議員にとって党首は扇風機か
私が前回、政界の第三極について述べたからなのか、下記の記事が目に止まりました。
今回は政党の代表、党首について述べます。
所謂「石破おろし」について
所謂「石破おろし」について、TVタックルのゲストはこう述べています。
番組では「石破降ろしVS石破辞めるな 参政党躍進で日本は右傾化へ!?徹底討論SP」と題して、今の政治の話題を特集。ゲスト出演した元自民党幹事長の石原伸晃氏は「石破さんは辞めないといけません。理由は簡単。民主主義国家なので選挙結果は国民の意思。衆院選、都議選、参院選と3回(負けた)。国民のみなさんが石破さんにNOを突きつけた以上は辞めるべきだと思う」と指摘。社会学者の西田亮介氏も「辞めて頂くのが分かりやすい。いかんせんどこかで行き詰まるのは明らか。早いか遅いか、時間の問題」と述べた。
一方で、弁護士の結城東輝氏は「続投せずに辞めるなら、また短期間で首相が替わる。この国は、行政のトップがコロコロ替わる。それが選挙の民意といわれれば解釈の1つかもしれないが、これからは2大政党制の夢がついえ、多党制の時代が当面続く。恐らく、1党が多数派をとる選挙はほぼこない。毎回だれかが責任をとって、選挙のたびに首相を辞め続ける未来がくるのか。私は続投してもいいのではないかと思う。まだ比較第1党でもあるので」との認識を示した。
「石破おろし」と「石破やめるな」の両論ですね。
それはルールか
私が気になったのは、「それはルールか」です。
「石破さんは辞めないといけません」と元幹事長が言っているのです。
何故か二言目は「辞めるべきだと思う」になってはいるのですが。
私は、元幹事長が本当にそう思うのなら、幹事長の在任時にルール化しておけ、と思うのです。
石原元幹事長も茂木前幹事長もこう言います。
スリーアウトチェンジだと。
何を言っているんですかね。
幹事長ともあろう人間が、本当にそう思うのならば、予めルール化しておけば良いでしょう。
党規か党則に、「総裁は三連敗の場合は辞任する」と予め書いておいたら、党のルールになるでしょう。
そこを怠っておいて「野球ならスリーアウト」などと寝言を言ってはいけません。
政党は野球ではないのです。
寝言を言うぐらいなら予めルール化しておかないと、「野球のルール」と「政党のルール」の区別もつかない老人だと見做さざるを得ませんね。
それは党益か
私が気になったのは3人より阿川さんのほうです。
3人のやりとりを受けて、エッセイストの阿川佐和子は「責任をとって(石破首相は)辞めるべきとおっしゃるんだけど、(VTRに登場した)自民党のあの人たちの顔をみると、自分の親しい人に総理になってほしいという下心しか見えてこない」と、自民党内の「石破おろし」を苦言まじりで指摘した。
これは大いにあると思います。
派閥の解散をしても自民党は派閥政治ですから。
党益より派閥益、みたいなもんがゴロゴロしていて、自派の総理総裁を望む議員が多いです。
もう派閥は無いはずなのに。
党益より派閥益を重視している議員が多いという現状からは、派閥の再結成が近いとさえ思います。
党首は扇風機か
私は、石破おろしの現状を見て、こう思います。
党首は扇風機か。
この表現は、私が伊藤惇夫さんの書籍を読んだ時に、私が考えついた表現です。
党首をコロコロ変えるのは何故か。
議員が党首に対して「風を起こす機械」かのように、思ってしまっているからです。
風を起こす機械なら役に立つから続投させる。
風を起こさない機械は役に立たないから降ろす。
民主党代表にはよく見られた光景です。
民主党は風頼みでしたからね。
いよいよ自民党総裁も風頼みになってきました。
ゆえに風次第で降ろす降ろさないになりました。
私は何度でも自民と立憲にこう言いたいです。
党首は扇風機か。
自分たちの代表として、どんな逆風選挙であろうと、一緒に頑張っていこうというのが理想です。
けれども現在は、議員が党首を扇風機扱いしていて、政党政治の理想からかけ離れています。
理想と現実は実際ありはしますが、そうは言っても、現実を理想に近づけようとしてほしいものです。
党首は扇風機ではないのですから。
