家族
もう結婚して、何十年もが経った。
それなのに、二人でハンバーグを食べに行って、夫がごく普通にお会計を済ます時、「ああ、家族になっているんだな私たちは」と思う。
スーパーで私がお会計をしていて、10円玉が一個足りない時、夫がささっと自分のポケットから10円を手渡してくれる。
そんな時、「ああ、家族になっているんだ私たちは」と思う。
そんな、ごくささやかな日常の瞬間に、家族なんだ・・・と心で感じる。
それはほんとうに、有難いことなのだ。
ひとりから、ふたりになったということ。
ただ、苗字が変わることだけなんかじゃない。
でも、不思議だ。
いったいどんな運命の力が働いたのだろう?
彼と私があの時に出会い、結婚を決心し、子供を産み、山も谷も平地も、紆余曲折をともに経験しながら、今日ここにこうして安心して暮らしていること・・・。
こんな、奇跡はない。
有難い。
感謝が心に満ちてくる。
有難い、有り難う
って・・
『これが現実として起きることは、難しいことなのにそれが現実化している。』
ということ・・・・。
一生をともに生きていくような大事な人との出会いなんて、だ〜れも計算できない。予測もできない。ぜったいにできない。
それが起きたこと、それは本当に有り難いこと。
もう一人ではないということ。
家族になっているんだということ。
有り難う。
有り難いよ。
ほんとうにありがとう。
