Gemini監督に僕の1年を映画化してもらったら、とんでもない大作が生まれた話
本noteは、Google Gemini × noteによるコンテスト「 #AIと振り返ってみた 」の参考作品として、主催者の依頼により執筆しました。
過去の自分をあまり考えない。ましてや、振り返りなんてほとんどした記憶がない。「振り返る」ということが苦手な理由は、いつも自分自身に満足していないからだ。振り返ると当時の行動に納得できなくて、後悔してしまうこともある。
そんな時に「#AIと振り返ってみた」の企画を知る機会があった。これはチャンスなんじゃないか?僕は、仕事でもお世話になっている「Google Gemini」に助けてもらうことにした。
とはいえ、ただ振り返ってもらうだけではつまらない。僕自身が「振り返るのって楽しい!」と思えるにはどうすればいいだろう?そのとき、ピンとひらめいた。
「そうだ、映画化してもらおう!」
ということで、早速、Gemini監督にアポを取って依頼してみた。
監督に僕がこの1年で執筆したnoteのリンクを、以下のプロンプトとともに送った。

タイトルは「グラッチェの方の、七転び八起き」!?一体、どんな映画なんだろう。しかも、主人公はイタリア人「青年」。ワクワクしてきた。

まさかの、「マッシ(20代後半)」!僕は今現在41歳なので、もはや、僕自身の振り返りとはいえない設定になってしまった。開始3分で企画倒れになってしまいそうな雰囲気が漂っているが、ここまできたら引き下がれないので、一旦進めてみることにした。あと、謎の「アオイ」とのストーリーも気になる。(ちなみに僕の知り合いにアオイという人はいない)

マッシ青年がイタリアのビエッラでスローライフを送っている中で、ふと「このままで良いのか」と自問自答する。そしてその晩、母との楽しいトランプの時間に涙し、とある決心をした、というストーリーだ。
ここまで読んで、Geminiのクオリティに驚いた。noteの時系列はバラバラだし、主人公は僕だけど僕ではない。でも確かに、僕自身が感じてnoteに書いた感動や思いが詰まっているストーリーなのだ。

そして、第一幕はビエッラの伝統から日本への興味が湧いてきたマッシ青年の、決意の旅立ちのシーンで終わる。

ビエッラと日本との共通点である「伝統」「歴史」「自然の中に神を見出す心」をうまく活かし、日本とつなげている。すごくないですか?Gemini!

第二幕では、イタリアから香港を経由し、いよいよ日本へ到着。今年初めて訪れた香港での思い出にも触れながら、僕が日本で過ごす日常で起こった出来事をすべてまとめてくれている。
読みながら、そういえばベーグル屋さんでお金が足りなくて困っていたら優しい女性が1円玉をくれたなぁとか、あ!大阪屋のいつもの店員さんは元気かなぁとか、色々なエピソードに想いを馳せることができた。

1年なんてあっという間だから振り返らなくたってすぐ思い出せるでしょ、と高を括っていた僕は、意外と忘れかけていたことがあると気がついて恥ずかしくなった。Geminiにお願いすることで、こんなに楽しく笑いながら1年の振り返りができるんだ!と嬉しくなった。
いよいよ、気になっていたアオイとの出会いのシーン。

え?これってなんだっけ?とnoteのタイトルを読み返すと、あ!分かった!僕が東京メトロ銀座線のレトロな車両に乗った時の思い出の話だ。

ノスタルジックな気分に浸りながら電車に揺られて、昔ながらの魅力を再発見できた瞬間、日本にまた恋に落ちた僕。そんな日本の魅力を、Gemini監督は「アオイ」という女性に重ねたのだ。なんだかドキドキしてきた。日本在住18年目の僕は、18年前、いやそれ以上前からアオイに恋していた!
いよいよ物語は最終章に突入する。

待て待て待て!
“マッシは、この一年間の体験をパソコンに向かって書き綴っている”
これって、今の僕じゃないか!
そうか、僕がGeminiを通して読んでいたのは、マッシ青年の人生ではなく、やっぱり自分自身のことだったのだ!
マッシ青年はアオイ(日本)との出会いで、異文化ではなく“文化を越えて繋がる人の心”を求めていたことに気づく。まさしく、僕が特にこの1年で感じたこと、そのものだ。

Gemini監督の映画を見終わった僕は、放心状態だった。この1年で起こったことや感動したこと、感じた思いが頭の中に渦巻いていた。
特に、“隣にはアオイ。2人は湖に沈む夕陽を見つめている”の部分は刺さった。イタリアに里帰りしていた10月末、冬の始まりかのような冷たい空気の中、実家の庭から眺める夕陽を見て「日本はどんな季節かなぁ、そろそろ石川県は蟹がうまいよなぁ」と考えていたからだ。アオイのおかげで、僕の心の隣にはいつも無意識に日本が存在していると気がついた。

さらに、冒頭で登場したRIMOWAのキャリーケースが物語を締めくくっている。マッシ青年の「日本を旅しよう!」という決意や、未来の希望をRIMOWAで表現していて、実際、イタリアや香港など長期で出張に行く時は「頼むぜ」という気持ちで愛用している。締めくくりに相応し過ぎやしないか!

結果的に、Geminiを使って1年を振り返ったら、自分自身と対話ができた。Geminiはもう一人の自分になってくれるのだ。僕は現在にいつも満足しないタイプ。いつも未来のことを見ている、考えている。でも、いざ振り返ってみると意外と多くのことを経験してきたと気がついた。僕がやってきたこと、人生は案外と悪くないのかもしれない。
自分の不満はGeminiのおかげで「当時は満足の結果だった」と理解できた。現状の自分に対しての不満は、少し解消された。自分自身をもう少し認めてあげようかな。
Geminiは本当に色々な使い方ができる。もちろん、シンプルに「この一年を振り返ってみて」と聞く方法もおすすめだ。でも、振り返りとは必ずしも時系列順である必要はないかもしれない。もし、あなたが「振り返りってどうすればいいの?」「ありきたりな方法は嫌だ」と感じていたら、信頼できる監督に僕から連絡しておくね。よかったら紹介するよ?
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