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なぜわたしは夜勤開始の1時間半前に出勤していたのか?

こんにちは。医療ライターの丸岡みどりです。

病棟勤務時代、夜勤の日は1時間半以上も前に職場に着いてました。申し送りは16時45分から。同僚の多くは16時半前後に来ていましたが、わたしは15時半には休憩室に入ってコーヒーを飲むのが習慣だったのです。

休憩室といっても、カーテン1枚で仕切っているだけなので、病棟の空気は伝わってきます。ある同僚からは「職場が好きなんだねー」といわれたこともあり、自分の心境と傍からどう見えるかの乖離に驚きました。

わたしは人一倍プレッシャーを感じやすいタイプで、仕事モードに移行するために長めの準備が必要だったのです。暖かい時期には、職場に向かう途中の公園や川沿いを少し歩き、ベンチに座ってカフェオレを飲みながらぼんやりするのも習慣でした。

夜勤前に「山登りしてきた」というパワフルな同僚もいましたが、体力・気力を温存しておきたいわたしには信じがたいです(笑)

振り返ると、夜勤の日はいつも朝から予期不安で、胃のあたりがもやっと曇るような感覚でした。この長い準備時間に意味はあったのだろうかと、あらためて調べてみることにしました。

医療のように緊張度の高い職種では、メンタル・レディネス(変化に対応するための、心のアイドリング状態)が重要だとする研究があります。

個人ごとの小さな儀式や静かな時間が、集中力を助けることがある。
心の準備が整っていると、想定外の出来事にも対応しやすくなり、安全で安定したケアにつながる可能性があるとされています。

早めに職場に入り、コーヒーを飲みながら空気に慣れていく時間。
わたしにとっては、仕事へ向かうために必要なメンタル・レディネスだったのかもしれません。

看護師として、普段はエビデンスを重視した医療記事を執筆しています。
日常の小さな疑問を論文でのぞいてみるのは、なかなかワクワクする時間です。

日常の違和感を英語論文で検証するシリーズ。
次回は、夜勤明けの解放感の謎を検証してみようかなと思います。

【参考文献】
McDonald, J., & Paganelli, C. (2021). Exploration of Mental Readiness for Enhancing Dentistry in an Inter-Professional Climate. International Journal of Environmental Research and Public Health,18(13),7038.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34280975/

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