【大誤算】ホイップバターを作ろうとしたら、ブレンダーのパワーが強すぎて30秒で限界を迎えた話
42歳、初めて生クリームを買って実験に挑む
相変わらず、発酵にハマっています。
私の場合、料理というより「実験」という言葉の方がしっくりくる気がします。
今日の実験は、Instagramで見かけた「塩麹ホイップバター」。
そのために、人生で初めて生クリームを買いました。
42歳女性、初めての生クリーム。
Instagramのレシピには、こう書いてありました。
「ブレンダー(ミキサー)で9分くらいかける」
よし、やるぞ!と気合を入れて、相変わらずのお気に入り、ビタントニオのブレンダーのスイッチをオン。最高パワーの「MAX 8レベル」で回し始めました。
…ところが。
まさかの「1分未満」で事件は起きました。
実験経過:未知の物質へのカウントダウン
* 〜30秒:現れた「ふわふわの物体」
スイッチを入れてわずか30秒。目の前に何やらふわふわの物体が出来上がりました。
しかしレシピには「9分」とあります。
初めての生クリーム作り、かつ「9分」という数字が頭にこびりついていた私は、それが目的のホイップバターであるとは夢にも気づきませんでした。
「これは何かしらの過程なんだわ」
そう思い込み、私はさらなる深淵を目指してブレンダーを回し続けました。
実験継続です。
* 1分後:一部が水っぽくなる
なんだか分からず、それでも手を止めずにブレンダーを回し続けます。
* 3分後:どろっとした物体へ
全体的に水っぽく、どろっとした物体に仕上がってしまいました。
「…これはおかしい」
さすがに異変に気づきます。
目の前には、レシピにある「ふわふわのホイップ」を完全に通り越して、水分と脂肪分が泣き別れを始めた、謎の「どろっとした物体」が鎮座していました。
「え、失敗⁉︎これ失敗することあるの⁉︎」
理由とアドバイス:ビタントニオの馬力とAIの助言
パニックになりながら調べてみたら、そこには道具のポテンシャルと、科学のハプニングが詰まっていました。
① ブレンダーの回転数がプロ仕様すぎ
インスタのレシピは、空気をゆっくり含ませる「ハンドミキサー」基準だったようです。
対して、我が家のビタントニオは「粉砕・攪拌」のプロ。
超高速で脂肪球を結束させてしまったのです。
あの30秒時点のふわふわこそが、マッハで到達した「ホイップバターの限界点」でした。
② 「塩麹」がブーストをかけた
実は、生クリームは塩分や酸味が加わると固まりやすくなる性質があります。
塩麹の発酵パワーとビタントニオの超大型台風並みの馬力が合わさった結果、マッハのスピードで水分と脂肪が分かれてしまったのです。
ここで、Geminiからひとつのアドバイスをもらいました。
「その状態から、さらにブレンダーをかければ固形バター化する」
よし、検証です。私はどろっとした物体をさらに追加で3分間ブレンダーにかけました。
すると、物質はみるみる姿を変え、最終的に「カッテージチーズ状」の塊へと変化したのです。
【実証】ビタントニオMAX 8における「バターのタイムスケジュール」
今回身をもって知った、我が家の最強ブレンダーによるバター作りのタイムスケジュールをまとめたものがこちらです。
〜30秒| ホイップバター(完成形)
「これは何かしらの過程なんだわ」とスルー。
1分後| 一部水っぽくなる
「なんだか分からんが回し続けよう」と実験続行。
3分後 | どろっとした物体(分離)
「これはおかしい」と気づき、一度止める。
追加3分 | カッテージチーズ状(完全分離)
Geminiの助言通り回すと、脂肪分が完全に独立!
普通なら何分もかかる工程を、ものの数分で駆け抜ける。
ビタントニオ、恐るべしです。
冷蔵庫へ入れた後の仕上げ
ここからは職人のような手作業です。
カッテージチーズ状になった物体を、スプーンでギュッと押し出しながら、にじみ出てくる水分(バターミルク)を取り除いていきます。
水分をしっかり絞りきったら、丁寧に四角く形を整えて冷蔵庫へ。
冷やすことで脂肪分がギュッと引き締まり、ついに手も汚さずに美味しい「本格塩麹バター」が完成しました。
当初目指していた「ホイップバター」ならぬ、
ただの「固形バター」の誕生です。
もし次回「ホイップ」で止めたいなら
今回の教訓です。
ビタントニオのMAX 8レベルでホイップバターを作るなら、30秒が限界。
次回もしお店のような「ふわふわホイップバター」を目指すなら:
* レベルを1〜2(低速)に落とす
* 10秒〜15秒で一度止めて様子を見る
結果的に、怪我の功名で「時短でできる濃厚な本格塩麹バター」という最強レシピを手に入れてしまいました。
キッチンは、やっぱり実験室だ
ヨーグルトは最後固めるために、最後に加熱温度を上げます。
かと思えば、今回のバターは、ブレンダーによる物理的衝撃で水分を分離させ、最後は冷蔵庫で冷やすことでその形を決定づけます。
温度を上げることで生まれる変化と、衝撃と冷却によって引き締まる世界。
やっぱり、こういう科学的なアプローチはめっぽう面白い。
そんなことを考えながら、私は今、冷蔵庫の前でパンに自家製バターをつける瞬間を、今か今かと楽しみに待っています。

