【美術展2026#05】多摩美術大学 卒業制作展・大学院終了制作展@多摩美術大学
会期:2026年1月9日(金)〜1月12日(月)
本年度の卒業・修了制作展は、学科・専攻ごとに1月と3月の2回に分けて、八王子キャンパスにて開催いたします。また、学生たちが自主的に企画した学科独自の展示や個人・グループによる展示が、都内および神奈川県内のアートスペース各所で行われる予定です(スケジュールは今後随時公開します)。現代社会へ向けて発信する学生たちのデビュー作を、ぜひ会場で体感してください。みなさまのご来場を心よりお待ちしております。
相模原方面に用事があったので車で向かっている途中、ふと気付いた。
この辺りって多摩美の近くじゃん。
ググってみたらちょうど八王子キャンパスで卒展(校内展)が行われているという。
せっかくなので予定にねじ込んで行ってみることにした。
20年ぶりくらいの母校。
学校の周囲の風景は当時とは一変していた。
昔は山だったところが開拓されて住宅街や大規模スーパーになっていたり、橋本駅から一本道で行けるトンネルが開通していたり。
そういえば橋本にはリニアの駅が予定されているし、開通したら(いつになるのか知らんけど)更に発展するんだろうなあ。
そもそも私が学生だった時代はこんな門無かったし。

90年代後半はこっちが唯一の入り口だったのよ↓

東門を入るとでかい作品がお出迎え。

長澤英俊
校内に卒業生や教授の作品が点在しているのは美大あるある。

関根伸夫
うっかりリチャード・セラを見忘れた。

今や世界堂やセブンイレブンが構内にあるという。
90年代からしたら隔世の感だ。

で、肝心の卒業制作展。
一応この後の予定があったので全会場を丁寧に見るわけにもいかず、ざっくり巡る。






玉石混合だったけれども数年後に頭角を現してきそうな楽しみな作品はいくつもあった。
だけど卒業後、アートと心中する覚悟を決めて人生をかけて制作を継続していくことこそが大変なのだよ。
がんばれ。
で、小腹が減ったので学食へ。

ナツい。涙がちょちょぎれるほどナツすぎる。



思い出フィルターで補正されているだけで今食べたら大してンマくないかと思いきや、普通にンマかった。
記憶の奥底に眠っていた瑣末な思い出たちが走馬灯のように(まだ死なないけれど)次々と蘇る。
というわけで懐かしくなったので、知っているエリアを歩いてみる。

当時最新の校舎だったが、今となっては風格すら漂っている。



「多摩美生限定」の文字が踊る。
当時のファイン系には「就職したら負け」的な空気感は確かにあったが今はどうなのだろう。
2年以降はこっちのボロい校舎に飛ばされた。


室内は結構綺麗になってた。




学科の授業はこの本館で行っていた。
当時は敷地内をバイクで移動することができたが、非力な原付ではここまで登りきれなかったほどの強烈な坂道。
なんと敷地内高低差が40m以上あるそうだ。

入学式、卒業式などの式典や、雨の日の体育などはここで行った。
多摩美は1997年から10年間かけてキャンパス整備を行い新校舎をボコボコ増やした。
私は丁度その前半部分に在籍していたので、今ある校舎の半分は知らない。
ちょっと沿革を調べてみた。
(写真は大学公式サイトと90周年記念誌から引用)



1970年頃
山じゃん。
よくこんなところに学校を作ろうと思ったもんだ。

1972


1981年頃

1990年頃

1996
1997年の竣工を目指して急ピッチで建設中の絵画北棟。
私の入学時はクラブ棟とともに綺麗に完成していたが、当時の学校の雰囲気は大体こんな印象だった。
今にして思うとよくこんな狭い範囲に学生が収まってたな。
プールやプレハブ棟(左側に扇状に広がる茶屋根の校舎群)は1997年時点ではまだあったが順次取り壊されていった。
その後、在学中に雨後のタケノコのように校舎が増えていった。

2015
そして現在。
メガ進化しすぎ。

2025
私が在籍していた1990年代後半、学校の周囲に住宅は無くマジで陸の孤島だったから、芸祭(学園祭)は門限なんか無く当然のように24時間ノンストップで3日間ぶっ続けで行われていた。
学校に寝泊まりして朝から酒、昼に酒、夜に酒…、そして翌日目覚めたらとりあえず酒みたいなぐだぐだな中で、急性アル中者が続出して救急車が何台も出動し、夜になると地元のヤンキーや造形大のラグビー部が乗り込んできて暴れてパトカーが出動し、最終日には芸祭実行委員の自警団の皆さんがふんどし一丁で神輿を担いで走り回り、新設されたばかりのジャンベ部が全身金粉まみれのパンツ一丁姿(女子もいた)で民族楽器を叩いて練り歩き、校庭では花火がぶち上がって大団円を迎える、というなんともカオスな時間だった。
いやあ、おおらかな時代だったなあ。

ということで、後半はもはや卒展関係なく私の思い出を辿る旅になっていたが私的にはとても楽しかった。
帰り道に当時友人たちが住んでいたアパートの近くを通る。
懐かしいなあ、あの頃のみんな元気にしているだろうか。
不意に2024年の田中一村展を思い出した。
そして、私の頭の中にはこの歌が鳴り響いていた。
ここまできたので勢いで当時私が住んでいたボロアパートの前まで行ってみたが…
無くなってた…😢
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