片付けた後、本当に手に入るものは「きれいな部屋」ではありませんでした
片付けというと、
「部屋がきれいになる」
「収納が整う」
そんなイメージを持つ方が多いと思います。
もちろん、それも間違いではありません。
でも、たくさんの方とレッスンをしてきて感じるのは、
本当に手に入るものは、その先にある。
ということです。
今日は、私が感じている
「片付けた後に本当に手に入るもの」を
3つお話ししたいと思います。
① 時間が増える
片付けが進むと、探し物をする時間が減ります。
「あれ、どこに置いたっけ?」
と家中を探し回ることも少なくなりますし、
掃除もしやすくなります。
さらに、「片付け直す時間」も減っていきます。
そうすると、それまで片付けに使っていた時間を、
自分がやりたいことに使えるようになります。
趣味でもいい。
家族との時間でもいい。
ゆっくりお茶を飲む時間でもいい。
片付けは、暮らしの中に時間の余白を作ってくれます。
② 気持ちに余裕が生まれる
家に帰るたびに、
「片付けなきゃ。」
と思う。
リビングを見るたびに、
「また散らかってる。」
とため息をつく。
そんな毎日は、思っている以上に心が疲れます。
でも、戻しやすい仕組みができると、
多少散らかっても、
「あとで戻せば大丈夫。」
と思えるようになります。
私自身も、以前ほど「片付けなきゃ」
と自分を追い立てることがなくなりました。
戻せることが分かっているからです。
この安心感は、毎日の暮らしをずいぶんラクにしてくれます。
③ 自分が何を大切にしたいのかが分かる
私は、これが一番大きな変化だったと思っています。
片付けを続けていると、
「私は何に困っているんだろう。」
「何を解決したいんだろう。」
と考える場面が増えます。
その積み重ねの中で、
自分が何を大切にして暮らしたいのか
が少しずつ見えてくるのです。
例えば、我が家にはトースターがありません。
パンをおいしく焼けるという魅力はあります。
でも、持てば置き場所が必要になりますし、
掃除するものも増えます。
私にとっては、
パンがおいしく焼けることよりも、
収納スペースに余裕があることの方が大切でした。
だから、持たないことを選びました。
食洗機もありません。
食器を洗ってもらえるラクさや、
その時間を別のことに使えるという良さはあります。
でも私にとっては、
洗い終わった食器を見て、
「しまわなきゃ。」
と思うことの方が負担でした。
忙しい日もありますし、何もしたくない日もあります。
その「やらなきゃ」が残るくらいなら、
自分で洗って、その場で片付ける方がラク。
それが私に合う暮らし方です。
もちろん、これは私の考え方です。
食洗機があることで暮らしがラクになる方も、
たくさんいらっしゃいます。
大切なのは、
どちらが正しいかではなく、自分は何を大切にしたいのか。
それが分かることです。
この感覚が身につくと、
モノを買う時も、
「便利そうだから。」
「みんなが持っているから。」
ではなく、
「これは私にとって、本当に必要だろうか。」
と考えられるようになります。
だから、納得して選べるようになりますし、
後悔することも少なくなります。
片付けで手に入る、一番大きなもの
片付けをすると、部屋はきれいになります。
でも、それだけではありません。
時間が生まれ、
気持ちに余裕が生まれ、
そして、自分が何を大切にしたいのかが分かるようになります。
私は、
片付けた後に手に入る一番大きなものは、
きれいな部屋ではなく、
「自分の価値観」なのではないかと思っています。
それが分かると、人と比べることも少なくなり、
暮らしの選択に迷う時間も減っていきます。
片付けは、モノを整えることではなく、
納得する暮らしを選べるようになるための時間。
私は、そう思っています。
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