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Appleはなぜ売り込まなくても売れるのか。ブランド体験から学ぶマーケティング戦略

みなさん、スマホは何を使っていますか?

私はiPhoneユーザーです。

気づけば10年以上、ずっとiPhoneを使っています。
もうUIに慣れすぎていて、なかなか手放せません📱

日本でもiPhoneの存在感はかなり大きいと思います。
新しいiPhoneが出るたびに話題になり、SNSでもレビューや比較が一気に広がりますよね。

では、なぜApple製品はここまで「欲しい」と思われるのでしょうか。

もちろん、製品そのものの完成度が高いことは大前提ですが、
Appleの強さは、それだけではありません。

製品、広告、店舗、Webサイト、アプリ、開封体験、サポートまで、すべてを含めた「ブランド体験」を設計しているところにあります。



Appleは「製品」ではなく「体験」を売っている

Appleは、1976年にスティーブ・ジョブズ、スティーブ・ウォズニアック、ロナルド・ウェインによって創業された企業です。

もともとはパソコンメーカーとしてスタートしました。

その後、Mac、iPod、iPhone、iPad、Apple Watchなどを展開し、いまでは世界を代表するテクノロジー企業になっています。

Appleのすごいところは、単に高性能な製品を作っているだけではないことです。

Apple製品を使うとき、私たちは製品そのものだけでなく、Appleらしい体験に触れています。

公式サイトの見やすさ。
店舗の空間。
パッケージの美しさ。
Apple Watchとのつながり。
iCloudやApple Musicなどのサービス。

こうした接点が全部つながって、「Appleってなんかいいよね」という感覚を作っています。

マーケティングで大事なのは、商品を売ることだけではありません。

買う前、買う瞬間、使っている間、買ったあと。
このすべてを通じて、ブランドの印象は作られます。

Appleはそこがとても上手いのです。


なぜAppleのサイトはスペック表に見えないのか

Appleの公式サイトを見ると、製品ページはとてもシンプルです。

もちろん細かいスペックも載っていますが、
最初に目に入るのは数字の羅列ではありません。

大きなビジュアル。
短く印象的なコピー。
使っているシーンが想像できる構成。
余白のあるデザイン。

つまり、スペックを説明する前に「これを使うと、どんな体験ができるのか」を伝えています。

ここはマーケティング的にかなり大事です。

多くの商品ページは、ついつい機能を並べがちです。
高性能。軽い。速い。便利などなど…。

でもユーザーが本当に知りたいのは、機能そのものだけではありません。

それを使うと、自分の生活や仕事がどう変わるのか。

Appleはそこを見せるのが本当に上手い。

noteやSNSでも同じで、
「この商品はすごいです」と言うより、
「これを使うと、あなたの悩みがこう変わります」と見せた方が伝わります。


ファンが宣伝してくれる仕組みを作っている

Appleのマーケティングで有名なのが、ユーザー参加型のキャンペーンです。

代表的なのが「Shot on iPhone」

Appleは、iPhoneで撮影された写真を募集し、選ばれた作品をApple Newsroom、公式サイト、Instagram、広告、Apple Store、屋外広告などで紹介してきました。

これは単なる広告ではありません。

ユーザー自身の体験が、ブランドの魅力を伝えるコンテンツになっています。

企業が「iPhoneのカメラはすごい」と言うより、
実際のユーザーが撮った写真を見せる方が説得力があります。

これは、note運営にも応用できます。

自分で「この記事は役立ちます」と言うだけでなく、
読者の感想、活用事例、コメント、購入者の声を見せる。

これだけで、信頼感は大きく変わります。

人は、企業や発信者の言葉だけでなく、実際に使った人の声に反応します。
Appleはそれを、とても洗練された形で実践しているんです。


Apple Storeアプリに見る「買いやすさ」の設計

Appleは、購入体験の設計も上手いです。

Apple Storeアプリでは、最新のApple製品を見たり、学んだり、購入したりできます。

さらに、ユーザーが持っている製品に合うアクセサリの提案や、最近のアクティビティ、注文状況、パーソナライズされた通知なども用意されています。

ここで重要なのは、ただ商品を並べているだけではなく、
「あなたに関係がありそうな情報」を見せていることです。

誰にでも同じ情報を見せるのではなく、ユーザーの状態に合わせて提案する。

たとえば、
すでにiPhoneを持っている人にはケースやAirPodsを提案する。
Macを検討している人には比較情報や相談導線を用意する。
購入後の人には使い方やサポートにつなげる。

