高価な衣料は投資か否か2
前回に続き、高価な衣料は投資か否かについて、もう少し述べていきたいと思います。
衣料そのものの目的から言えば、良い部屋着こそコスパが良い。これは確かです。
今回は、ローコストハイリターンの衣料ではなく、ハイコストの衣料について述べていきたいと思います。
ハイコストの衣料で、最もハイリターンなのは、防寒着です。
大震災の時に凍死しなくて済む投資です。
(駄洒落ではありません。)
日本における避難所は、難民キャンプにおける、「スフィア基準」を大幅に下回っています。
戦災から避難した難民キャンプよりも、震災から避難した避難所の方が、環境が劣悪なのです。
近所の避難所を想像してください。
体育館、公民館、どれでも構いません。
家屋が倒壊した時に、住みたくなるような場所はありましたか。無いはずです。
住環境として適してはいない場所に、寿司詰めになるのが日本の避難所です。
昭和の建物、昭和の断熱、昭和の隙間風、これに耐えなくてはなりません。
温暖化とは言っても、厳冬期の最低気温は変わらないのです。暑くなったのは、あくまでも秋。
年末年始の最低気温を見てください。戦後直後と大差無いですから。
私が「防寒について」で、防災の日常化を行っているのは、私が生き残るためです。
読んだ方に生き残ってほしいからです。
ハイコストの防寒着で、生き残る可能性を高め、避難所生活における凍死を防ぎ、免疫力の低下を防ぎ、エコノミークラス症候群を防ぐ、というのは、リターンが大きいのです。
ハイコストの防寒着は、帰宅難民から避難所生活まで考えると、極めてハイリターンなんですね。
但し、目の前に凍え死にそうな誰かがいた場合、その人を見殺しにすると、私がPTSDになるので、私の防寒着を貸さざるを得ない場面もあるだろうと思っています。
最悪の場合でも、私が凍死するだけです。
誰かの命を守るというハイリターンはあります。
皆さんに一つお願いがあります。
皆さんの周囲の人々の命を守るため、そして、私の凍死リスクを下げるためにも、防寒着には一定以上のコストをかけてはいただけませんか。
防寒と防災をきちんと踏まえた人間が増えることによって、私を含め、皆さんの凍死リスクが減るのです。
江戸時代に、麻から綿への衣料革命が起き、何がありましたか。凍死の減少なんです。
現在は、綿よりも防寒性に優れた衣料がたくさんありますから、どんどん普段使いするべきです。
囲炉裏のある体育館なんて無いのですから。
※校庭で、焚き火をする場合もあるでしょうから、その時は綿を着て、高性能な防寒着の損耗を防ぐ必要はあります。
暑さ寒さから身を守る、特に、寒さから身を守る防寒着こそが、ハイコストハイリターンです。
私が着用している防寒着については、以下の記事でどうぞ。
