活字が見づらくても本を読みたい
最近は本を読むことができなくても便利なアプリが出ている。AmazonのAudibleを利用するようになって一ヶ月がたった。聞くアプリは聞き流してしまいそうで使うのを躊躇していた。でもnoteの中でAudibleを使ってこんな本を読んだという記事を見て、私も思い切って使ってみることにした。
子供の頃から本が好きだった。
弱視で外遊びが苦手だったせいか、手足を思い切り伸ばして走り回る妹を横目に一人家の中で本を読んでいた。
母からおもちゃのようなものを買ってもらった記憶はないが、本を買ってもらったことはよく覚えている。多分今でいう「ローン」を組んだのだろう。さまざまな本が一気に50冊届いた時には、飛び上がるほど嬉しくて毎日毎日飽きることなく読んでいたことを思い出す。
中学生になった頃から活字が見えにくくなり、本を読む機会が減った。
高校受験もあり、必要以外のものは読まなくなった。
高校に進学するとますます見えにくくなり、現代国語の教科書を読まされた時、自分でも不思議なぐらい読めなかった。あんなに本が好きだったのに、教科書も読めなくなったのか。勉強をサボっていたからか?本を読む機会が減ったからか?
原因は緑内障で視力が低下したことがわかり、病気のことはショックだったけれど病気だから読めなかったんだと思ってほっとした。
本好きはやっぱり本に触れていたい。
歳をとって活字を見るのがますます辛くなり、Audibleを使ってみることにした。聞き流してしまうという不安はあったけれど、それはそれ。
話題の本を読んだり好きな作家の本を読んでみたいという気持ちは、不安よりも興味の方が勝った。
Audibleを使い始めて一ヶ月。聞いた本は5冊以上。私が5冊の本を読もうとしたら、3ヶ月以上かかってしまうだろう。一ヶ月の利用料は1500円。ひと月に1冊本を買ったと思ったら、私にとってはありがたい金額だ。
今読み終えたのは「俺たちの箱根駅伝」池井戸淳著
私がこの内容量の本を読むには相当の時間がかかるだろう。家事をしながら聞くことができるし、活字を負わなくても頭の中に入ってくるので思っていたより楽しい。
活字を読むことができなくとも、本を読みたいと言う気持ちは視覚障害者に限らず多くの人が持っていると思う。たとえ有料であっても本に触れることができるのであれば、こんなに嬉しい事は無い。
こんなサービスがもっと増えると良いと思っている。
