全国から古着ファンが訪れる聖地!新潟・彌彦神社参道の名店 mushroom 参拝レポ【新潟旅】
福島でのラーメン旅を満喫し、私たちが次に向かったのは、新潟県・彌彦神社の参道にある古着屋『mushroom』。全国から古着ファンが訪れる聖地と聞いて、これはもう「参拝」しなくてはいけないでしょう、と計画した目的地だ。
福島の喜多方から2時間半、新潟の三条燕ICを降りて弥彦方面へ。燕の工業地帯を抜けると、巨大な彌彦神社の大鳥居が目の前に現れる。思わず「で、デカっ……」と声が出てしまう。この先に、私たちの目的地が待っている。

なぜmushroomが「聖地」と呼ばれるのか
「全国から古着ファンが訪れる名店」という言葉だけでは、mushroomの本当のすごさは伝わらない。この店が「聖地」と呼ばれているのには、ちゃんとした理由があるらしい。
古着ビジネスは、海外の目利きディーラーとの関係がすべてを左右するそうだ。
例えば、偽物を絶対に流さない信頼性、貴重なアイテムでも安定して取引できる継続性、そして何より適正価格での販売。mushroomは、こうした当たり前のようで実は難しいことを20年以上守り続けてきたからこそ、今の地位があるのだそうだ。
特にアメリカの実力派ディーラーたちとの関係は本当に深いそうで、質の高いアイテムが自然と集まってくるらしい。その分、毎月仕入れのために渡米している。
想像以上だった、店構え

弥彦温泉街の中心部にあるmushroomは、2階建てのコンクリート造りで、思った以上に立派な建物だった。扉を開けた瞬間、右手にLevi'sのヴィンテージデニムがズラリと並ぶラックが目に飛び込んできた。デニムは6桁、7桁の価格帯が多めで、1000万円を超える品もあれば、もっと手が届きやすい範囲のものもある。
二階建ての吹き抜けの店内は、アメリカのヴィンテージの什器で揃えられており、大きなガラス窓から弥彦山が見え、スモークツリーの枝物がフワフワと飾られていた。このフワっとした質感が、何ともヴィンテージな雰囲気を演出していて、ワクワクしてしまう。まさに宝探しの始まりだ。
私たち以外にお客さんはいなくて、静かな店内でゆっくりと商品を見て回ることができた。
直感で選んだ60年代のスウェット

古着選びで大切にしているのは「ぱっと見て素敵だな」という直感。店内を見回していて目に留まったのが、60年代のカーキ色の半袖スウェット。脇の下に小さな破れがあったけれど、お直し屋さんでなんとかなりそう。
何よりサイズがちょうど良くて、手に取った瞬間に「もうこれは私のもの」という感覚があった。60年代の半袖スウェットは、最近はなかなか出会わない。あったとしてもサイズが合わなかったり、痛みすぎていたり……。だから常に探している。
最近は古着ブームで偽物も出回っているという話を聞くけれど、正直私には見分けがつかない。だからこそ、手に取ったスウェットの質感を確かめながら、こうした信頼できるお店での買い物は安心感と共に選ぶことができる。
夫のフォトTシャツ愛
一方、夫はTシャツコーナーでフランケンシュタインのフォトTシャツを発見。「これ、いいなあ」と興奮気味の声を上げている。夫のTシャツ所有枚数はおそらく100枚を超えているはず(笑)スタッフさんが言うには、著名なカメラマンが撮った写真を使っているらしい。
私がアメリカンキャラクターやカレッジデザインを好むのに対して、夫はベーシックなデザインを選ぶ。だから、今回のフランケンシュタインは、普段の彼にしては珍しくインパクトのある選択。「着てたら、なんでフランケン?ってなりそうだね」なんて言いながら、なんだか嬉しそうにしている姿が微笑ましい。
親切なスタッフさんとの出会い
古着屋のスタッフさんって、いまだにちょっとドキドキしてしまう。スカした感じの人だったらどうしよう……って勝手に心配になってしまうのだ。でもここは全然そんなことはなかった。
適度に話しかけてくれて、「東京から来た」と伝えたら「このお店、美味しいですよ」って地元のおすすめ情報をたくさん教えてくれた。なんて親切な方なんだろう。
翌日実際に行ってみたら本当に美味しくて、思わず「昨日教えてもらったお店、早速行きましたー!」とお礼を伝えに改めてお店に伺おうかと思ったほど。
そして驚いたのが、スタッフさんから聞いた、もう一つの話。もし私たちが古着屋を始めたいと思っても、mushroomが取引するレベルのディーラーと互角に取引するのは難しいだろう。けれど、mushroomでは「店頭の商品をそのまま仕入れて、自分のお店で売ってもいいですよ」というスタンスなのだそうだ。値段だって自由につけていいらしい。商品への絶対的な自信があるからこそできることなんだろうな。実際にそうやって仕入れに来るお店も増えているという話を聞いて、改めてこの店のすごさを実感した。
こういう何気ない親切や興味深い話が、旅の思い出を豊かにしてくれる。
「参拝」を終えて
mushroomでの時間は、単なるショッピング以上の体験だった。品質の高いアイテムが揃っているのはもちろん、弥彦山を眺めながらゆっくりと宝探しができる贅沢な時間。そして何より、古着を通じて感じられる時の流れや人とのつながり。

二人とも大満足で店を後にした。明日は彌彦神社で本当の参拝をする予定だけれど、今日の「参拝」も十分にご利益があったような気がする。次はどこの古着屋さんに行こうか?と話しながら、新潟の夕暮れを目にしながら新潟市内のホテルへ向かった。
やっぱり旅先での古着屋巡りはやめられない。
mushroom
店内の写真を撮らなかったので、気になる方はこちらの動画が詳しいです。動画のサムネイルからも分かるようにインテリアが素敵!
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