織姫と彦星、まだ続いてんの?って毎年思う話
年に一度の七夕。
「わあ、一年ぶりだね。今年も元気?」
「うん、インフルかかっちゃったけど、なんとか」
「えー、コロナは回避したのに残念だったね。もう大丈夫?」
「ちょっとだるさが残ってるかな。歳かもしんないけど」
「またちょっとお互い老けたよね。老眼に白髪に…」
「本数まで減ってるよ」
「そのうち、ふたりとも魂だけになるかもねー」
「いやもう、実存すらしてなかったりして(笑)」
「魂で会話してるのかな。ふふふ」
「こんな会話、もう1000年はしてるね」
「えー、2000年はいったでしょ。知らんけど…。」
七夕のたびに、織姫と彦星は再会して、こんな会話をしてるんかなと、若いころから思ってた。
1年に1度しか会えない。
ロマンチックなようで、1年に1度しか会わないのって、恋人と言えるのか。大人になったら、1年なんてあっという間に過ぎるけど、それでも少なすぎる。
実際に、年に1度会うことについても考える。
私の先輩たちは、4年に一度のオリンピックイヤーの年末に、同窓会をしている。私なら、2回に1回はパス。4年ごとに同級生と会い続けても仕方ない。(だから友達少ない)
自分の友人たちとは、50歳でパーティをし、55歳はコロナで流れ、次は60歳。
来月も少人数で集まるけど、遠方や仕事もあり全員はそろわなかった。こっちは残念。1年に数回は会いたい。
実際、年に1度は少ないようで、ハードルが高いと思う。
でも、織姫と彦星は、同級生じゃなくて、恋人同士よね?
織姫と彦星って、無職なのかな。暇で会いやすいのかもしれない。
もしくは、星乃珈琲でバイト?
実際、そんな名前のコーヒーあるし。名義貸し?
そういえばふたりって、イチャつきすぎて仕事をサボったせいで、天帝(神様)に怒られて、年に一度しか会えなくなったんよね。ってことは、あまり真面目じゃないかも。
7月7日に向けて、お肌の手入れでもしてるのかな。
体調の問題もあるだろうし、7月7日はたいてい平日。
会うとなると、スケジュール調整も大変なはず。
……実はもう、Zoomで済ませてたりして。
コロナ禍以降、その可能性はけっこう高い。
「ほら、地上のみなさんが期待してるから〜♪」って、
ログインだけして、短冊をパラっと読んで、“会ったことにしてる”とかね。
そういえば昔、私、遠距離恋愛をしてたことがある。
大学卒業後の彼が、就職すると思ってたのが、どっかの専門学校に行ってしまった。大阪にいない。会えたのは、年に数回かな。
同時期にあったドラマ「逢いたい時にあなたはいない…」が、切なすぎた。
みぽりんと、大鶴義丹の遠距離恋愛ドラマ。
友達まで、「これ、まるこたちやん」って重ねてくる。みぽりんも頑張っているーーー。(いや、そこは義丹より風間トオルを選ぶな、私なら。)
「シンデレラエクスプレス」の時代でもあった。
そう、距離になんて、負けたくない。
終電間際の新幹線ホームに、涙とため息のカップルたち。
その中に、私もいた。
…鶴橋駅の近鉄特急やけど(自爆)
それでも、会えないけど、相手を思っている。
そう、それはロマンティックと思っていた。ーーいや、思い込んでたのかな。みぽりんにでもなったつもりで。(勘違い甚だしい)
今から思えば、私のまわりにトオルがいなくても、とっとと別れればよかった。近くにいてくれない人なんて、家族でもないのに、意味ないよ。
その人とは、遠距離恋愛終了後にお別れ。
「待っててくれると思ったのに」って、だから待ってたやん。こんにゃろ。
待ってるうちに、”あなたのいない生活”に慣れてしまっただけ。
友達と一緒に、笑って遊んで、これでいいかなって思っただけ。
あなたは自分の夢をつかんだんでしょ。だったら、ええやん。さいなら。
織姫と彦星は、ほんまにまだ気持ち、続いてるのかな。
七夕になると、「織姫と彦星の"破局"は、いつくるのか」と、そのころから考えていたけど…、
ショッピングモールで、こどもたちがかわいい願い事を笹につるしているのを見ると、ま、続いてていいじゃないかな、と思う。
「ケーキ屋さんになりたい」
「さかあがりができますように」
なんか、かわいい。
願いは、自分で叶えるもんなんだよ、なんて思いながら。
いっちょ私も書いてみるか。
「痩せますように」
(自分で努力しろ)
ということで、今年も晴れますように。
織姫と彦星が、お互いの生存確認ができますように。(愛情確認?)
あなたたちが破局するときは、きっと地球が滅亡するときなので、末永くよろしく頼みます。
でもほんまに今も、「愛し合ってる」ん?
LINEの既読スルーとかないの?
家に待ってる人、おらへんの?
そろそろ、結婚したら?
