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「ペナンおじさん」のオーダーメイドツアー | マレーシア

みんなそれぞれの国へ

sanrenのワークショップを終えて、色々な国から集まったスタッフも一人ずつ元の生活に戻っていきました。

別れの時には寂しそうな表情を見せていたけれど、きっとまた自分の場所でフォトグラファーとして充実した日々を歩んでいくんだろう。
そう思わせるくらい、熱意と優しさに満ち溢れた人たちでした。

ちなみに相方は、最初たくさんのフォトグラファーとの共同生活が始まることに不安を感じていて

「みんなの名前を覚えられる自信がない…!覚えられる一番長い名前でもバスコ・ダ・ガマくらいだもん」

と言っていましたが、みんなのおかげで最終的にはしっかり打ち解けていました。

…バスコ・ダ・ガマ?

sanrenの愛犬、アンクルともお別れ
息子は持ち上げられがち
バスターミナルまで見送ってくれました

次の目的地へ

そして自分たちもまた、元の旅に戻ります。
次の国へのフライトまで少し日数がある中で向かったのは、ペナンという町。

みんなに「マレーシアでおすすめの場所はある?」と聞くと、ほぼ全ての人が名前を挙げていたのが選んだ理由。

ペナンは島で、車で一周すると3時間くらい。

バトゥパハから本島側にある近くのバスターミナルまで夜行バスで移動し、朝5時に到着。
4人とも寝ぼけたまま待機して、朝6時半に始発のフェリーでペナンへ渡ります。

ペナンの中心であるジョージタウンは、町全体が世界遺産に登録されているエリア。

18〜19世紀に港町として発展し、中国系・インド系・マレー系・ヨーロッパ文化が混ざり合っていきました。

そのため、一本の通りを歩くだけで、中国からインドの雰囲気へとガラッと変わったり、モスクと教会が隣り合っていたりします。

建築や食文化も、それぞれの文化がそのまま残っていたり、時には混ざり合っていたりして、一度にいろいろな国を旅しているような感覚になります。

この町をとても魅力的だと感じた理由の一つが「色」でした。

おそらく意図的に設計されたものではないですが、町町全体の色の組み合わせがとても美しいです。

日焼けした壁、経年変化した塗装、宗教ごとの装飾、看板や洗濯物など、それぞれの色が自然と調和しています。

強い日差しの中で長い時間をかけて色褪せていったことで、結果的に今の景色が生まれているように感じました。

ペナンおじさんとの再会

ペナンではチンと再会。
今回の旅ではクアラルンプールで最初に会い、ワークショップでも一緒に過ごし、地元であるペナンの案内までしてくれることに。

彼のこの笑顔が好き

何日も彼の車に乗せてもらいながら、島の色々な場所を巡りました。

中でも印象的だったのは、チンが今のパートナーと出会ったカフェに行ったこと。

彼がお客さんとして来店した時、バリスタとして働く女性に一目惚れ。そこから毎日のようにカフェに通い、半年後にお付き合いが始まりました。

その後、色々な巡り合わせでsanrenの初めてのフィルム撮影のモデルカップルになり、それがきっかけでパートナーはsanrenのフォトグラファーになりました。


カフェのスタッフはみんなとても温かく、家の近くにあったら毎日通いたくなるような空間でした。

そしてもう一つ連れて行ってもらった中で印象的だったのは「Nada Natural Farming」というレストラン。

自然の中にある、とても心地よい空間で、風が通り抜けるたびに深呼吸したくなるような場所です。

料理もとても美味しく、フルーツソーダやパスタ、ソーセージなどをいただきました。

息子は「もう誰も僕を止められないぜ」と言わんばかりの勢いで食べ続けていました。

チンは落ち込んだり疲れたりした時、よくこの場所に来るそう。
ここでゆっくり過ごしていると、「ああ、良い人生だな」と自然に思えると話してくれました。

自分にとってそう思える場所があるということは、とても豊かなことだなと。

今回のペナン滞在は、ただ観光地やレストランを巡るだけではなく、彼の人生を聞かせてもらうことで、まるでそのストーリーを一緒に体験させてもらっているような時間になりました。
そのおかげで、目にする景色一つひとつが、より大切なものに感じられたような気がします。

彼のおかげでペナンという町が、マレーシアという国が、さらに魅力的に思えました。
結局、その土地も人なんだなと。

このレストランの家族写真も、チンが定期的に撮影しています

誰かが隣にいなければ

そしてペナン最終日。

朝からクアラルンプールへ戻るためのバス移動でしたが、ここからが大変でした。
一気にダイジェストで書き連ねます。

朝起きて、呑気にホテルの朝食を食べる。
調理のお兄さんたちがスローペースで、なかなか朝食が出てこない。
息子の好き嫌いが発動して、全然食べない。
雨が降る。
バスターミナルまでのグラブ(タクシー)を呼ぶ。
合流したところで「荷物が多すぎる」とキャンセルされる。
次は大きい車(6人乗り)を呼ぶ。
次の車も、その次も、立て続けにキャンセルになる。
追い打ちをかけるように豪雨になる。
よって、グラブの料金も跳ね上がる。
少しでも渋滞していたらアウトなくらい、バスの出発時刻が迫ってくる。
「荷物の量が原因ならば」と、グラブを2台呼んで、家族別々で移動する作戦に出る。
1台と合流。しかし、もう1台は直前でキャンセル。
粋なドライバー(神)のおかげで、全員でバスターミナルまで移動できることに。
ワイルドスピードばりの猛スピードでかっとばす(映画は観たことありません)
ギリギリで到着!
と思ったら、バス乗車前にオンラインの手続きが必要だと発覚。
その場でアプリをダウンロードして、指を震わせながらバスターミナルの使用料を支払う。
出発5分前になんとか乗車。
汗だくで、窓から雨のペナンを見て「ああ、良い人生だな」と思う。
今、この記事を書いている。

という流れです。
本当に危なかった…。

インドネシアの中盤から今日まで、たくさんの現地のみんなに助けてもらってきた日々。
誰かの力を借りないと旅ができない体になってしまったのかもしれません…涙

次の国は、英語が通じないという噂のウズベキスタン。
もちろん知り合いは一人もいません。

どんな旅になるのか、不安と期待が半分ずつ。
あらためて、また書きます。

今日撮った写真たち

ワークショップで一緒だったジョンスと、その奥さんも一緒に
たまたま隣で夕陽を見ていたフォトグラファーの方と
排水溝に落ちて怪我をしました
よそ見は厳禁
マレーシアで一番美味しいお菓子、アポン
マレーシアで一番美味しい麺料理(名前は忘れました)
世界で一番美味しい飲み物、ビール

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

ハートマーク(スキ)を押していただくと、息子が撮った写真をご覧いただけます。
どんな一枚が表示されるか、楽しんでいただけたら嬉しいです。

旅の記録は、これからも続きます。
よければ、また読みにきてください。

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