春の詩〈スプリング・ブロッサム〉
まだ寒い朝
庭の隅に
ひとつの蕾がいたんだ
蕾は自分のことを
ただの丸い形だと思ってる
花になることも
春が来ることも
まだ知らなかった
となりには
いつも葉っぱがいたよ
なにも喋らず
風が吹けば揺れて
雨が降れば
黙って受け止める
「春は、まだ?」
蕾がそう尋ねても
葉っぱは答えない
光の向きだけを
少し変えて
影をやわらかくする
日差しは長くなり
冷たさの奥に
ほのかな温もりが混じる
土の深いところで
何かが
静かに
ほどけはじめる
蕾は
気づかないまま
待ち続けている
そして
知らないうちに
ゆっくりと
ひらいていくんだ
ある昼下がり
蕾は
もう蕾ではなかった
葉っぱは
なにも言わず
ただ
影を落とす
咲くことは
はじまるってこと
そしてほんの少しの
さよならのとき
ひらく
蕾は
急がない
夜と朝の
あいだのような
淡いの時間のなかで
固く結んだ縁が
少しずつ
ためらうように
ほどけていく
一枚
また一枚
花びらは
息をするみたいに
光を受け入れる
そのたび
空気が
わずかに揺れて
葉は
思わず
震える
風のせいではない
胸の奥が
先に
揺れてしまったから
花は
自分が
ひらいていることに
まだ
慣れていない
少しだけ
恥ずかしそうに
それでも
逃げないで
陽射しのなかに
立っている
誇らしさは
声を出さず
淡い色になって
花びらの端に
滲む
そよ風が
さらさらと
やさしく
花を
震わせる
揺蕩うように
揺れながら
花は
ここにいる
ただ
それだけで
世界は
若草色に
染まる
薄紅色の
春になる
立春、
足音に
耳を澄ます
気配を
感じる
花と草
縁の記憶
春は
誰にも告げず
気づかれぬまま
ここに来る
花、もう咲いてるね。
春は知らないうちに
来ていたみたいだ。
立春、
春を想う
風が吹いて
僕らを揺らす
世界はいま
薄紅色に
染まる
☕🌿🌷🌸🍀
新しい
春のブレンド
完成したんだ
スプリング・ブロッサム
~春の詩~
春の暖かさと
花の香り 草の匂い
そっと優しく
包み込むように
あたたかさは
一杯のカップのなかに
ひらいた春を
珈琲の香りに乗せて
華やかな温もりを
味わってみてほしいな♪
立春。
スプリング・ブロッサム、はじまります。
🌞
今日は暖かかったなあ。
日向ぼっこできるくらいに。
久しぶりに妻と2人で散歩したんだ。
ゆっくりと。
こうして一緒にいられることが
本当に嬉しいよ。
春はもうそこまで来ている。
そう感じられる1日だった。
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