シチリア島㊿ 農園さんのリモンチェッロ
シチリア島の農園さんの食事に1回は出てきたのがリモンチェッロ。
このレモンの香りが爽やか甘いお酒は一般に、食後酒として出されます。
リモンチェッロは、南イタリアのリキュールで、良質なレモンの皮をアルコールに漬け込み、砂糖と水を加えて作られます。
シチリアは温暖な地中海性気候で、香り高く果汁の豊富なレモンが多く栽培されているのです。
リモンチェッロは家庭ごとにレシピが異なり、
使用するレモンの種類や漬け込む期間、砂糖の量などにより味が変わるため、それぞれの家庭の個性が出るお酒です。
リモンチェッロは、よく冷やして小さなグラスで提供されることが多く、
イタリアで伝統的に食後酒(ディジェスティーヴォ)として出されるのは、
・甘みがしっかりあるリキュールであること
・レモンの香りとアルコールが消化を助けると考えられていること
・食事の締めくくりとして口の中をさっぱりさせる役割
という理由から。
一口飲むと、甘さの中にレモン特有の酸味とほのかな苦味が広がり、食後の口の中をすっきりとさせてくれます。
この飲み方は、消化を助けるという意味合いも持っており、イタリアの食文化に深く根付いています。
一方で、カクテルにしたり軽く飲む場合には食前に飲まれることもありますが、これはやや現代的で、アレンジされた飲み方。
伝統的には、やはり「食後酒」なのです。
リモンチェッロは、シチリアの自然の恵みと伝統が詰まったお酒。
その一杯に、土地の風土と文化が凝縮されているのです。
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