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【公式フューチャーマッピングnote|第0回(プロローグ/特別公開)】

こんにちは、神田昌典です。

この「公式フューチャーマッピングnote」をはじめた理由は、
私のまわりにいる「フューチャーマッピング」の実践者たちが、あまりにも魅力的だからです。

AI時代にこそ必要な、人間ならではの創造的課題解決法。
それが、フューチャーマッピング。

そして、その実践者たちが生み出している事例が、
あまりに画期的で、あまりに感動的で。
これは、私だけのものにしておくのは、もったいない。
共有しなければ、と思いました。

だから本来なら、
初回は「フューチャーマッピングとは何か?」から始めるつもりでした。

けれど──
今回の第0回は、
少し変わった始まり方をします。

というのは、突き動かされる感じで、
これからご紹介する原稿を、衝動的に書いちゃった
んですね。

そこで、どこで公開しようかなと悩んでいたんですが、
ちょうどまぁ、このnoteの公開を予定していたので、
急遽、こっちに載せようかということになりました。

で、実際、こちらに掲載してみたら、
次の原稿、むしろこの公式noteの「プロローグ=狼煙」そのものだった。

ようは、AI時代に生きる人間を謳歌するためには、
ひとつ私がやらなきゃならないことがあったんです。

だから、この公式noteは、
第0回の、ここから始めます。

⬇︎

なぜ私は「PASONAの法則」を捨てたのか?


私は、恐れていた。この記事を書くことを。

25年以上も前、私は一つの武器を作った。
PASONAと呼ばれるその型は、瞬く間に広がり、多くの人の手に渡った。
そして——誤解され、誤用され、時に人を傷つける刃となった。

私は、それを見てきた。
そして、今日、私はそれを手放す。

理由は、二つある。
一つ目は、格好いい理由。
「AI時代、誰もが書けるようになった。だから構成を順番に並べるだけの“技術”は、もはやコモディティ。だから、それ以上の効果がある、新しいモデルを開発した」

実際、それは嘘じゃないけれど、
もう一つの理由——こちらが本当だ。

数年前のある日。ある著名な大企業から、こう言われたのだ。
「PASONAという言葉、使わないでください」

あはは。大人の事情って、やつです(爆)。

だが、その瞬間、私は思った。ああ、やっと終われる。
25年間、私が抱えてきた重荷
を、ようやく下ろせる。

ただ——私は、ずっと引っかかっていた。
「PASONAの法則」を、誤用した人が“悪い”だけでは、説明がつかない。
もっと奥に、見えない「仕組み」がある。


私が「PASONAの法則」を書籍化しなかった理由

PASONAの法則は、頭文字を取っただけのものだ。
当然のことながら、特定の会社とは全く関係ない。

そして——理論的なフレームとして見れば、今なお、十分に機能する。
PASONAの法則とは、次の売れる構造の頭文字をとった略語である。
あなたが何かを売ろうとしたとき、次の順番で、伝えるべきことを伝えると、魔法のように売れるのだ。

問題(Problem)・煽り立て(Agitation)・解決策(Solution)・オファー(Offer)・絞込み(Narrow)・行動(Action)

初心者が最初に学ぶフレームとして、わかりやすい。
ただし、正しく使えば、の話だ。
大切なことは、相手の深い痛みに、静かに寄り添うこと。
「わかる、その感覚」と、心の底で頷かせること。思いやりを起点に、共鳴を生むこと——それが「A」の本質だったからだ。

ところが。
途中から、ツールが一人歩きし、誤用が増えた。
世の中では、単純に、煽ればいいと教えるものが出始めたのである。

「このままではまずい」
「あなたは損をしている」
——不安を植え付け、焦りで動かす。

思いやりなき共感は、もはや操作だ。
だから、私はPASONAの「A」をAgitation(煽る)から、Affinity(親近感)に変えた。そして、それをさらにEmpathy(共感)へと進化させた。

これからの人には、こう呼んで使うことを勧める。
PESONA、と。

でも——私は知っていた。当初から、わかっていたのだ。
PASONAの法則は、誤解される。
「相手の深い痛みに寄り添え」と教えたとき、それを誠実さとして受け取る人間がいる一方で、武器として受け取る人間もいる。

共感を装った操作。
思いやりの皮をかぶった圧。

技術というものは、渡した瞬間に、作った者の手を離れる。
どう使われるかは、受け取った者次第だ。

だから私は、あえて書籍にして広めることを選ばなかった。
25年間、ずっと。
本を書けば、広まる。広まれば、誤用される。
誤用されれば、人が傷つく。そして、分断が生まれる。

