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piccolotakamura
くちびるに歌をのせて
1980年代から90年代にかけて化粧品の業界は華やかでした。
今のようにプチプラなものはなく、大手の化粧品メーカーから購入するのが普通でした。
メーカーは春と秋に口紅。
夏は日焼け止め効果のあるファンデーション。
晩秋から冬はシックなアイシャドウと季節によって力を入れるものが違っていました。私は一生懸命に化粧をするタイプではありませんでしたが、口紅だけは流行りのものをとり入れていました。
当時は化粧品のキャンペーンソングがあり、今でも歌い続けられている歌もあります。
私の記憶の中で口紅を意識するようになった歌、矢野顕子さんの「春先小紅」
私が就職した年の春カネボウ化粧品のキャンペーンソングは「Rock'n Rovge」
聖子ちゃんが可愛かった!
ちなみにこの年の資生堂は高見知佳さんの「くちびるヌード」
そして大好きだったのが岡田有希子さんの「くちびるNetwork」
透明感のある声が好きでした。
こちらもカネボウ化粧品のCMソングでした。
この年、人事異動の慌ただしさが残る4月初めに突然命を絶たれた事を職場の同僚から聞いた時の驚きは今でも覚えています。
どの歌も私の青春です。
今は季節によって口紅を変えるということはありませんが、仕事に行く前に鏡に向かい自分のくちびるに触れると、ふとした時に若くて華やかだった80年代を思い出すことがあります。
世の中はバブル景気へ。
バブルとは関係のないところで仕事をしていましたが、世の中が華やかになっていく事を肌で感じていました。
おおらかで活気があって無茶苦茶なこともたくさんあったあの頃。
くちびるに歌をのせた懐かしい時代です。
