被災者にも笑う権利がある
登山家の野口健さんが氷川町に現地入りしたそうです。
私は下記を読むまで知らなかったことなんですが、3日には既に現地入りしていたそうです。
今回は野口健さんについて述べます。
3日にはもう氷川町に現地入り
上記にはこうあります。
震度7の揺れに見舞われ、断水が長期化する熊本県氷川町に、水を使わずに排せつ物を処理できる災害用トイレ6基と大量の飲料水が届いた。持ち込んだのは、登山家の野口健さん(52)。被災地支援を15年以上続けてきた経験を踏まえ、「避難所はトイレが重要」と強調する。
「これは動かないとまずい」。野口さんは地震発生直後に支援を決断し、SNSで発信を始めた。「必要なら連絡をください」との投稿を見た氷川町役場から要請があり、3日に現地入りした。
要請からすぐに現地入りしているんですね。
益城町(ましきまち)のテント村
この災害用トイレは前回の熊本地震でも益城町のテント村で活躍したそうです。
野口さんは16年の熊本地震の際、益城町に約2カ月間、テント村を開設し、被災者約600人を受け入れた。このときも災害用トイレを設置し、「期間中、ノロウイルスの感染者が1人も出なかった」と振り返る。同トイレは24年の能登地震でも活躍した。
実は私は、益城町で災害用トイレが活躍していたことは既に知っていました。
何故なら、何年か前に本で読んだからです。
記憶が曖昧になっていますが、七尾市のテント村よりも前だったと思います。
『震災が起きた後で死なないために』
その本とは下記です。
この本は、熊本地震の翌年に出版されたもので、熊本県益城町のテント村の開村から閉村までが、詳細に書かれています。
事細かな部分まではもう忘れてしまったのですが、私には印象に残るところが多くありました。
その中でも特に印象に残ったのは、我慢に対する姿勢です。
「みんな我慢している」では駄目
野口健さんが直面したのは、みんな我慢しているから例外は駄目だ、という行政の抵抗です。
これに対して野口健さんは、登山中にコーヒーを淹れて飲むことを事例に挙げています。
登山におけるコーヒーミルは無駄じゃない。
荷物が多くなろうと、コーヒーを淹れる手間暇が入ろうと、非日常にも笑顔がなくてはいけない。
荷物になってしまうと言ったって、そんなものはただの理屈にすぎないのです。
「みんな我慢しているから我慢する」では駄目。
震災後は一定以上の我慢が必ず生じてしまいますが、だからと言って、何もかもを我慢しなければならないという理屈はありません。
野口健さんは非日常の長期化、長丁場の非日常を熟知していらっしゃる方なので、我慢をし続けることなんて出来ないことを知っているということなんです。
震災後にも笑顔は必要
震災後にも笑顔は必要なんです。
どんな時にだって笑顔は必要なんです。
東日本大震災の時のことを思い出してください。
東日本大震災では何が喜ばれていましたか。
週刊少年ジャンプなんです。
今はもう、あの時の伝説のジャンプの書店は閉店してしまいました。
今はもう、紙媒体の漫画雑誌は激減です。
けれども思い出してほしいんです。
大震災の被災者にだって笑う権利があることを。
笑っている場合じゃない、と笑顔を奪うのは簡単ですが、誰にだって笑う権利はあるはずです。
益城町のテント村は、日本一笑顔の多い避難所を目指していました。
震災支援として、笑顔の多いことを目指すことはもっと広まってほしいものだと思います。