それは、私が作りたかった世界じゃなかった。


世の中が、疲れている


先日、Xに、「私がPASONAを捨てた」と投稿したら、想定外の反響があった。

なぜか?
それはたぶん、多くの人が同じことに疲れているからだ。

見渡せばわかる。問題を騒ぎ立てて批判する声だらけだ。
SNSを開けば、誰かを叩いている。誰かを断罪している。

「あいつはバカだ」
「あいつは間違っている」
——そういう言葉が、タイムラインを埋め尽くしている。
その結果、社会は分断しつづけている。

批判には、自分のポジションをとる近道だ。
だが、問題を騒ぎ立てることで得られるのは、「分断」。
分断に加担する、マーケッターに、私はならない。

マーケッターの仕事は、
世の中に必要な価値を、必要な人に届ける仕組みづくりだ。

だから、分断じゃなくて、
マーケッターの仕事は、橋渡し、そして昇華。

これは、技術論じゃない。美意識だ。


PESONAの限界

では、PESONAの何が問題なのか。

PESONAの構造を、もう一度おさらいする。

問題を起点にする。
相手にフォーカスする。
顧客の痛みから深く考える。

これは正しい。
初心者が最初に学ぶべきフレームとして、これ以上のものはないかもしれない。

しかし——私たちプロは、もっと奥底へ行かなければならない。
PESONAが捉えている「問題」は、顧客がすでに意識している問題。
顧客自身が「これが悩みです」と言える、表面上の問題だ。

だが、そのレベルであれば、AIライティングで十分。
正直、結構、売れると思うよ。
しかしみんな同じようなものを、同じような言葉で販売するわけだから、
商品が消費されると同時に、
あなたの生きる意味が消費されていく。

だったら、どうすりゃいいんだ、私たちは?


「隠れた敵」を暴け

人が動けない理由、変われない理由、選べない理由——
それは、本人も気づいていない「構造的な壁」の中にある。

これを私は「Nameless Enemy(名もなき敵)」と呼ぶ。

たとえば、こういうことだ。
「ダイエットしたいのに、できない」という人に対して、PESONAは「あなたの問題は食べ過ぎと運動不足です」と言う。その通りだ。正しい。

でも、Nameless Enemyの視点で考えると、こう問う。

「なぜ、わかっているのにできないのか?」
「何が、行動を阻んでいるのか?」
「社会構造として、何があなたを太らせているのか?」

すると、答えが見えてくる。

食品業界の過剰な糖質添加かもしれない。
「忙しい」という文化的プレッシャーかもしれない。
SNSが生み出す「完璧な身体」という幻想かもしれない。

そして——もっと厄介なものがある。
ここからが本題だ。
私たちの敵はAIじゃない。
SNSでもない。エプスタインでもない。

敵は——「恐れで人を動かす設計」だ。

恐れが報酬になる場所。
怒りが伸びる場所。
断定が正義に見える場所。

そういう環境の中で、人は考える前に反応するように誘導される。
反応すれば疲れる。疲れれば判断できない。

判断できなくなった人間が最後に選ぶのは、いつだって同じだ。
自らの意志を自ら手放し、自らの存在を他人に受渡すのだ。

つまり、恐れを燃料にして、分断を増やし、判断を奪い、存在を放棄させる構造 —— SNSの奥にあるアルゴリズムの設計。

これが、私が“敵”と呼ぶものだ。

だから私は、捨てる。
恐れで動かす側の文章を。

これを暴いたとき、売り手は買い手の“敵”ではなくなる。
売り手と買い手が、同じ敵に向かって共同戦線を張れる。
これが、社会性に直結する。
これが、ブランドが「信念を持った存在」になる瞬間だ。


AI時代の、新しい戦い

AIが登場して、文章を書くこと自体のハードルは限りなく下がった。
コピーライティングの技術は、コモディティ化した。
PESONAの型を学んで、それを使うことなど、AIが一瞬でやってしまう。

だとすれば——差別化とは何か?
技術ではない。型でもない。

「なぜ、あなたがそれを言うのか」という“存在の文脈”だ。

誰が言うか。
どんな歴史を持って言うか。
どんな未来を見て言うか。

これは、AIには出せない。
これからのマーケティングに必要なのは、
フレームワークの「使い方」ではなく、「存在の設計」だ。


だから、私は「D‑BE UNICK」を作った

D-BE UNICK ーー ディ・ビィ・ユニークと読む。
この名称を採用したのは、
ユニークな存在である「あなた」を世に出すためだ。

今、世界は変わろうとしている。
さまざまな嘘が、ばれはじめている。
権威が崩れ、虚飾が剥がれ、本物が求められている。
そして——光の存在である、あなたに活躍してもらわなければならない。

