見出し画像

人間学辞典 #005意識

定義

意識とは、思考や感情に気づいている存在である。

意識は、思考でも感情でもない。

喜びも悲しみも、不安も怒りも、すべて移り変わる心の反応である。

それらを静かに見つめている存在。それが意識である。


人間学の視点

私たちは普段、自分を思考や感情そのものだと思い込んでいる。

「私は怒っている。」

「私は不安だ。」

しかし、本当に怒っているのは意識ではない。

怒りという感情が生まれていることに、意識が気づいているのである。

この違いに気づいた瞬間、人は感情に支配される人生から、感情を観察できる人生へと変わり始める。


なぜ重要なのか

人生を苦しくしているのは、出来事ではない。

出来事に対して自動的に反応してしまうことである。

意識に立ち返ることで、

感情に気づき、

思考に気づき、

固定観念に気づくことができる。

気づきが生まれれば、新しい選択ができる。

だから意識は、人間の成長と自由の出発点なのである。


実践

感情が大きく動いたとき、自分に問いかけてみよう。

「私は怒っている」のではなく、

「怒りが湧いていることに気づいているのは誰だろう。」

その問いが、意識へ戻る第一歩になる。


問い

あなたは、思考や感情を生きていますか。

それとも、それらに気づいている存在ですか。


人間学とは、答えを集める学問ではない。問いを育てる学問である。

人間学探求家 仁科雅朋



いいなと思ったら応援しよう!