ついに物語は最終決戦へ。『無限城編』へと繋がるこの上なく濃密な前振りに思わず身震いした『鬼滅の刃 柱稽古 柱結集編』
【個人的な満足度】
2025年日本公開映画で面白かった順位:-(過去にテレビ放送したものと同様のため対象外)
ストーリー:★★★★★
キャラクター:★★★★★
映像:★★★★★
音楽:★★★★★
映画館で観たい:★★★★★
【作品情報】
原題:-
製作年:2025年
製作国:日本
配給:東宝、アニプレックス
上映時間:106分
ジャンル:アニメ、アクション
元ネタなど:漫画『鬼滅の刃』(2016-2020)
公式サイト:https://kimetsu.com/anime/kimetsutheater/
【あらすじ】
※映画.comより引用。
炭治郎ら鬼殺隊の隊士たちが、来たる鬼舞辻無惨との決戦に向け、鬼殺隊の幹部であり最強の剣士である「柱」たちによる訓練を受け、さらなる戦力向上をはかる姿を描く。
【感想】
「鬼滅シアター」での鑑賞。「初回を観たら全部観ないと気が済まない病」により、なんだかんだで「鬼滅シアター」も全制覇してしまいました(笑)本作は、2024年に放送されたテレビアニメ第4期「柱稽古編」(全8話)を、「柱稽古 開幕編」「柱稽古 柱結集編」の2部構成でまとめたものです。この「柱結集編」では、柱稽古の後半部分をコミカルに描きつつ、終盤でついに産屋敷邸に現れた鬼舞辻無惨と共に炭治郎たちが無限城へと吸い込まれていくシリアス展開の2つが描かれています。
<コメディ要素の強い柱稽古>
柱稽古では、伊黒小芭内の太刀筋矯正、不死川実弥の無限打ち込み、悲鳴嶼行冥の足腰の鍛錬と過酷なトレーニングが続きます。とはいえ、伊黒は甘露寺さんと炭治郎が仲良くしていることに露骨な嫉妬を見せるなど、寡黙なイメージとは真逆な態度が何ともかわいらしい。また、不死川は弟との軋轢に空気を読まずに首を突っ込む炭治郎との"噛み合わなさ"にペースを乱され、こちらもコミカルな印象を受けます。キャラの表情がデフォルメされることも多く、意外とコメディっぽい雰囲気なんです。ところが、悲鳴嶼さんだけは事情が違います。かつて信じていた子供たちに裏切られた壮絶な過去を炭治郎に打ち明ける場面があり、子供を持つ身としては胸が苦しくなる内容でした。そういった背景がある悲鳴嶼さんだからこそ、炭治郎を「信じる」と言った言葉に重みがありますね。ちなみに、本編とは関係ないですが、悲鳴嶼さんって『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(1994-1999)に出てくる悠久山安慈に似ていると思うのは僕だけでしょうか?(笑)
<ついに姿を現した鬼舞辻無惨>
そんな中、ついに産屋敷耀哉の居場所が鬼舞辻無惨に知られてしまう急転直下の展開に。因縁の仲ではありますが、実は初対面の2人。産屋敷はすでに目が見えなくなってはいたものの、無惨に思いの丈をぶつけるその姿は、穏やかな口調ながらも彼の決して折れない信念が宿っているのを感じました。
そして、産屋敷のすべてを賭けた作戦が発動します。屋敷全体が大爆発を起こし、珠世さんの血鬼術によってさらに無惨の動きを封じ、そこに悲鳴嶼さんの一撃が加わります。緊急招集を受け、柱たち、そして炭治郎が次々と集結する姿は、まさに"鬼殺隊の総力戦"を感じさせる壮大な演出となっていました。
でも、クライマックスはここで終わりません。無惨との直接対決かと思いきや、突如、足元が崩れ、一同は無限城へと飲み込まれていきます。柱はもちろん、炭治郎、善逸、伊之助、その他の鬼殺隊士までもが引きずり込まれ、物語はいよいよ最終決戦へ。
<そんなわけで>
本作は最後の戦いに繋がる重要なエピソードとしてぜひ押さえておきたい内容です。7月18日公開予定の『無限城編』への前振りとしてこれほど濃密なエピソードはありません。
