目的は勝つこと。払うこと。それなのに、手段にこだわる人が多すぎる
朝倉未来とクレベル・コイケの試合、判定が割れた。
ネットもファンも、しばらくざわついていた。
「オレの判定じゃクレベルの勝利だ!」
「あの判定おかしいだろ!」
って、ざわついていた。
朝倉未来vsクレベル・コイケ。
あの試合を観た人は、みんな、何か言いたくなっていたと思う。
ぼくは朝倉未来のファンだから、シンプルに勝利がうれしかった。
でも、冷静に見れば、クレベルの主張もわからなくはない。
テイクダウンを何度も仕掛けていたし、見せ場もつくっていた。
だけど--------
そこから何もできなかった。
極めることも、ダメージを与えることもできなかった。
対する朝倉は、すべてをひっくり返してパウンドで反撃し、クレベルの得意な形を徹底して封じ込めた。
この試合を観て、格闘家・青木真也のコメントが胸に残った。
「クレベルはテイクダウンすることが目的になっていた」
「だけど、格闘技の目的は”勝つこと”であって、ダメージを与える、技を決める、それが本質です」
--------なるほど。
手段が目的化したって話にすると、めちゃくちゃ分かりやすいなと思った。
これが、格闘技に限った話じゃない。
というのも、ちょうど先日、ぼくも”手段と目的”をめぐってあるモヤモヤにぶつかっていた。
場所は、税務署。
消費税の分納の相談に行ったときのこと。
10年くらい前にも分納した経験があるので、
「じゃあ、今回も払い込み用紙をもらって、コツコツ払い込むか」と思い、
「払い込み用紙いただけますか?」と聞いてみた。
すると担当者が申し訳なさそうに眉をハの字にして言う。
「いまですね、紙はなるべく使わないようになっているんですよ」
は?
紙か電子かなんて、正直どうでもいい。
こっちは”ちゃんとなるべく早く全力で払う”って言ってるんだから、それでよくないっスか~?
ぼくの頭の中に、でっかい「?」が羽を広げて飛び交った。
「えーと、じゃあどうしたらいいんですか?」と聞くと
「銀行口座からの自動引き落としでお願いします」とのこと。
...それ、最初から言ってくれ。
パソコン持ってますか、とか、イータックスで、とか、あれはなんやった。
払い込み用紙か、自動引き落としか、そんなのはただの”手段”。
目的はただひとつ、「消費税を納めること」だろう。
クレベルも同じだった。
テイクダウンは、あくまで”手段”でしかない。
「勝つ」ことが目的なのに、手段に夢中になりすぎると、本当にやるべきことを見失ってしまう。
どの世界でも大事なのは、
”何のためにやっているのか”を見失わないこと。
勝つために、支払うために--------
ぼくらは戦っている。
今日も今日とて、やきとりです。
いつもありがとうございます。
