赤ちゃんが突然母乳を飲まなくなった…「母乳拒否」の原因と今すぐできる対策7選
「昨日まで飲んでいたのに、今日は乳首をくわえた瞬間に泣き出してしまう」——そんな経験をしたことはありませんか?
私自身も生後3ヶ月のとき、突然おっぱいを強烈に嫌がるようになり、何時間も授乳できずに途方に暮れました。「私の母乳がおかしいの?」「もう母乳育児は続けられないの?」と、涙が止まらなかったことを今でも覚えています。
これは母乳拒否(哺乳ストライキ)と呼ばれる現象で、実は多くのママが経験する一時的なものです。原因を知って正しく対処すれば、ほとんどの場合また飲んでくれるようになります。
この記事では、助産師歴16年の私が母乳外来で対応してきた経験から、母乳拒否の原因と今すぐできる対策を分かりやすくまとめました。

「母乳拒否」ってなに?知っておきたい基礎知識
哺乳ストライキとは?
母乳拒否(英語では「Nursing Strike」)とは、それまで順調に母乳を飲んでいた赤ちゃんが、突然おっぱいを飲まなくなることです。
大切なのは、これは赤ちゃんがママのことを嫌いになったわけではなということ。赤ちゃんはなんらかの理由でストライキを起こしているだけで、原因が解消されれば多くの場合もとに戻ります。
なお、「最初からおっぱいが飲めない」のは別の問題(乳頭の形状や吸い方の問題など)です。母乳拒否はあくまで「以前は飲めていたのに突然飲まなくなった」状態を指します。
いつ頃・どのくらい続く?
母乳拒否は生後2〜4ヶ月に起こりやすい傾向があります。この時期は赤ちゃんの感覚が発達し、周囲への興味が急に増す時期です。
期間については、多くのケース2〜4日以内に解消されます。長くても1週間程度が目安ですが、ごくまれに数週間続く場合もあります。
ポイント:赤ちゃんが1日に十分な量のおしっこが出ていて(6回以上が目安)、機嫌が悪くなければ、少し様子を見ても大丈夫です。

なぜ起こる?母乳拒否の主な原因6つ
母乳拒否にはさまざまな原因があります。自分の赤ちゃんがどのケースに当てはまるか確認してみましょう。
原因① 乳頭混乱(哺乳瓶との併用)
哺乳瓶は少ない力でミルクが出るため、赤ちゃんが「おっぱいより楽」と感じてしまうことがあります。これを「乳頭混乱」といい、混合育児をしているご家庭でよく見られます。
原因② 母乳の味・匂いの変化
ママの食事内容・生理の再開・妊娠・薬の服用などで母乳の味や匂いが変わることがあります。赤ちゃんは敏感なので、いつもと違うと感じて拒否することがあります。
原因③ 母乳の出が悪くなった
ストレス・睡眠不足・水分不足・疲労などで母乳の分泌量が急に減ることがあります。「頑張って吸っても出てこない」と赤ちゃんが感じると、飲むのをやめてしまうことがあります。
原因④ 赤ちゃんの成長サイン
生後2〜4ヶ月以降、目や耳が発達して周囲の世界への興味が爆発的に増します。授乳中に音や光が気になって飲むのを忘れてしまうことも。また、お母さんの反応が知りたくて拒否する子もいます。成長しているのは嬉しいけれど、少し困りますね。
原因⑤ 口内・耳・のどの不快感
口内炎・歯が生えかける不快感・耳の感染症(中耳炎)があると、吸う動作が痛みを伴うため拒否することがあります。
原因⑥ 授乳姿勢・乳首の問題
赤ちゃんの成長に伴って、うまく吸えなくなってきた場合や、授乳ポジションが合わなくなってきた場合も拒否につながります。

今すぐできる対策7選
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