街角のマンサク:春の望みの喜びよ
春に「先ず咲く」というマンサク
春の訪れを告げる花があちこちで咲いています。
なかでも、春になって「先ず咲く」が名前の由来というマンサクが見頃です。街角に咲いていた画像の花は、園芸品種のピンクのマンサクでした。とあるお店の横に植えられていたものです。
山に自生しているマンサクの花は、黄色が普通です。日本の固有種($${\textit{Hamamelis japonica}}$$)ですが、早春に咲く木として欧州で交雑が行なわれ、写真のような園芸品種が逆輸入されています。
近くの家の庭にも紅色の園芸種が咲いていて、ウグイスが来て鳴いていました。
日本では、古くから生活に密着してマンサクを利用してきたと言います(下記の農工大リンク)。
蛇篭(じゃかご)を編む縄の素材として
マンサクの樹皮は強く切れにくいため、土木や建築で強度が必要な縄の素材として使われてきたそうです。
その一つが蛇篭(じゃかご)です。
河川等の氾濫防止のため、堤を作ったり、川の流れを変えたりする際に、石を籠に入れて積み上げることができるようにしたものです。
下の中国の写真では竹を使っていますが、日本ではマンサクの樹皮も使われたということです。細長くカゴを編むので蛇篭と言うのですね。

ちなみに北米原産のマンサク(ハマメリス)も、先住民に薬用植物として利用されていたとのことです。
花咲く春の望みの喜びよ
ほかにも春を告げる木の花はたくさんあって、最寄りの駅前ではコブシが、自宅の庭ではモモとツバキが、そでぞれ満開です。
美しい花を見て匂いをかぎ、そこに集まる鳥たちの声を聞くと、人がこの世界に生きていることの喜びを感じます。多少生活が苦しくても、それで大満足とはいかなくても、ある程度は幸せな気分になれます。
それなのになぜ戦争をしなければならないのでしょうか。何が足りないと、何が不安だというのでしょうか。
自衛のために武装すると、周囲も武装して、やがて衝突が避けられなくなります。
昔、アメリカ西海岸で、車の走行中に他の車から窓越しに銃撃される事件が起きました。護身用にと車内に拳銃を置くドライバーが増えました。
すると、追い越す車の運転者のちょっとした動きが気になって、同じような銃撃事件が多発したのです。
一番有効な解決策は銃規制法ですが、そのためには法を執行する警察権力が必要です。国家間の問題は、国際的な法執行権力が存在しないことですね。「世界の警察」が侵略者となってしまうと、どうにもならないのです。
世界の隅々に喜びの春が来ますように。
