ER世代が泣く医療ドラマ。「The Pitt」シーズン1を見た。
ER緊急救命室から「The Pitt」へ
医療ドラマはずっと好きだった。
「ER緊急救命室」「救命病棟24時」「コード・ブルー」。
「グレイズ・アナトミー」も「MER」も「コウノドリ」も観てきた。
でも原点はやっぱり「ER緊急救命室」。
ドクター・グリーン。
外科志望のベントン。
甘いマスクの小児科医(ジョージ・クルーニー)。
そして、まだ若い研修医のカーター。
そのカーターを演じていたノア・ワイリーが、今度はベテラン救急医として帰ってきた。
それが「The Pitt」
(Max / HBO Max制作、U-NEXT独占配信)
***
1話=1時間のリアルタイム
救急外来ほぼ固定。
処置。判断。次の患者。
無駄な恋愛尺はほぼない。
それがいい。
グレイズの「今日もキスしちゃった」感はなく、主役は医療の圧。
完全に好みのど真ん中だった。
***
「感動」ではなく「消耗」を見せるドラマ
物語は救急外来の一日を、ほぼリアルタイムで追う。
ヒーローはいない。
奇跡も多くない。
恋愛で盛り上げもしない。
“感動させる”というより、
“消耗を見せる”ドラマ。
拍手も、感動のBGMもない。
あるのは判断と疲労と、あふれる患者。
***
泣いた場面
17歳の脳死。
赤ちゃん誕生。
同じ病院で生と死が同時に進む。
妹を助けようとした女の子。
善意が報われない現実。
フェス銃撃。
数の暴力。
彼女を救えなかった医者の無力感。
どれも静かで、重かった。
***
ノア・ワイリーという時間
最初、誰かわからなかった。
でも目元と口元はあのままだった。
顔には疲労の深みがあった。
演技というより、時間の層。
若い頃に観ていたERとは刺さり方が違う。
昔は「頑張れ」と思って見ていた。
今は「よく回してるな」と思って尊敬する。
これはもう、クロニクル。
***
一日の終わり
やっと一日が終わって、
缶ビールを開けて仲間と乾杯する。
イヤホンを付けて、音楽を聴きながら静かに家に帰るその後ろ姿を見て、
ちょっと本気で
「お疲れ様でした」と思った。
***
医療ドラマが好きな人には、ぜひ観てほしいと思う。
***
いいなと思ったら応援しよう!
いただいたチップは大事に使います♡