歌詞の意味を取り違えていたけど、やはり素敵な曲だった|「RPG」 SEKAI NO OWARI

RPG/SEKAI NO OWARI
作詞:SAORI FUKASE
作曲:FUKASE
編曲:SEKAI NO OWARI CHRYSANTHEMUM BRIGE
発売日:2013年5月1日 

この曲を初めて聴いたのは、布団の中だった。

今から10年ほど前、わたしは日常生活が全くできないほどうつがひどい状態だった。トイレに行くのがやっと、食事も摂れず、飲むゼリーを夫が置いて行ってくれていた。息子が帰宅するのがだいたい午後の4時ごろ。夫は9時か10時まで帰宅しない。

入院しても治る見込みがないし、精神科は完全看護ではない。家で療養するしかなかった。息子が帰宅しても母親の哀れな姿を見せなければいけないだけで。何も手伝ってもらえるわけではない。(この時に限らず、息子には悲しい思いばかりかけてしまった。でも優しい子に育ってくれて親孝行な子で感謝している)

わたしはほぼ一日中、一人で布団の上に横たわっていた。テレビをつけたところで興味がある話なんてない。息が詰まるだろうと、夫がスマホを充電器に差しっぱなしにしてラジオを流してくれていた。そのラジオからいつも流れてきたのがRPGだった。

当時この曲がとても流行っていて、何度聴いたか分からない。でもうつ状態のわたしの頭では歌詞の意味は理解できていなかった。

空は青く澄み渡る 星を目指して歩く
怖いものなんてない 僕らはもう一人じゃない

このサビを聴いても最後の部分しか頭に入ってこなくて。勝手に「一人じゃない」というセリフに涙していた。本当はもっと希望に満ち溢れた曲だったことを最近になって初めて知った。「スターライトパレード」も良く流れていて、これは歌詞も分かっていたし、泣いた。この曲は聴くのがつらかった。

◇◇◇

RPGは聴くととても幸せな気分になる曲。MVもとてもかわいくて見ていて癒される。でも一つ気になる歌詞があった。

「世間」という悪魔に惑わされないで
自分だけが決めた「答」を思い出して

世間が悪魔というフレーズが、すごくセカオワらしいなと。わたしはその言葉に激しく共感してしまう。自分の答って言うのも良く分かる。

やはりセカオワ、好きだな。FUKASEさんの歌詞はスピッツの草野さんに通ずるところがあると勝手に思っている。セカオワもスピッツもしょっちゅう聴くし、いつも心にストレートに響いてくる曲ばかり。

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