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子どもに、学費のことを話していますか?

学費のことお子さんに話していますか?
我が家のお金の話を「隠さない」理由について
お話ししていこうと思います。


ご家庭で、お金の話をしますか?


我が家では、なるべく多く話すようにしています。
家計簿を見せたり、資産を開示したりはしませんが、
税金の支払いの時、株価が上下している時、
世の中のニュースが動く時には、
必ず子どもたちと話をします。

NISAのこと、不動産投資のこと、
確定申告や年金の仕組み、
保険や銀行の仕組みも。

なぜなら、私は何も知らないまま大人になってしまったから。


「知らずに生きてきた」ことのありがたさと盲点


私自身、子どもの頃は
学費のことなど考えたこともありませんでした。
それは今思えば、とても恵まれたことです。
そして、きっと親の「心配させたくない」
という優しさでもあったのだと思います。

幼稚園から習い事も、塾も、受験も、
すべて自由にやらせてもらえた。
志望校を伝えれば「頑張りなさい」と言ってくれて、
合格すれば、何も言わずに入金してくれた。

それは本当にありがたいこと。
でも、今だから思うんです。
“そのお金に見合う努力を、自分はしていただろうか?” と。

学校は無遅刻無欠席。
授業をサボったことは一度もない。
でも、集中していたか?
真剣に学んでいたか?
と聞かれたら、胸を張れません。

もし、当時の自分が
「これだけの学費を払ってもらっている」と知っていたら
授業の受け方も、勉強への向き合い方も、
きっと違っていたと思います。


「お金の話」は下品ではない



昔から、
「お金の話はするものではない」
「卑しい」
「下品」
と言われてきました。
でも私は、そうは思いません。

お金の価値を正しく理解すること。
それは“感謝を知ること”でもあると思うんです。

学費というのは、ただの数字ではありません。
その金額の裏には、
親が働いて得た時間、努力、そして願いが詰まっています。

だからこそ、「高いから無理」「諦めなさい」という話ではなく、
「このくらいの金額がかかっていることを理解してね」
と伝えることは、正当で、必要なことだと思うのです。


私自身の“学び直し”から始まった気づき



私は30代半ばになるまで、
経済や金融の知識を恥ずかしながら
ほぼ知らずに生きてきました。

それを知らないことに、危機感さえなかった。
仕組み自体を知らずに生きてきた。
それでも生活ができていたから、です。

けれど、NISAをきっかけに少しずつ株のこと、
保険のこと、税金のことを知るようになりました。
知れば知るほど、「知らないこと」が怖くなりました。
今まで、どれだけ無知で、
どれだけ搾取されて生きてきたのだろうと。

そこから、世の中の仕組みの
“良い面”と“悪い面”の両方を学ぶようになり、
それが私の中で大きな転換点になりました。


子どもたちには、
上手い話に搾取されるだけの大人になってほしくない。
もっと広い視野で、いろんな選択肢を知り、
自分の人生を豊かにしてほしい。

そんな思いが今はあふれています。

不動産投資も、その気づきのきっかけの一つでした。
まったく何もわからないところから勉強し、
紆余曲折を経て、ようやく自分たちなりの解釈が持てるようになった。

その学びをリアルタイムで子どもにも共有しています。
「教える」というよりも、一緒に成長している感覚
教えるなんておこがましいけれど、
だからこそお金という価値を
しっかり理解した大人になってほしいと願っています。

特に長男はもう12歳。
そして、自分の意思で単身留学を決めました。

これから先、きっと大変な困難が待っています。
でもそれ以上に、得るものがあると信じています。

自分の子が苦労するのは、親としては本当は避けたい。
離れてしまうから
「今しか甘えさせてあげられない」
という気持ちもあります。
でも、“甘えすぎている生活”をしていると、
時々ムチを入れたくもなる。

だってその背景には、
12歳にしてはあまりに大きな“投資”があるから。


留学は贅沢だと思う



正直に言います。
私は留学は贅沢だと思っています。
少なくとも、今の日本の社会情勢の中では。


日本人の4人に1人しか、パスポートを持たない現実


日本人のパスポート取得率は、わずか約25%
アメリカの約37%、
イギリスの約76%、
ドイツの約60%と比べても、
圧倒的に低い数字です。

つまり、4人に3人は海外に行くことすらないということ。

しかも、年収1000万円を超える世帯でも所持率は約50%ほど。
経済的に余裕があっても、海外渡航への関心が薄いのが現実です。

コロナ禍前の2019年でさえ、
日本人の年間海外渡航者は約2000万人(人口の約16%)。
一方、韓国では人口の約55%が年間で海外に渡航しています。

地方に目を向ければ、
東京都のパスポート取得率が約35%なのに対し、
地方では20%を下回る県もあります。
空港アクセスの問題だけでなく、
「海外へ行こう」という意識の差
日本には根深くあると感じます。


だからこそ、「留学」は特別で、贅沢なこと



日本で生まれ育ち、教育を受け、
普通に生活しているだけで、
すでに世界的には恵まれた側。
そのうえでさらに海外で学ぶというのは、
どう考えても贅沢です。

現地の学費、寮費、生活費。
航空券や保険、通信費……。
普通の公立中学に通っていればかからなかった金額が、
現実としてのしかかってきます。

留学は“夢”ではなく、現実的な投資です。
それは、親が覚悟を持って支払うもの。
そして、子どもにとっては託されたチャンスです。


贅沢だからこそ、「感謝」と「責任」を学んでほしい



私は行かせたくないわけではありません。
むしろ、行かせたい。

でも、ただ一つだけ願うのは、
“それに見合う努力を見せてほしい”ということ。

結果がどうであれ、
与えられた環境に“本気で向き合う力”を身につけてほしい。
努力とは、親の期待に応えることではなく、
自分の未来に責任を持つこと

それを、留学という「贅沢な環境」の中で学んでほしいと願っています。

お金の価値は、今の彼にはまだわからないと思う。
話したところで、どうにもならないかもしれない。
でも、当たり前だとは思ってほしくない。

理解はできないかもしれない。
今は酷なことを言っているかもしれない。
けれど、いつか自分でお金を稼ぎ、自分の足で生きていくとき——
その意味に気づいてくれたら、それだけで嬉しい。

今はただ、ムチを入れているにすぎないかもしれない。
それでも、親の気持ちというものを少しずつ理解していってほしい。


「行かせる」ということは、「手放す」ことでもある



留学は、親にとっても挑戦です。
お金を支払い、子どもを送り出し、
できることは“見守る”ことだけになる。

それは不安でもあり、誇りでもあります。

贅沢な経験だからこそ、
子どもには「贅沢なだけの時間」にはしてほしくない。
遊びや自由の中にも、“学び”を掴んで帰ってきてほしい。


最後に


お金の話をするというのは、
「我慢させるため」でも「制限を与えるため」でもありません。
“選択に責任を持つ”という感覚を育てるためです。

いずれ子どもたちも社会に出て、
自分の力でお金を得て、使って、誰かを支えるようになる。

だから私は、今日も話します。
ニュースを見ながら、税金の仕組みを、投資の意味を、
そして学費のことも。

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