「過去と未来の間を生きる」
気がつけば、
背後から壁がせり出してきて、自分は前にしか進めない。
ところが前方に向かって歩みはじめると、前からもこちらに壁が押し戻して来る。
人間は永遠に、
過去の壁と未来の壁との間にはさまれて、
立ちすくんでいる自分を発見する。
確かに、
過去なくして現在の自分はありえない。
過去の壁が押し出してくれるからこそ、現在の自分がある。
しかし、なんと未来の見通しの悪いことか。
目の前の壁にはばまれて、
一歩先すら見えないのだ。
ここで、ある人は泣き出し、ある人は笑い出し、ある人は怒り出し、
ある人は困惑して立ちつくす。
誰も何も教えてはくれない。
なぜ二つの壁にはさまれているのか、その意味も悟れない。
しかし、結局は、全員が同じことを始める。
両腕を伸ばして、前の壁を押し始めるのだ。
一歩道むと、一歩分、後ろの壁がせり出してくる。
もう何も考えるな。
人間は過去と未来の間を生きるしかないのだ。
(大川隆法「心の指針147」より)
【感想・気づき】

過去に戻ることはできない。
だとしたら、未来に進むしかない。
どうしてこんなにも、自分の先行きは不透明なのだろうと、苦しくなる日も数多くあることでしょう。
他の誰もがそんな道を通ってきた。
たとえ、そう言われたとしても、当の本人は苦しみの真っ只中にいるわけなので、せめてもの慰めにしか聞こえません。
こんなはずじゃなかったのに。
こんな風にこじれにこじれて、うまくいかなくなる予定じゃなかったのに。
後悔しても、後の祭りです。
だとしたら、せめて今自分にできる事は何かを誠心誠意考えていくことが最善の策だと思います。
前に進もう!と決意して進むのは自分自身。
苦しみながらも、未来へ向けて、進み続けていくことで、必ず道筋が見えてきるはずです。
過去を恨むのでもなく、誰を恨むのでもなく、ただ淡々と自分のできる範囲での成功を追い求めること。
自分の分限を知りつつ、勤勉に努力を続けているところに、再び成功の風は吹いてくるものだと思います。
それまで、過去と未来の狭間で、とても苦しい思いをするのかもしれない。
でも、その苦しみの時期こそが、竹の節を作っているような時期であり、大きくジャンプする前のための時期なのかもしれない。
「人生最悪の時は半年も続かない」と言う言葉もあります。
半年を越えてみて、少しでも何かが前進しているようであれば、その頑張った分に関しては、自分を褒めてあげて良いのではないかと思います。
もし、進むべきかどうか迷うのであれば、せめて過去をウジウジと振り返るのではなく、過去を教訓として昇華すること。
その上で、さっぱりと気持ちを切り替えて、未来を見据えていくこと。
ウジウジ・ドロドロしていたら、幸運も逃げていきそうですからね。
過去と未来の間で押しつぶされるのではなく、ボールのように丸い心で、リバウンドして弾み返していく。
きっと、そんな丸く穏やかなイメージを心がけていたら、これから待ち受ける茨の道も、少しは和らいでいくのではないかと祈りたいものです。
過去と未来の間で苦しむ皆さんが少しでも心を穏やかになり、いつの日かその苦しみから抜けられることを心から祈っています。
過去に戻ることはできません。進むなら、未来一択です。
それだけでも心に留めていただけたら、と思います。
陰ながら応援しています。
今回も拙い解説をご覧くださり、ありがとうございました。
