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西野カナの『トリセツ』は、女心の教科書。

女って複雑。でも根っこは単純。
可愛くありたいし、愛されたい。
西野カナの『トリセツ』を聴くと、
「そうそう、それが私!」
と共感せずにはいられない。
我が家の男たちにもぜひ聴いてほしい、
“女心の教科書”です。



理想の“女の子像”を押し付けてくる小さな男子たち


こんにちは。
3人の男の子を育てているリマです。
我が家は男性ばかり。
女性は私ひとり。

だから私に「女性に求める理想」
全部押し寄せてきます。

夫も息子たちも、“the 男子”
ロングヘア、ふわふわ揺れる巻き髪、
ナチュラルメイク、パステルカラー、
キラキラ光る華奢なアクセサリーが大好き。

私が秋っぽいボルドーやカーキのネイルにすると、
「なんか怖い」「ピンクがいい」と
ブーイングの嵐。
女子ウケはするのになぁと思いつつ、
淡いピンクやラメだと
何も言わずに納得します。


まるで、理想の“女の子像”
押し付けてくる小さな男子たち。
でも、現実の女はそんなに単純じゃないのよ。

そして私はもう35歳。
女子でも女の子でもありません。
おば…いや、立派なマダムになっている。と思う。笑


女子の本性、そして現実。


そもそも、女性は男性に合わせて
髪型や服装を選んでいるわけではない。
「誰かのため」ではなく、
「自分の気分で」変えたいんです。

可愛い系にしたい日もあれば、
かっこいい系にしたい日もある。

好きな人の前では少し猫をかぶる。
少しでも誤魔化せるように。笑
それが“女子の本性”なのです。


たまにはカップラーメンや
コンビニスイーツを爆食もするし、
ヨレヨレの部屋着が一番落ち着くときもある。
すっぴんでダラダラしていたり、
くだらないショート動画を見て、
暑い日はアイスを食べながら
下着姿でうろうろしていたりもする。

所詮、人間。
ほぼ男性と変わらない。


ただ少しだけ、
“かわいくありたい”
という気持ちを持っているだけ。

息子たちよ。見かけに騙されるな。
みんなあざと女子だ。
行動、言動、服装、仕草、
少なからず計算だ。

だから、女性に理想を求めすぎるな。

女子という幻想に騙されそうな
我が家のメンズたちに、
この現実をどう教えようか…
と思っていたある日。


夫が車の中で、
西野カナの『トリセツ』をかけた。

「よく聞け息子たち。これが女心だ。」


トリセツを聴きながら、私は心の中でうなずいていた。


この度はこんな私を選んでくれてどうもありがとう。
ご使用の前にこの取扱説明書をよく読んで
ずっと正しく優しく扱ってね。
一点物につき返品交換は受け付けません。ご了承ください。

はい。現実を知って返品されても困ります(笑)。
それを受け入れましょう。


急に不機嫌になることがあります。
理由を聞いても答えないくせに、放っとくと怒ります。
いつもごめんね。
でもそんな時は懲りずにとことん付き合ってあげましょう。

はい。無言になります。察してほしいんです。
怒ってることに、自分から気づいてほしいんです。


定期的に褒めると長持ちします。
爪がキレイとか、小さな変化にも気づいてあげましょう。
ちゃんと見ていて。
でも太ったとか、余計なことは気づかなくていいからね。

はい、その通り。
ネイルや美容院、新しい服、
全部気づいてくれると嬉しい。
痩せたことは気づいてほしいけど、
太ったことを言った瞬間、試合終了です。


もしも少し古くなってきて、目移りする時は
ふたりが初めて出逢ったあの日を思い出してね。

はい。そりゃ若い子は可愛いです。
肌のハリでは勝ち目がありません。
でも年を重ねた私も、
違う意味で味があると思うんですよ。
ワインのように、
“熟成系”も悪くないと思います。


意外と一輪の花にもキュンとします。
何でも無い日の、ちょっとしたプレゼントが効果的です。
センスは大事。
でも短くても下手でも、手紙が一番嬉しいものよ。

はい。大きな花束じゃなくていいんです。
なんでもない日に一輪。
たった数百円でも心が動くんです。
そして記念日には“手紙”が欲しい。
モノじゃなくて、
あなたの気持ちを知りたいんです。


たまには旅行にも連れてって。
記念日にはオシャレなディナーを。
柄じゃないと言わず、カッコよくエスコートして。
広い心と深い愛で、全部受け止めて。

はい。旅行もしたい、
ディナーは憧れます。
でも現実的には毎回じゃなくていい。
家計のこともある、子供もいる。
それでも、たまには「特別扱い」してほしい。
“今もちゃんと大切にしてるよ”って、
その態度だけで十分なんです。


“トリセツ”に隠された、女の本音。


『トリセツ』の一つ一つの歌詞は、
ただの
“わがままな女の子のお願い”
ではありません。

どれもが、
女性の本音そのものなんです。

好きな人に可愛いと思われたくて頑張っている。
いつも機嫌よくいたいけど、
そうなれない時もある。

「急に不機嫌になることがあります」
「理由を聞いても答えないくせに、放っとくと怒ります」

怒りたいわけじゃない。
ただ、「どうして不機嫌になったのか、
その背景を知ってほしい」
だけ。
だって理由を聞いているということは、
まだ何が悪かったのかに気づけていないということだから。

「意外と一輪の花にもキュンとします」
「手紙が一番嬉しいものよ」

花も手紙も、物として欲しいわけじゃない。
“自分のことを考えてくれた”という、
その気持ちが嬉しい。
愛されているという実感がほしい。

「たまには旅行にも連れてって」
「記念日にはオシャレなディナーを」

これは、贅沢をしたいわけではなく、
「喜ばせたい」と思ってくれる
その背景が嬉しいんです。
女性は、サプライズよりも
“思いやりのプロセス”に心を動かされる。


“トリセツ”は、
女性の取り扱い説明書
を歌っているようで、
実は、好きな人のために
一生懸命に生きる女性のリアルな姿
を描いた歌。

完璧じゃないし、めんどくさい時もある。
でも、好きな人に笑ってほしい。
その気持ちがあるから、また頑張れる。

だから、“トリセツ”は恋の歌ではなく、
私たち女性の生き方そのものなんだと思う。


おわりに。


若い頃は「恋の理想」として
聴いていた“トリセツ”
今は「夫婦の教科書」として沁みてくる。

恋していた頃の私も、母になった今の私も、
どちらも“女”で、“誰かにわかってほしい人”

だからこの歌は、今でも車の中で流れるたびに思う。

「息子よ、よく聞け。これが女心だ。」

そして心の中で、もうひとこと。

「夫よ、ちゃんと読んでね、取扱説明書。」

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