【6月9日】「徒長(とちょう)」という名のSOS
こんばんは。
いかがお過ごしでしょうか。
一日を終えてお部屋に戻り、ふと植物の姿を眺める時間は、心にとって一番の特等席ですね。
これまで植物の呼吸や修復能力といった内面のお話をしてきましたが、今夜は、彼らが体を使って私たちに送ってくれる「今の環境がちょっと辛いかも」というサインについて、少し詳しくお話ししますね。
植物を育てていると、茎がひょろひょろと長く伸びてしまう「徒長(とちょう)」という現象に出会うことがあります。
これは、植物が「光が足りない!」と感じたときに起こす、生存のための必死なアクションなんです。
光が足りないと、植物は効率よく光をキャッチしようとして、本来なら丈夫に育てるはずの栄養をすべて「茎を伸ばすこと」に回してしまいます。
すると、茎は細く頼りないものになり、葉と葉の間隔が大きく開いた、ひょろひょろとした姿になってしまうのですね。
面白いのは、植物にとってこの徒長は「病気」ではなく、あくまで「光を探すための努力」だということ。
彼らにとっては、立ち止まって枯れるよりも、細くてもいいから光の方へ伸びるという選択をしているのです。
もし、お部屋の植物が徒長し始めたら、それは「今の場所よりも、もう少しだけ明るい場所へ連れて行ってほしい」という、彼らからの素直なSOS。
「ごめんね、気づいてあげられなくて」と優しく場所を変えてあげるだけで、彼らはまた落ち着きを取り戻し、今度は茎を太く丈夫にする成長へとエネルギーを切り替えてくれます。
植物の姿は、今の環境が彼らにとって心地よいかどうかを映し出す鏡のようなもの。
火曜日の夜、彼らの姿を少しだけ丁寧に観察して、もし少し伸びすぎている子がいれば、明日は特等席の窓際へ移動させてあげてみませんか。
明日もまた、植物たちと一緒に健やかなリズムで過ごせますように。
おやすみなさい。
今日のひとことメモ 🌿
「徒長した茎を切り戻すのは勇気がいる!」というズボラさんは、徒長してしまった枝の横に、小さな支柱を立ててあげるだけでOKです。それだけで植物は「もう倒れなくていいんだ」と安心し、無理に光を求めて徒長するのを止めて、今ある茎を太くすることに集中してくれます。
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