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騙されたコスプレカメラマンの逆襲とSONY RX100

別にコスプレイヤーさんに騙された訳ではないので安心して欲しい。

騙されたのは、メルカリで購入したSONY RX100コンパクトデジタルカメラのことだ。「動作確認済み」ということで購入したら、何もしていないのに勝手に電源が入るという困った代物だった。
(たしかに「動作確認済み」という説明内容だから、「騙した訳ではない」と言われれば仕方ない……そんな訳あるか!)


SONY RX100の購入理由

このところコスプレ撮影に使っているSONY RX1Rも同じだけれども、そもそも両方ともコスプレ撮影用に購入したものではない。

最初は職場の山ガールから相談を受けて、実機検証するために購入した。何しろ機種や世代によって細かい部分で機能が異なっているので、インターネットや生成AIから得た説明だけでは信用できない。

「できるだけ登山に負担とならず、満天の星空にある星座を撮影できるようなコンパクトデジタルカメラがほしい」というのが発端だった。

  • 数十秒のシャッター開放(バルブ撮影)が可能

  • 最小絞り値が小さいとうれしい

  • 三脚に固定できるとうれしい

調べてみるとわかるけれども、これは相当なハイスペックが必要となる。それからカメラに詳しい人は「シャッターを押した時にカメラが動かないようにレリースなんかも必要なのでは?」と質問するかもしれない。

そこは大丈夫。
黒紙でレンズ覆った状態でシャッターを押し、撮影が終わったら黒紙で覆ってからシャッターを閉じれば良いのだ。

もともと小学生時代は天体望遠鏡に一眼レフのカメラを装着して、土星や木星を撮影していた。だから「星座撮影」と言われると脊髄反射的に振り向いてしまうし、若い頃(小学生)の想い出を捨て去ることができなかったという訳だ。
(自分でも久しぶりに星座撮影したい…… 原点はそこだった)

しかし家族を養っている身で予算は厳しい。新品など購入する余裕はないから、メルカリで手頃な価格のRX100M3(第三世代機)を購入した。スマホとカメラはメルカリで購入しない方が良い…… 今はそのように反省している。
(Amazonでの購入はトラブルに遭遇しないので、別にメルカリに限らず、フリマの闇は怖いというところだろうか)

ともかく届いたRX100M3は数時間ほど快調に動作したものの、とつぜんYシャツの胸ポケットの中にしまっていた時に電源が勝手にオンとなり、ズームレンズが伸び出した時には驚いてしまった。
慌てて検索したら、これはRX100M3初期型に特有のトラブルで、かつてSONYが回収&修理を実施したとのことだった。
(もちろん今はM7時代であり、無償修理期間はとっくの昔に終わっている。とほほほほほ)

まだ貴様は戦える

さて酷いカメラを手に入れてしまった訳だけれども、それで逆に挑戦意欲が湧いてきた。
「電源が勝手に入って困るのだったら、使わない時にはバッテリーを取り外しておけば良いじゃない」という訳だ。別に旅行に持参して、ここぞという時にだけポケットから取り出して撮影するという訳ではない。
星座撮影だったら、撮影する時に電源オンして動作してくれれば十分だ。

そしてこういう状況だからこそ、徹底的に使い尽くしたい。
そこでコスプレ撮影に投入してみることにした。

実はRX100M3はレンズの光を受けるセンサーが1型と小さいけれども、裏面照射型CMOSセンサーなので表面型センサーよりも逆光撮影などに強い。おまけにツァイスの24mm-70mmズームレンズなので、背景ボケこそ今一つだけれども、Canonミラーレス一眼カメラの廉価版キットレンズよりも遥かに優秀だ。

「立て!まだ戦える!」という訳だ。

そしてRX100M3は今でも十分に使える撮影データ品質だけではなくて、幾つもの特長を備えているのだ。

逆光撮影

まず先ほどのように裏面照射型CMOSセンサーを備えているという長所に加えて、RX100M3は強みを持っている。

小型とはいえストロボを内蔵しているので、逆光撮影で顔(暗部)を起こすことが可能なのだ。

内蔵ストロボが頼もしい

さすがに背面液晶はタッチパネルではないけれども、RX1RM2というかRX1R第二世代機と登場時期が同じだけあって、裏面照射型CMOSセンサーに加えて、瞳AFなどの機能も装備している。そしてダイヤルを見れば分かるように、本格的なミラーレスカメラと同じ撮影設定が可能になっている。特にM……マニュアルモードで撮影できるというのは、自分にとって大変に助かる。
ちなみに逆光撮影だけなくて、暗所撮影にも強い。

内蔵ストロボからTT560ストロボを操作

こちらはCanon EOS R50だけれども、RX100M3も内蔵ストロボからS2スレーブモードでNeewer TT560ストロボを利用することができる。

ただしRX100M3の内蔵ストロボはHSS(ハイスピードシンクロ)撮影にも対応しているけれども、TT560利用時は最大1/250秒程度のシャッター速度しか使うことができない。
そして逆にいえばHSS撮影できるのでコスプレイヤーさんやポートレートのモデルさんをアップで撮影することにも利用できる。

小さいけれども、実に頼りになるヤツなのだ。

ローアングル撮影も可能

タッチ操作に対応していないチルト式液晶モニターのSONY RX100M3だけれども、百均の手鏡を使えばローアングル撮影は可能となる。
そもそもAF(オートフォーカス)機能が充実しているので、X-A5のように詳細な構図を決めるのに液晶モニターと睨めっこする必要がない。

百均のコンパクトミラーを利用したローアングル撮影

そういえば数か月前のアコスタ池袋でも、白いRX100を持ち歩いている若者たちがいたっけ。

うん。
SONY R100M3は立派にコスプレ撮影に利用できるのだ。
(有効画素数も2010万画素と十分なレベルだし)

まとめ:災いと転じて福となす

そんな訳で騙されて購入したRX100M3だけれども、今のところ十分な品質でコスプレ撮影に利用できている。

風景撮影では最強クラス

そんな訳でSONY RX100M3で騙されたコスプレカメラマンは、「写真の借りは写真で返す」といった具合に、RX100M3をフル活用している。

見る人が見れば唸り声の出る魔改造

もちろんフル活用できるのはRX100M3が本来持っている機能に加えて、49mmフィルターを自由に使えるという点もある。
ご覧のように39mm→49mmステップアップリングアダプターを両面テープで貼り付けてやると、フィルターを自由に交換可能なカメラが誕生する。

ここに逆光撮影時の肌テカリ防止用にNDフィルターを装着したり、KenkoミストフィルターNo.5を装着して撮影することも可能だ。

さてRX1RM1とRX100M3の組み合わせでどこまで行けるか……最近は20kgを超える超重量コスプレ荷物で腰を痛めてしまったが、これらだけで済ませることができるのは大変に助かる。

コスプレイヤーさんたちには頼りない存在と映ってしまうかもしれないが、見る人がいればわかるだろう。

そんな訳で次のコスプレイベントも楽しみに待っている状況なのだった。

それでは今回は、この辺で。ではまた。

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小野正樹


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