こうした流れがあると、売り込み感が弱まり、自然な購買導線になります。


サービスで関係を続けるApple

Appleは、iPhoneやMacなどのハードウェアだけでなく、サービスにも力を入れています。

Apple Music、iCloud、Apple TV+、Apple Arcade、Apple Oneなど、継続利用されるサービスが増えています。

ここで重要なのが、一度商品を買って終わりではなく、
サービスを通じてユーザーとの関係が続いていくことです。

iPhoneを使う。
写真をiCloudに保存する。
Apple Musicを聴く。
Apple Watchで健康管理をする。
MacやiPadと連携する。

こうしてAppleの中で体験がつながっていくと、次もAppleを選びやすくなります。

いわゆるエコシステムです。

エコシステム
商品・サービス・ユーザー・企業がつながり合い、使うほど便利になって抜けにくくなる仕組みの輪のこと。

これは企業や個人にも応用できます。

単発の商品だけで終わらせず、メルマガ、コミュニティ、講座、継続サービス、追加コンテンツなどで関係を続ける。

一度買ってくれた人と、どうつながり続けるか。

ここにブランドづくりのヒントがあります。


Appleから学べる4つのこと

Appleのマーケティングから学べることは、大きく4つあります。

1つ目は、ブランドの一貫性です。

Webサイト、広告、店舗、製品、パッケージ、サポートまで、Appleらしさがぶれません。

これは個人発信でも大事です。

アイコン、文章のトーン、サムネ、記事テーマ、SNS投稿の雰囲気がそろっていると、覚えてもらいやすくなります。

2つ目は、機能ではなく体験で伝えることです。

スペックだけでなく、「使うとどう変わるか」を見せる。
これは商品紹介、note記事、有料コンテンツ、講座販売でも使えます。

3つ目は、ユーザーの声を活かすことです。

レビュー、感想、事例、コメントは、発信者本人の言葉以上に強いことがあります。

4つ目は、購入後の関係を設計することです。

売って終わりではなく、使い続けてもらう。
また買ってもらう。ファンになってもらう。

Appleの強さは、この流れを自然に作っているところにあります。


あわせて読みたい本

Appleのマーケティングを学ぶなら、まずおすすめしたいのが『最強Appleフレームワーク』です。

Appleの成長や収益構造を、ビジネスフレームワークを使って分析する本です👇

Appleらしさの核にある「シンプルさ」を学ぶなら、『Think Simple』もおすすめです。

Appleの広告に関わったケン・シーガル氏の本で、複雑なものを削ぎ落とし、伝わる形にする考え方を学べます👇

デザイン面を深掘りしたい方には、『ジョナサン・アイブ』もおすすめです。

Appleのデザインを語るうえで欠かせない人物に迫る本で、見た目だけではないプロダクトデザインの考え方に触れられます👇

さらに、Appleのような「熱狂される製品」を作る視点を学びたいなら、『INSPIRED』もおすすめです。

プロダクトマネジメントの定番書で、顧客に選ばれる製品づくりを考えるうえで参考になります👇


まとめ。Appleが売っているのは、所有したくなる理由

Apple製品が欲しくなるのは…

製品の品質。
シンプルな見せ方。
一貫したブランド体験。
ユーザー参加型のキャンペーン。
買いやすい導線。
購入後も続くサービス。

これらが積み重なって、「またAppleを選びたい」という気持ちが生まれています。

マーケティングで大切なのは、ただ目立って露出することではありません。

この商品を選ぶ理由。
使い続けたくなる理由。
誰かに話したくなる理由。

そこまで設計することです。

これはnote運営でも、個人事業でも、企業のマーケティングでも応用できることです。

発信のトーンをそろえる。
商品ではなく体験を伝える。
読者やお客様の声を活かす。
購入後の関係を大切にする。

ここに手を付けるだけでも、ブランドの印象は変わります。

Appleのマーケティングをもっと深く知りたい方は、今回紹介した本をぜひ手に取ってみてください!

まずは『最強Appleフレームワーク』『Think Simple』から読むと、Appleがなぜここまで強いブランドになったのか、かなり見え方が変わるはず!

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