【新たな補足あり】「不条理な負荷がないからこそ、大きな負荷を引き受けられる/なぜ指示命令でなく勉強が進むのか」
2年前に書いた記事を、さらなる補足も含め、再アップします。
「指示命令強制、管理統制」いわば「強制的にやらせる指導」の、逆が、
スキルのない方からすれば、皆さん「放置・放任」になるのではないかと思いますので、こちらの記事をどうぞ。
いいかげん、「やらせる」←→「放任」という、二項対立にはうんざりしています。はい。
どうも多くの人は二項対立が好きですよね。第3、第4の選択肢を考える努力をせねば。
以下が、記事。今回はさらに補足も加えているので、下の方まで、お読みくださいね
(facebook投稿より 2020.11.14)
タイトル
「不条理な負荷がないからこそ、大きな負荷を引き受けられる/なぜ指示命令でなく勉強が進むのか」
不条理さから生じるストレスは、できれば避けたいもの。人の成長に負荷は不可欠だが、不条理すぎる負荷は、無用なストレスでしかない。
指示命令管理統制でない手法で、僕が場を作っていることは、このことへの一つの回答でもある。
不条理すぎることをできるだけ排除できることで、子どもたちが引き受けることのできる負荷の枠(負荷への許容)が、最大限に広がる。
だから、最大限に負荷を引き受けることができる。
子どもたちが相当な時間数、ここで勉強をすることができる。うちのこどもたちは、時間というシンプルな目安だけ見ても、相当な学習量を叩き出すことになる。
自ら行う勉強の意義は、こうしたところにもあるのだ。
なぜか子どもが苦しまない姿を見て、苦しんでないから、勉強してないのではないか、と勘違いしてしまう親御さんも多い。これは、自分の経験則から帰結されているもの。
もし、あなたの時代に僕がいてこの場を作っていたら、きっと違ったことになっていたのだろうと、そう思う。惜しい。
必要で十分な負荷がかかる。その時その子の成長段階に合わせたベストな負荷だと言っても良い。
これについては、なぜか塾にいくのを嫌がらないとか、授業が楽しいとか言う子がいて、親御さんの不可思議さを増大させてしまってきたのだが、今始まったことではないからもう僕自身は随分慣れている。
昔は、本当に授業しているんですか?と聞かれたこともあるくらい。
指示命令強制が当たり前になってしまうと、こうした自ら考えて行う学習者の行為を、「ゆるい」と表現されてしまいがちだが、実際に行えるとわかるが、逆に厳しい。(今、こういう言われ方をすることはゼロ。ご理解いただけている証拠だろう。そもそも僕が単純にゆるい指導者には見えないはずというのもある)
先述の通り、必要な最大の負荷がかけられるのだから、学習者にとってはもちろん大変、正当に厳しい学習内容になるのである。
このお話は、コーチングの要素が強いのだが、詰まるところ、その子の成長段階に合わせて、今できる最大限の努力ができるというところがコーチングそのものの最大の武器なのである。
なお、親の思う、その子に見合わない負荷をかけられ、(学校も同様だが)、そのことで潰れてしまう子をゴマンと見てきた。
地方の教育熱心層は(教育熱の低いエリアだと、周囲に参考になる事例が少なく、割と偏った性質になりやすい)特にこれに陥りやすいので、注意されたし。
というようなことを、時々書いておくようにしよう。
と思ってこれを書いている。
(facebook投稿より 2020.11.14)
それでは、ここから補足(追記)です。
追記:
日本にコーチングがある程度入ってきて、それなりに年月も経ちました。
わりと導入初期の頃から学んでいるので、それなりに浸透したと感じるのと同時に、スポーツの世界では「コーチング」という言葉が別のものとして使用されてしまい、それも浸透してしまった感があるため、それがコーチングだと誤解されている方が多くなってしまいました。結局のところ浸透していないじゃないかという現実は、とても残念に感じています。
今の日本のスポーツでは監督やコーチが、"指示を出す"とか、"アドバイスをする"が、コーチングだとして、誤用されています。
本来のコーチングは、指示もアドバイスもしません。はい。
追記2:
コーチングだとベースがわかると、単に負荷だけなく、そこでの学習内容も、より、個々に適した合理的で効果的なものになる、ということがわかってきます。
もちろん、無駄とか遠回りに見えるものも当然出てきます。
なぜなら、その子の成長にとっては、それがベストだから。
何でもかんでも近道ではなくて、ちゃんと段階を経る必要があるのですね。
そうなると、受験対策ひとつとっても、儲けのために(親を納得させるため、とも言いますが)「いかにもそれらしい〇〇対策講座」みたいなものや、むやみやたらな課題宿題も、不要であることが見えてきます。
模試もそうですが、親の安心、ではなく、より効果的で、本当に必要なことをやる、ことが重要なのですね。
民間塾の都合、企業と利益の都合で、いらない物が多すぎるのです。
追記3:
一発的中系の講座とか、対策講座とか、模試なんかも、え?要らないの?と思われる方は、すでに市場の供給サイドに洗脳されている、と思って間違いありません。
適切な、対策とか勉強はもちろん必要ですよ。その上で、気づかれていなさすぎることが多すぎる。
それは、
1・子どもたちの特性が大きく変わってしまったこと
2・入試内容が大きく変わったこと
3・入試制度が変わったこと(これはわりと長いですが)
4・文科省の方針(狙いやゴール)が変わってきたこと
です。
これらをちゃんと見つめれば、今までと同じ、みたいなことがいかにずれてしまうか、が明白になるのですが。
故に、コーチングをベースにして、子どもたちの主体性と、個々の習熟度合い、個々のゴールに、より適したもの、より適したスタイルで、学ぶべきなのです。
(おわり)
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