天才を見ると不安になる

自分より才能がある人を見た時、行き場のない苦しみに苛まれる。
その人を見る度に自分が価値のない人間だと言われているようだ。

この苦しみを整理する為に、ここに書き記してみようと思う。

・何故そう思うのか
・根拠と反証
・これからの目標など




・何故そう思うのか

・私も凄いことを成さなければ、生きている価値がないと思い込んでいるから。
・凄いこと(才能)が無ければ、誰にも好かれ
ず、一生孤独になると思うから。
・私には何も出来ないから。皆ができる事が私には出来ないから。



・根拠と反証

・本当に凄いことを成さなければ生きる価値はない?

私は出来ない事が多い。
中学生の時に不登校になり、定時制高校に入学したが、対人恐怖で人と会話が出来なくなった。
勉強に集中出来ないほどの極度の緊張と不安から鬱状態になり、学校を休学したのだ。

それから通信制高校に編入したが、そこでも学校に数時間居るだけで疲れ果ててしまうような状態で、勉強すらままならない状態だった。

そんな生きているだけで精一杯の私と、勉強が出来る健常な状態の人とを比べるのは間違っている。だから今、出来なくて当たり前なのだ。

私は確かに出来ない事が多いが、それでも何も出来ない訳でもないと気づいた。
家事の手伝いもしているし、今では中学生の復習からだが勉強もしている。

理想ばかり夢見て、今出来ている『小さな成功体験』を見逃している。だから自分には何も出来ないと思い込む思考の歪みが発生しているのかもしれない。

自分の成功に気付くことで、自分の価値を自分で認めることが出来る。
きっと今までの私は、他人に認められることで自分の生を保って居たのだろう。

また、私には私の道があり、その人はその人の道がある。幸せだと感じることも、生まれ持った環境も、チャンスを得るタイミングさえ違う。

いくら憧れていようが私がその人に成り代わったとして幸せになれるとは限らない。
だから私が才能があるその人に成ろうと目指さなくたっていいんだ。

ゆっくりと歩きながら、道に咲く花の尊さに気付く道が、私にとって価値のある道だっただけなんだ。




・才能が無ければ友達は出来ないのか?

私が『友達になりたい!』と思うのはどんな人だろう。
それは才能よりも優しさや思いやり、努力する姿を見て素敵だな。友達になりたいなと思う。

才能が無ければ孤独だと思い込んでしまったのは、SNSが原因だと思う。
良い構図の写真。素敵な絵。才能溢れる文章。
それらが無ければいいねもフォロワーも増えない。

友達を失った私は、SNSだけが友達のツールだと思って居た。
けれども、例えばバイト先や喫茶店で知り合った人、落し物を拾って出会った人、犬の散歩で出会う人。
そう言った現実の世界で出来た友人は、才能に目を光らせて友達になるというよりは、その人の人間性に惹かれて友達になると思う。

だから別に卓越した才能が無くたって、孤独になる訳では無いだろう。
それよりも私は、自分自身が思った友達になりたい人の条件を思い出して、そうなれるように努力するべきだと思った。




・本当に私は何も出来ない?

何も出来ないと思ってしまうのは、完璧主義な性格に起因していると思う。

最初に超えるべきハードルを有り得ないほど高く設定して、『このハードルを超えるしか道はない!』と思い込む。

そして、当然ひとつもハードルを越えられないから失敗しか目に入らなくなる。
小さな成功体験を見逃し、失敗したら痛いと分かりきっているから挑戦する事すら怖くなってしまった。

よく考えてみれば、今まで努力出来なかった私は赤ちゃんと同じだ。
急に赤ちゃんが大人と同じくらいのハードルを越えられる訳がない。

子供は失敗を繰り返して学ぶ。ガラスを割って初めてものが壊れることを学ぶ。
赤ちゃんは成功より失敗の方が多くて当たり前なのだ。




・これからの目標など

これから何かをできるようになるには、まず赤ちゃんでも越えられる小さなハードルを目標としていこうと思う。

失敗したっていいんだ。だって赤ちゃんだもの。
才能ある他人になる為の努力ではなく、子供のような純粋な心でただ楽しむ。

そんな気持ちでハードルを越え、努力出来る人間に成りたいと思う。



因みにこの気持ちの整理方法は、『精神科医が心の病気を解説するCh』の益田先生の動画を参考にしている。

https://youtu.be/6zpX9yuBstk
  精神科医が心の病気を解説するCh   
完璧主義、リセット癖を治す方法(YouTubeより)



 ここに記した考え方は私を幸せに、気持ちを楽にさせる考え方であり、これが生き方の正解では無く、世界に存在する1人の人間の思考だと思って頂きたい。

他人の視点を借りることで、新たな視点を増やせる。理解するには及ばなくとも、自分自身を客観的に見る為の『他人の視点』として私の考え方を利用して欲しい。

貴重な時間を割き、最後までお読みくださいましてありがとうございました。


いいなと思ったら応援しよう!