あなたは、光だ。

これまで誠実に生きてきた。
本質を追い求めている。
そして、誰かの役に立ちたいと願っている。

でも、まだ世界はあなたを知らない。
なぜなら、あなたは「問題」から語り始めるからだ。
なぜなら、あなたは「違い」を宣言していないからだ。

だから、今なら渡せると思った。
偽りの共感を武器にするのではなく、
真の共感を共同戦線の起点にした。

それが——D‑BE UNICK(Design To Be Unique)だ。
ユニークな存在を設計せよ、ということだ。

そして、ここでひとつだけ。
D(Distinction)は、個人的な心情じゃない。

商品だ。
提案だ。
提供価値だ。

しかも“自慢”ではない。

価値を明確にし、信頼性を匂わせ、それがもたらす可能性まで一気に刺す。現在・過去・未来が同時に立ち上がる言葉で、相手の視界からライバルを消す。

そうすると、相手の口から出る質問が変わる。
「他社との違いは?」じゃない。

「どうやって?」になる。
ここまで連れていけたら、もう勝負は終わっている。


D‑BE UNICK(基本設計)
—“8枚のカード”で一気にわかる


D‑BE UNICKは、難しい理論じゃない。
8枚のカードだ。順番に並べると、読み手の頭の中で「比較」が止まり、「物語」が動き出す。

ポイントは、ただ一つ。
Dは心情ではなく、“提供価値の宣言”で始める。
自慢じゃない。

あなたに相応しい顧客、そして協力者を見分ける一撃だ。

この8枚を、順に出す。
すると、読み手の頭の中で起きる現象が変わる。比較して選ぶ前に、理解して腹落ちして、動き始める。

だから、コピーは「売り文句」じゃなくなる。「存在の宣言」になる。


ここから先は、プロの技だ—“30分で作る”手順を見せる


ここから先は、プロの技だ。
だが、やることは増えない。むしろ減る。
あなたがまず作るのは、8要素全部じゃない。

最初は3つでいい。

D→B→E。

これだけで、読み手の脳内からライバルが消える。
なぜなら、比較の入口を塞げるからだ。

まず、これをやってほしい。
紙を一枚出して、30分だけ時間を取る。そして、下の3行を埋める。

埋めた瞬間、あなたの商品は「説明」から「宣言」に変わる。

ここまでで、文章の空気が変わる。読み手の質問が変わる。
「他社との違いは?」が消えて、「どう進める?」が立つ。
これが、勝ちサインだ。

では、なぜ今このやり方が必要なのか。

そこから先がUとNだ。

そして最後に、I・C・Kで“走らせる”。
Iは「だから、問題の前に宣言を置く」という勝ち方の切り替え。
Cは「質問が変わる」体感。
Kは「今やろう」の一歩。
これで、読み手は“納得”で終わらず、“実装”に入る。

もう一度、8要素を「現場で使う順」に並べると、こうなる。

問題(Problem)は、3番目以降に来る。
AI時代のナラティブ(Distinction=違いの宣言)が最初に来る。

これが、「PESONA」と「D‑BE UNICK」の決定的な違いだ。


D‑BE UNICKの起源

実は、この構造には元ネタがある。

The 16-Word Sales Letter™: A proven method of writing multi-million-dollar copy faster than you ever thought possible。(未邦訳)

そこで大枠が説明されている。
ただし私は、それをそのまま「型」として使うのではなく、「なぜ」という世界観——つまり時代との整合に照らし、あなた自身の、そしてあなたのクライアントの、存在を表現する喜びのために、私なりに再設計した。


なぜ、私はこちらを好むのか


理由は、先ほど述べた通りだ。
世の中は、批判と分断に疲れているからだ。
そして問題を論えば論うほどに、
判断を手放し、意志を手放し、そして、最後には存在を手放してしまうからだ。

ただし、それはあなたのせいではない

問題点から入ってしまうのは、あなたのせいではない。
それだけ問題が溢れているからだ。

しかしながら、逆に言えば——なぜ問題が溢れるのか? 
それを引き起こしている、見えない敵とは何か?

