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同僚との再会で、自分の強みを知る

どうも、まさたかです。

先日、前職時代に大変お世話になった先輩と、久しぶりにお会いしました。

当時、その方は事業開発部で管理部門の責任者を務めており、現在は東京で経営企画や財務経理の仕事をバリバリとされています。

私が何かに困るたび、いつも最後には支えてくださった方です。

数字のこと、労務のこと、社内調整のこと。現場だけではどうにもならない問題が起きたとき、表に立つ私どもの後ろで静かに全体を整えてくれる、まさにリアルな「縁の下の力持ち」でした。

淡路島と東京を行き来しながら、仕事では何度もご一緒してきましたが、現役時代に二人でゆっくりお酒を飲んだ記憶はほとんどありません。

当時はお互いに、分刻みで仕事をしていました。打ち合わせが終われば次の打ち合わせへ向かい、問題が起こればその対応に走り、気づけば一日が終わっている。そんな毎日だったように思います。

だからこそ、10年以上も前からの出来事を振り返りながら飲むお酒は、格別においしく感じました。

「あのときは大変でしたね」
「そんなこともありましたね」

今だから笑って話せる出来事の中には、当時はまったく笑えなかったものもあります。笑

不思議なもので、必死に働いていた頃には気づけなかったことが、時間がたってから見えてくることがあるんですよね。

あの人が陰で調整してくれていたから進められた。あの場面で助けてもらったから乗り越えられた。自分ひとりで進んできたつもりでも、実際には、たくさんの人に支えられていました。

今回、私が独立してからの話にも、先輩はじっくりと耳を傾けてくださいました。

そして話をしていく中で、今後、仕事でも力を貸していただける流れになりました。

これほど頼もしいことはありません。

それと同時に、少し意外でもありました。

前職にいた頃は、会社の看板があり、同じ組織に所属しているという関係がありました。そのため、先輩が面倒を見てくださったのも、会社や仕事という共通の目的があったからかもしれないなぁ…なんてどこかで思っていたのかもしれません。

ところが、会社を離れた今でも、変わらず応援してくださる。

これは本当にうれしいことですよね。

会社を辞めると、それまでの関係が途切れてしまうのではないかと不安になる人もいると思います。

もちろん、離れてしまう関係もあります。

けれども、肩書きや所属がなくなったあとに残る関係もあります。

むしろ、看板がなくなってからも続く関係だからこそ、その人との間に本当に積み重なっていたものが見えてくるのかもしれません。

そんな会話の中で、先輩から印象的な言葉をいただきました。

「まさたかさんは、プロジェクトやプロダクトそのものへの興味関心で走るのではなく、抽象度高く描かれた目指すべきゴールに向かって、関わる人たちの能力や才能を最大限に活かし、プロジェクトを成功させる人ですよね」

言われた瞬間、少しハッとしました。

自分では、そこまで明確に捉えたことがなかったからです。

新しい事業をつくることも、地域で何かを動かすことも、もちろん好きです。

ただ、振り返ってみれば、私が一番よく見ていたのは、事業そのものよりも「人」に違いありません。

誰がどんな力を持っているのか。

本人も気づいていない得意なことは何か。

どのような役割であれば、その人が無理なく力を発揮できるのか。

一人ひとりの持ち味を見ながら、全体として目指す場所に近づけていく。先輩の言葉によって、自分がこれまで矜持をもってやってきたことが、明確になった瞬間です。

以前、「奇貨居くべし」という言葉について記事を書いたことがあります。

一見すると価値が分かりにくい人やものの中に、将来大きな可能性を生む力を見つけるという考え方です。

今回いただいた言葉は、それにも通じているように感じました。

人の強みというものは、本人にとってはあまりにも自然で、自分では気づきにくいものです。

苦労せずにできてしまうことほど、「誰でもできる」と思ってしまいますよね。

けれども、長く一緒に働いた人は、自分がどんな場面で力を発揮していたのかを覚えています。

自分では忘れているような行動や判断を、意外なほどよく見てくれていることがあります。

自分ひとりで考える時間も、もちろん大切です。

ただ、自分のことを自分だけで理解しようとすると、どうしても見えない部分があります。

そんなときは、昔一緒に働いた人や、長く付き合ってきた人と話してみるのもよいかもしれません。

「自分は、どんなときに一番力を発揮していたと思いますか」

そう尋ねてみると、自分では思いもしなかった答えが返ってくることがあります。

今回の時間は、昔話を懐かしむだけの再会ではなく、これまで積み重ねてきたものを確かめながら、これから先を一緒に考えられる時間でした。

会社や立場が変わっても、こうして再び力を合わせられる人がいる。

そして、自分のことを長く見てきた人から、自分でも気づかなかった価値を教えてもらえる。

同志と語り合える喜びに、しみじみと浸った夜でした。

それで、また次の記事でお会いしましょう。

まさたかでした。

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