後の返信率が上がった。


③「最初のメッセージは1行」にした

Tinderは「Hello」「こんにちは」から始めるとほぼ終わる。相手のBioや写真から1つだけ質問する、または突っ込んだ話題を投げる方が返信率が全然違う。「博多ラーメンの写真見ました、麺の硬さは何にしますか?」みたいな。


「麺の硬さ」という一行の質問で、「粉落とし一択です!」という返信が来た。そこから博多ラーメンの話になって、「福岡出身ですか?」「違います、でも年3回行ってます」「なんで?」という会話が続いた。1行の質問から、その人の「なんか変なところ」が見えた。


向いている人・向いていない人


Tinderが向いているのは、気軽さを楽しめる人、外国人との出会いも興味ある人、都市部在住者。向いていないのは、慎重に相手を選びたい人、メッセージを丁寧にやりとりしてから会いたい人。


半年で変わったのは、「Tinderはスピードのゲームだ」という理解だった。考えすぎず、返信が来たら早めに動く。会ってみて判断する。それがTinderの使い方だと思っている。


最初の1ヶ月の自分に言えるなら、「ルールが違う場所で同じやり方をしても機能しない」と伝えたい。Tinderの使い方は、Tinderで学ぶしかなかった。


渋谷のハブで、Tinderの使い方を聞いた夜


Tinderを使いこなすのに半年かかった理由は、最初に使い方を誰にも聞かなかったからだ。渋谷のハブで友人に「Tinder全然マッチしない」と相談したら、「お前、プロフィール白紙だろ」と一蹴された。図星だった。


写真だけでいけると思っていた。Tinderは見た目勝負だと思い込んでいた。でも実際は、プロフィール文がないとスワイプされてもマッチ後の会話が始まらない。


半年かけてわかったTinderの正しい使い方


写真は最低4枚。顔がわかるもの、全身がわかるもの、趣味がわかるもの、友人と写っているもの。代官山のカフェで撮った一枚をトップにしたら、マッチ率が変わった。


プロフィールは3行以内。長すぎると読まれない。「新宿在住/映画とコーヒー/週末は吉祥寺にいます」。これくらいの情報量で十分だった。心臓がバクバクしながらプロフィールを更新した翌日、通知が光った。手のひらの汗が、今度は期待の汗だった。




マッチングアプリでの失敗と学びを集めた「恋のアーカイブ」。

デート、メッセージ、告白、フェードアウト——同じ壁にぶつかった人たちの話が691本。

https://koi-archive.com/stories/lesson-tinder-how-to-use


#Pairs #Tinder

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