答えは、シンプルだ。
恐れがクリックになり、恐れが拡散になり、恐れが金になる構造があるからだ。

怒り、不安、恐怖
——それらは、人間の最も原始的な反応を呼び起こす。
だから、クリックされる。シェアされる。拡散される。
その結果、SNSは、ここまで拡大してきたのだ。

ただし、これからは——同じプラットフォームを使って、問題ではなく、

君の違いを打ち出せる。君の存在を証明できる。

構造が見えたなら、構造を使え。

プラットフォームが成長したなら、そこで戦え。
ただし、戦い方を変えろ。
問題を煽るのではなく、存在を設計する側に立て。

君の存在を、貴社の商品の違いを、宣言しろ。
これが、D‑BE UNICKだ。


もし、これがPESONAだったら?

参考までに、もしこの記事をPESONAで書いたら、どうなるか——構成を見てみよう。

これを読んだとき、あなたはどう感じるだろうか?
おそらく——「自分の問題を解決してもらえそうだ」と感じるはずだ。
悪くない。それは正しい反応だ。そして、セミナーに申し込むかもしれない。

でも、実際にあなたが読んだこの記事は、そうではなかった。
私は問題から入らなかった。「私は、恐れていた」から始めた。

なぜか?

恐れで人を動かす設計に、言葉を売り渡したくなかったからだ。
問題を騒ぎ立てれば、人はクリックする。
だが、その恐れは分断を生む。

私は、その道を選ばない。
だから私は、まず“在り方”を出した。
次に“敵の正体”を出した。
最後に“設計図”を渡した。

売るためじゃない。橋をかけるためだ。


受け取る側の、感情の違い

PESONAで書かれた文章を読むと
——「自分の問題が、解決されそうだ」と感じる。

D‑BE UNICKで書かれた文章を読むと
——「この人の“在り方”に、共鳴した」と感じる。

前者は、顧客を生む。
後者は、仲間を生む。

どちらが正しいということではない。
ただ——あなたが何を生み出したいかで、使う構文は変わる。


初心者へ、プロへ


最後に言っておきたい。
初心者は、PESONAから入っていい。
問題に向き合い、相手の痛みにEmpathyで寄り添うこと。
それは、マーケティングの原点であることに変わりない。

そこをすっ飛ばして「俺はもっと深い思想でやる」と言っても、足元が固まっていない。

でも——プロなら、そこで止まるな。
問題の奥にある「隠れた敵」を見ろ。
顧客が言語化できない「構造的な壁」を暴け。
そして、売り手と買い手を戦わせる「構造的な壁」を破壊するために
見えない敵を白日の元に晒す設計図を描くのだ。
それが、AI時代に人間だけが持てる武器だ。


あなたは、どちらを選ぶか


批判するのか。解決するのか。
問題を騒ぎ立てるのか。出口を見せるのか。
分断を広げるのか。昇華するのか。

そして——
顧客を生むのか。仲間を生むのか。

マーケッターとは、言葉で未来を設計する者だ。

PASONAは役目を終えた。
PESONAは、初心者へ。

そして、私は——
次の25年を、D‑BE UNICKで生きる。

君は、どうする?

君の名を、世界はまだ知らない。
でも、もうすぐ知ることになる。

君の存在を、言葉で設計しろ。
そして君の名を、
世界に宣言せよ。

神田 昌典



🎬 次回予告


D-BE UNICKは、
世界にムーブメントを起こす言語戦略である。

だが、
すべては「D」から始まる。

Distinction。圧倒的な違い。

それは、今の延長線上にはない。

未来を先に描き、
そこから逆算したとき、
はじめて“必然の違い”が浮かび上がる。

違いを今の中に、探すのではない。
会社、商品、そして君が存在する理由を
未来から鷲掴みにするプロセス
これから、ご覧いただこう。

◉おまけ
神田昌典と、ちょっと話してみたい?
今のキャリアの先が見えない方は
経験を整理し、 次の肩書きと活動の軸を見つけられ

副業を始めたが、伸びきらない方は
強みを言葉にし、 選ばれる理由と商品の軸を見つける。

実績はあるが、頭が休まらない方は
迷いを整理し、 本当に決めるべき次の一手を見つける

立場は違っても、止まっている理由は同じ。
自分の中にあるものが、まだ一本につながっていないだけだ

突破Aiは、答えをくれるだけのAiとは違い
あなたの経験を言葉にし 迷いを整理し、次の一手に変えるAiです。

答えをくれるAIは、 もうたくさんある。
あなたの価値を言葉にし
選ばれる理由と、次の一手を見つける。

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