主人公のコスチュームが壊滅的にダサいことを除けば、金髪の筋肉モリモリ男が敵をボコボコにするファンタジーアクションに「こういうのでいいんだよ!」と拍手したくなる『マスターズ・オブ・ユニバース』
【個人的な満足度】
2026年日本公開映画で面白かった順位:5/51
ストーリー:★★★★★★★★★★
キャラクター:★★★★★★★★★★
映像:★★★★★★★★★★
音楽:★★★★★
映画館で観たい:★★★★★★★★★★
【作品情報】
原題:Masters of the Universe
製作年:2026年
製作国:アメリカ
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
上映時間:140分
ジャンル:ファンタジー、アクション
元ネタなど:玩具『マスターズ・オブ・ユニバース』(1981-)
公式サイト:https://masters-of-the-universe.jp/
【あらすじ】
※公式サイトより引用。
惑星エターニアの王子として生まれたアダム(ニコラス・ガリツィン)。
幼い頃に故郷で戦争が勃発し、身を守るべく“誰にも知られない場所”である地球に送り込まれた。
15年後、成長したアダムは伝説の剣“パワーソード”を見つけ出す。
剣に導かれ故郷へ戻った彼だったが、エターニアは邪悪な宿敵スケルター(ジャレッド・レト)によって陥落していた…。
エターニアとその人々を救うべく、アダムは〈ヒーマン〉として悪の軍団との死闘に挑むことを決意する――!
【感想】
元ネタはマテル社から発売された玩具。
それが、テレビアニメ、コミック、テレビゲームとメディアミックス展開していく中での2度目の実写映画が本作。
1987年に公開されたドルフ・ラングレン初主演の『マスターズ/超空の覇者』から設定を一新し、金髪の筋肉モリモリ男が敵をボコボコにする痛快アクションとして帰ってきました!
この手の映画ってチープなB級になるか、極上のS級になるかで二極化しがちだけど、個人的に本作は完全に後者!
ドルフ・ラングレンがカメオ出演するイースターエッグまであって、序盤からテンション爆上がり!
<旧作よりもわかりやすい王道のファンタジーアクション>
スケルターという悪役が惑星エターニアを襲うという設定は1987年版も本作も同じ。
ですが、1987年版は惑星エターニアと地球が交錯する内容で、エターニアの戦士ヒーマン(ドルフ・ラングレン)だけでなく、地球にいるジュリー(コートニー・コックス)とケヴィン(ロバート・ダンカン・マクニール)の活躍もあって見せ場が分散してしまい、ややわかりづらいところがありました。
「どっちが主役なの?」って。
一方、本作はエターニアの危機に瀕して王子であるアダム(ニコラス・ガリツィン)が幼い頃に地球へ逃がされ、15年後に「力の剣」と共に故郷へ戻ってスケルター(ジャレッド・レト)と戦う流れ。
主人公がアダムひとりに統一されているからわかりやすいんですよ。
<ツッコミどころ満載な粗さを力技でねじ伏せる!>
正直、ストーリー自体はかなり単純かつ都合よく進むからツッコミどころは多いです(笑)
・地球にやって来た幼いアダムが15年もの間、誰に育てられたのか?
・地球に来るときに失くしてしまった「力の剣」が、なぜ玩具店にある巨大フィギュアの武器として飾られているのか?
・「力の剣」の効果によって何の努力もせずにスーパーパワーが手に入るチート設定。
・アダムは腕っぷしではなく、共感力によって"器"として選ばれましたが、結局、スケルターを倒したのは共感力ではなく腕力という矛盾(共感力は仲間をまとめるのには役立ったかもしれませんが)。
・敵側のコミカルな掛け合いが絶妙にスベッてて笑えない。
が!
そういった不満点、、、とまではいきませんが、気になる点が一瞬で吹き飛ぶぐらいテンポよく進みますし、何よりもアダムが敵をフルボッコしていく爽快感が圧倒的なんですよ!
設定の穴をカバーしちゃう熱量と勢い、好きです。
<筋肉はすべてを解決する>
あとやっぱりね、筋肉大事ですよ、筋肉。
日本のアニメや漫画のように細身で強いっていうのとは説得力が違います。
主演のニコラス・ガリツィンは役づくりのために一日5,000kcal(成人男性の約2.5倍)摂取して5ヶ月もトレーニングを積んだとか。
そこから生み出される偽りない強大な筋肉はそれだけで凄まじい説得力を持ちますし、観る者すべてにヒーローであることを納得させます。
完全にキャラ勝ち、筋肉勝ちです。
『フラッシュ・ゴードン』(1980)や『コナン・ザ・グレート』(1982)もそうですけど、金髪の筋肉モリモリ男が剣を振り回して敵を倒す映画が流行ったのも1980年代の特徴かもしれません。
<そんなわけで>
筋骨隆々のヒーローが敵をなぎ倒していく壮大なファンタジーアクションとして個人的には大好物の映画でした!
テーマソングも耳馴染みがよくて、一度聴いたら頭から離れない中毒性があります。
本編終了後に続編を匂わせる演出もあるので、今後の展開に期待大ですね!
ぜひ映画館で観てほしいです!
