2025年5月26日(月)「未利用魚・クサカリツボダイ」
今日の東京は終日ほぼ曇り。
朝方の最低気温は17℃、日中の最高気温は22℃弱。割とひんやりとした一日でありましたね。
今日からは二十四節気・小満の次項、七十二候の「紅花栄(べにばなさかう)」(紅花が盛んに咲く時季)となってます。紅花?あんまりみないですねぇ。さて、
先週末は「調理器具・せいろ」についてお届けしましたが、本日は「未利用魚・クサカリツボダイ」について書いて行きたいと思います。
クサカリツボダイ。
ツボダイは聞いたコトのあるヒトも多いかと思いますが、このクサカリツボダイなんて知ってるヒトはそんなにはいないでしょうねぇ。
いたとしたら、マニアですね(笑)。実は、誠に恥ずかし乍ら、自分もこの間初めて知ったんですよね。
自分は不定期ではあるものの、大抵週に一回程度は豊洲市場にパトロールに行ってるのですが、その目的は季節に応じて変化して行くサカナの状態・産地や相場等を確認すること、そしてナニか珍しいモノ・ヘンなモノが売られていないか、価格も含めた掘り出しモノが無いか等をチェック(?)するコト。
豊洲は巨大な東京圏・関東圏のマーケットを対象としている為に、あんまり珍しいサカナやマイナー魚・未利用魚系は入荷して来ないのですが(但し、その品質と量はピカイチ!)、偶にヘンなモノに遭遇したりする機会もあったりします(だから、止められない?)。
この間のパトロール時に、「ん?」と思ったのがこのクサカリツボダイ。
姿カタチはツボダイなんだけれども、ナニやら細長い。そして時々見るツボダイよりもガタイがデカい。
ツボダイが美味いサカナであることは承知してたので、コイツならばハズレは無いと確信してついつい購入(キロ2,500円だったので、お安いサカナでは無いのですが)。
帰宅後に調べたら、クサカリツボダイであると判明。ウレシイですね。食ったコトないサカナが手に入るってのは(←アホ)。

このおサカナはスズキ目のカワビシャ科に属する魚なので、そりゃあ美味いわ。日本だと、房総以南の比較的深い海に棲息してるようです。今回のモノの産地は沼津と書いてあったので、駿河湾の深海から揚がったモノのようです。
一般的に出回っているツボダイの干物と言うのは、実は本家のモノは少なくて、その大半がこのクサカリツボダイ(但し、コチラは遠洋)のモノであると言うからオドロキです。
ツボダイの干物食べる時に(って、そんな機会は殆ど無いけれど)、その姿カタチをあまり気にしたコトが無かったので、気付きませんでした(間抜け?)。
深海近くに棲むサカナだけあって、皮目の脂の乗りはたっぷりで、刺身にする際にも炙りにしたら尚美味い。今回は清蒸鮮魚(=中華の蒸し魚)にして食べましたが、そりゃあ美味い。勿論、塩焼もサイコーです。淡白な白身ではあるけれども、とっても質の良い脂が回っているので、どうやって食っても美味い。鮮魚で出回るコトは殆ど無いサカナでもあるので、パトロール中に見付ければ即買い対象にして良いモノであることが確認出来ました(笑)。



と言うコトで、パトロールで遭遇するコトがあれば即買いするので、そんな機会があればお店でお出し出来ると思います(笑)。
明日は「調味料・山葵(わさび)」についてお届けする予定です。
