【詩】「霙(みぞれ)降る夜に」(大川隆法 青春詩集「愛のあとさき」より)
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私の記事では、大川隆法先生の累計3500回の法話、3100冊以上の著書の中から、おすすめの作品を紹介しています。
大川隆法先生が大学時代〜20代の頃に書かれた青春詩集、「愛のあとさき」。
今回はこの詩集の中から、「霙(みぞれ)降る夜に」をご紹介していきます。
冬の情感をたっぷりと感じていただければ幸いです🌟
「霙降る夜に」

ともよ
この霙(みぞれ)降る夜に
きみは何を想っているのだろう
天地ほどかけ離れてしまった
二人の心の空白を
やさしく満たすのも
いまはもう暗闇ばかり――。
彼女はひっそりとやってきて
ひっそりと去ってゆく
あの日――。
日の暮れ時の図書館で
かすかに僕は笑いかけ
きみも白い歯でしばし応えてくれたけど
閉館のベルの鳴り終わる頃には
きみの姿はもうそこにはなかった
ともよ
この霙降る夜に
きみは何を想っているのだろう
固い地面に
霙の突き刺さる夜に
地の底から
うめき声が聞こえてくる
この寒すぎる夜に――。
【完】
【感想・気づき】

みぞれ降る夜。
「とも(友)」との間に「天地ほどかけ離れてしまった二人の心の空白ができた」そうです。
もしも冬の寒い日に、大切な人との心の距離を感じてしまう出来事があったら……。
こんなドラマチックな詩が生まれてしまうのかもしれません。
おそらく、普通の私たちが書いたとしたら、「大切な人と喧嘩した。みぞれの降る寒い日の夜だった」で終わる話なのですが、詩人の心を持った方が書くと、あら不思議。
二人の心の距離が開いてしまったことがどうしようもなく切なく感じられ、
みぞれは固い地面に突き刺さり、地の底からうめき声が聞こえてきます……。
大学生の時に書かれた詩とのことですが、若く繊細な感性が光る冬の詩ですね。
11月になり、冬の足音が本格的に聞こえてきています。
心の奥まで寒い風に吹きこまれないよう、皆さんも友人や恋人など大切な人達との関係を温めてお過ごしくださいね。
この記事を最後までご覧くださり誠にありがとうございました。
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