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福島ラーメン紀行〜白河と喜多方で出会った、カラダにやさしい味【福島旅】

ラーメン自体は決して苦手じゃない。コロナ禍の緊急事態宣言があった時期、池袋近辺に住んでいたので、ランチがてら豊島区中のラーメンを食べ歩いていた。その当時の記録をまとめたInstagramも残してある。

美味しいラーメンを食べる!」をメインテーマにした、夫の誕生日旅行で訪れた福島で、私は「カラダにやさしい」という新しいラーメンの世界に出会った。

「ラーメンは不健康食」「塩分多すぎ」と言われるなかで、「毎日食べても飽きのこない」「カラダに負担がかからない」ラーメンがあるなんて。

福島県白河市の田園に佇む、「手打中華そば・とら食堂」

白河市はのどかな街並み

旅行初日のランチは、白河中央スマートICを降りて、きれいに整った白河市の中心部を抜け、阿武隈川あぶくまがわを渡って農地へ。

駐車場には綺麗なトイレも完備。

到着したのは12時半ごろ。広い駐車場には各地のナンバーの車がズラリ。平日でも整理券を取って20分待ちというから、人気のほどがうかがえる。

整理券の番号で、大体何分程度の待ち時間か、分かる仕組み。

夫が「手打中華そば・とら食堂」を選んだのは、豚ガラや丸鶏をはじめ、扱う食材・調味料がすべて無添加だから。添加物にアレルギーがある私のことを気遣ってくれたのね……。ありがたいことです。

店内に案内されて運ばれてきたラーメンは、澄みきった醤油スープにチャーシューとワンタン、ほうれん草、海苔、ナルトが美しく配置されている。麺は大将の手打ちだ。

ひとくちスープを飲んで、ビックリ。これまで飲んだことのない、あっさり・すっきりとしたスープ。化学調味料特有のベタつきが全くなく、醤油の風味も鶏ガラの旨みもはっきりしているのに、後味がとても軽やかで塩辛くない。まるで上品なお出汁を飲んでいるみたい。

金魚みたいにヒラヒラと浮くワンタンは、あっさりしていて、お腹が重くならなそう。

特に驚いたのは海苔。普通ラーメンの海苔って口の中で張り付きがち。「とら食堂」の海苔は、フワっと風味が広がって、するっと溶けていく

テーブルの説明書きを見たら「佐賀有明のり 最高級・一番摘み使用」とある。温暖化で有明のりの品質維持が厳しい中、原価と闘いながら素材を選んでいるのでしょうね。海苔一枚に込められた、大将のこだわりが伝わってきた。

会津若松・「坂内食堂 本店ばんないしょくどう ほんてん

翌日、ホテルをチェックアウトして向かったのは、喜多方市の「坂内食堂 本店ばんないしょくどう ほんてん」。坂内ばんないと聞くと、全国に展開されている「喜多方ラーメン・坂内」を思い浮かべる人は多いはず。その源流が、この坂内食堂・本店。

私たちは、坂内の喜多方ラーメンが大好きで、二人の間では、クセになるラーメン。と呼んでいる。その源流である本店をずっと訪れてみたかった。

とんでもない行列!日傘のサービスもある

磐梯山を降りてしばらくすると、蔵の街並みが見えて市役所の真横に位置するあたりで、人だかりする一角が見えてきた。坂内食堂だ。

ちょうど昼時に到着したので、とんでもない行列!整理券システムではないのと、暑さにへばりそうになって車で待機。夫に並んでもらっちゃった。申し訳ない。

着席して間もなく、支那そばが運ばれてきた。ワクワクしながらまずスープを一口。本店だからやっぱり美味しさのレベルが全然違う!

チャーシューのホロホロ感も絶妙。スープはチェーン店より甘さが抑えられているような気がした。「とら食堂」の後に食べたので、スープは濃く感じたものの、一口食べた瞬間に「また来よう」と心に決める、私たちにとってクセになる味。ちぢれ麺の食感も抜群で、やはり美味しい……。

いいな、会津の人たち……。
こんなに美味しいラーメンが食べられて
ホント羨ましいーー。(心の声)

🍥

実は今回のラーメン旅で、ひっそりと個人的にやりたいことがあった。私の趣味の一つ「クセつよなタオルハンカチ集め」なのだが、最近ラーメン柄のハンカチを買ったのだ……。そのハンカチと並べて本場の喜多方ラーメンを撮る、という自分だけの楽しみを実現したかった。それだけの話なんだけど笑。非常に満足した。

オンラインショップでも取り寄せ可能 家用に購入した「おみやげBセット」

別部屋でラーメンセットの配送をしてくれるので、両親へのお土産にも購入。スープを割る調味水まで付いてくるという手厚さで、チャーシュー付き・無しが選べる。モチロン、作り方の手順つき。

後日、生まれて初めて喜多方ラーメンを食べた母が「こんなに美味しいラーメンは初めて食べた!」と目を丸くして喜んでいた。ほんとうに美味しいものは、年齢を問わず人を幸せにする。

福島のラーメンが教えてくれたこと

夫の誕生日旅行のメインに据えたラーメン巡りはとてもよかった。白河ラーメンを代表する「とら食堂」の澄んだスープの美味しさに感動し、喜多方ラーメンの源流「坂内食堂 本店」のラーメンを味わえた。夫も「美味しかった!」と満足そうだったし、私は念願のラーメンとハンカチ写真を撮れた。

「美味しいラーメンを食べたい!」というシンプルな目標だったけれど、作り手の心意気や素材への敬意を感じられた豊かな時間だった。夫も私も大満足で、また福島を訪れる理由ができた。

次はいつ、このやさしいラーメンに会いに行けるかな。

訪問したお店

  • とら食堂(白河市)

・坂内食堂(会津若松市)


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禅林 真理|感性を刺激する旅と文化の記録 ありがとうございます。ライティングの質を上げたり、豊かさを感じる時間に使わせていただきます☘️応援していただければ嬉しいです!