『仙女魂』が映した、AI時代に本当に人が求めるもの。
少しタイムラグはありますが、センダイガールズ女子プロレスリングの勢いが本当に凄い、という話です。
最近、毎週楽しみにしているYouTubeがあります。
『仙女魂』。
センダイガールズ女子プロレスリングが、日本武道館大会までの道のりを追い続ける密着ドキュメンタリーです。
正直、久しぶりに「毎週配信が待ち遠しい」と思えるコンテンツに出会いました。
そして、それは自分だけではなく、多くのファンや関係者も同じではないでしょうか。
同時に思ったことがあります。
「あぁ、流行とはこうして生まれるのだ。」
そんな令和版の成功事例を見ているような感覚です。
テレビという巨大メディアの力が絶対だった時代から、自社メディアを持ち、自分たちで物語を届ける時代へ。
その中で、『仙女魂』はコンテンツとYouTubeという媒体の相性を、これ以上ない形で証明しているように感じています。
先日デビューした高野玲菜選手。
きっと多くの人が、気づけば応援していたのではないでしょうか。
入門。
厳しい練習。
悔し涙。
公開プロテスト。
そしてデビュー戦。
視聴者は数か月という時間をかけて、その成長を見守ってきました。
だからデビュー戦は、単なる新人デビューではありません。
「頑張れ。」
そんな感情が自然と湧いてくる。
これは試合のカードだけでは絶対に生まれない感情です。
『仙女魂』が積み重ねてきた時間が、人の心を動かしていたのです。
この感覚は、今の時代を象徴しているように思います。
数年前までの女子プロレスは、「アイドル性」が大きな武器でした。
もちろん、その価値は今でもあります。
可愛い。
写真映えする。
会いに行ける。
それらはこれからも大切な要素でしょう。
しかし、それだけでは人は熱狂しなくなってきました。
最近の女子プロレスを見ていると、明らかに流れが変わっています。
求められているのは、
「本当に強いのは誰なのか。」
という勝負論です。
そしてもう一つ。
団体全体の空気感。一体感。
いわゆる"グルーヴ"です。
選手一人ではなく、その団体全体を応援したくなる熱量。
リングの上だけではなく、リングの外まで含めて好きになってしまう空気。
そんなコンテンツが、今とても強いように感じています。
では、なぜ今なのでしょうか。
なぜ女子プロレスに「強さ」が求められ、なぜドキュメンタリーがこれほど人の心を動かすのでしょうか。
そして、それはAI時代とどんな関係があるのでしょうか。
今回は、そんなことを社会の流れと重ねながら考察してみたいと思います。
以前にも書きましたが、女子プロレスには男子プロレスとは少し違う魅力があります。
強さそのものが物語になる。
もちろん、それは技術だけではありません。
どんな人生を歩んできたのか。
どんな覚悟を持ってリングへ上がっているのか。
どんな壁を乗り越えてきたのか。
そうした「人間そのもの」が勝負論をより面白くしています。
そして、これはプロレスだけの話ではありません。
AIが文章を書き、
AIが映像を作り、
AIが音楽を作る時代になりました。
便利な時代です。
これからもっと便利になるでしょう。
しかし、その一方で人は逆に、
「本当にその人が生きている姿」
を求め始めています。
失敗や葛藤。
努力。
涙。
成功。
編集では作れないリアルです。
だからドキュメンタリーが刺さる。
だからVlogが伸びる。
だから裏側が見たくなる。
『仙女魂』は、ただの団体紹介ではありません。
一つのプロレス団体という一座が、日本武道館という夢へ向かう物語であり、選手一人ひとりの人生を映したドキュメンタリーです。
営業もする。
会場設営もする。
練習もする。
悩む。
笑う。
泣く。
全部さらけ出している。
だから応援したくなる。
そこにはAIでは再現できない熱量があります。
これはPPPTOKYOにとっても、大きなヒントでした。
これからの時代は、興行を作るだけでは足りません。
人生を届けること。
選手という人間を好きになってもらうこと。
リングの外まで含めて応援してもらうこと。
それが、これからのコンテンツの価値なのだと思います。
PPPTOKYOもまた、もっと選手の人生を映していきたい。
もっと裏側を届けたい。
もっとリアルを伝えていきたい。
綺麗な成功談だけではありません。
悩み、失敗し、それでも前へ進む姿。
そこに、人は感情移入するのだと思います。
AIが進化するほど、人間らしさの価値は上がっていく。
そして女子プロレスもまた、
「可愛い」だけではなく、
強い。
本気。
生き様。
そうした価値が、もう一度評価される時代に入ったように感じています。
さて、ここからは、もう少し踏み込んだ話をしたいと思います。
なぜ女子プロレスは男子プロレス以上に「強さ」で語ることができるのか。
そして、男子プロレスはこれからどこへ向かうべきなのか。
これはあくまで一つの私見ですが、我ながらかなり本質に近い考察ができた気がしています。
女子プロレスにおいて「強さ」が求められる理由、それは
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