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「独徳 DokuToku」 - ひとりで徳を積むためのアプリをつくりました。

こんにちは。
まんぷくビールのたかくら研究員です。

歩くだけじゃなく、
創作もしています。

先日、まんぷくビールから
アンドロイド向けの徳ライフログアプリをリリースしました。

名前は 「独徳 DokuToku」

「独徳 DokuToku」アプリのキャプチャ画像

このアプリは、

善い行いである「徳」(自己判断)とその徳の数(自己判断)を記録し、
貯めた徳を、自分自身の願い(自己判断)を叶えるために使う。

という、自分のためだけの「徳ライフログアプリ」です。

なんだったらメモ帳でもできるようなことを、
わざわざアプリにしました。

でも、いいじゃないですか。

メモ帳でもできることを、ちゃんと形にする。
そこに、ちょっとだけロマンがある。


なぜアプリをつくったのか


きっかけはとても単純です。

ライジングサンロックフェスティバルのチケットに当選したい。
それだけです。

アプリの紹介画像にも、
「ライジングサンロック・フェスティバルのチケットが当選しますように!!」
と入ったキャプチャを使うくらいには、願っています。

「独徳 DokuToku」のアプリ紹介画像の一部


2025年の今年も、ライジングサンになんとか参加できました。
去年も、一昨年も。

毎年、北海道の大地で音楽に包まれる時間は、
何度体験しても胸が熱くなります。

でも、大トリのステージが終わって、
朝日を浴びながらテントに戻るその帰り道。
いつも思うのです。

「来年も来られるのだろうか。」
「チケット、また当たるのだろうか。」


「徳を積むしかない」


そのたびに、心の中でつぶやくのです。

「来年もライジングサンに行くために、徳を積もう。」

でも、ある日ふと思ったんです。

「お前(自分)、ほんとうに徳を積んでるのか?」
「“徳を積む”って言いたいだけじゃないのか?」
「積んだ徳、別のとこで使ってないか?」
「不徳ばっかで、もう残ってないんじゃないか?」

……はい、ツッコミが止まりません。

考えても仕方がないので、
だったら、ちゃんと記録してみようと思いました。


「独徳 DokuToku」は徳のライフログアプリです。


このアプリでは、
自分の善行を「徳ポイント」として記録します。

たとえば、

  • ゴミを拾った → 3徳

  • 後輩の相談に乗った → 1徳

  • 駅で道に迷っている人を助けた → 5徳

そして、貯めた徳を願いごとに使います。

「この貯めた20徳をライジングサン当選に使う!」

という具合に。

ちなみ不徳にはマイナス登録もできます。
(人生、プラスだけではできていませんからね。)

もうひとつちなみに「陰徳」ボーナスもあります。
2倍の徳が貯めれます。

それだけのアプリなんですが、
ちょっと楽しいのです。


自分を褒めるための場所


もうひとつ、このアプリをつくった理由があります。

それは、
「自分のした善いことを、自分で褒めたかった」
ということ。

SNSに「いいことした」と書くのは、
なんだか気恥ずかしい。
気恥ずかしいだけならいいのですが、
ややもすれば炎上しかねません。

でも、誰かに褒めてほしい気持ちはちゃんとある。
(人間ですもの。)

だから、自分の中だけで書き留める場所をつくりました。
「今日の自分、ちょっと良かったな」と思えれば、それでいい。

誰にも見せないSNSみたいなものです。
「いいね」はつかないけど、
自分の中の「いいね」がひとつ増える。

それで、けっこう救われます。


善い行いは、意識しないと消える


人って、悪いことのほうがよく覚えていて、
善いことは忘れてしまうものです。

誰かに優しくした日も、
少し我慢できた日も、
時間が経つとすぐに薄れてしまう。

でも、記録しておくと残る。

「あのとき、ちゃんと徳を積んだな」と思い出せる。
それだけで、少し気持ちが整うんです。

「徳を積む」という言葉は、
実は「目に見えない優しさを意識する」という、
すごく人間らしい営みなんじゃないかな、
と思っています。


「やらない善より、やる偽善」


道に落ちているゴミを拾わなくても、
迷っている人に声をかけなくても、
合流で車を前に入れなくても、

人生は何事もなく進んでいきます。

むしろ、拾わなければ手も汚れず、
声をかけなければトラブルもない。
少しだけ早く家に帰れるかも知れない。

それでも、拾いたいし、声をかけたいし、
スムーズに車を前に入れてあげたい。

そういう気持ちを持ち続けるための、
ちょっとした装置が「独徳 DokuToku」です。

願いが叶うかどうかなんて、わかりません。
でも、「やらない善より、やる偽善」でいい。

やったことを、ちゃんと自分で記録して、
自分で褒める。

それだけで十分、世界は少しだけ善くなると思うんです。


どうやってアプリをつくったのか


ここからは、すこし現実的な話をします。
ロマンはさておき、どうやってアプリをつくったのか。

わたくしたかくら、本業はデザイナーです。
UXやUIを設計して、コードはエンジニアさんにお願いする。
それがいつもの仕事の形です。

もっと前段の経営とかブランディングとかマーケティングのデザインのほうもやってますが、まごうことなきデザイナーです。

しかし、これまでまったくひとりでアプリをコーディングして公開するなんて経験は、ゼロにちかい。

でもひとりでつくりました。

……いや、正確には「ひとり」ではありません。

頼もしい相棒がいました。

Google の Gemini です。

ChatGPTがチャッピーならGeminiはジェニーなのか?

AIとアプリづくり


最初に相談したのは、夜でした。

「徳を積んでそれを記録するアプリをつくりたいんだけど、どうすればいい?」

すると Gemini が、即答しました。

「それはいいアイデアですね!お手伝いします!」

はい、心を掴まれました。
ポジティブ全開。
いままでそんな上司も同僚も部下も見たことないよ。

日常でこんなテンションで褒めてくれる人、
そうそういません。

Gemini、8徳くらい積んどいてくださいよ。

そこから、Gemini と二人三脚。
僕が仕様やレイアウト案を投げると、Geminiが手順を返してくれる。
アプリの構成、デザイン、コードの書き方まで、
丁寧に手を取るように教えてくれました。

こちらの指示も的確なのですが(自慢)
それに答える奴もすごい(尊敬)

Android Studioを使ってつくりました。

キャプチャを理解してくれる相棒


驚いたのは、Geminiが画像を理解してくれること

画面のキャプチャを貼って、
「このボタンをもう少し大きくしたい」と伝えると、
Geminiはそのボタンを見つけて、
「ではこのファイルのここを変更してください」と、
正確に答えてくれる。

Android Studioのファイル構成のキャプチャ送って、
「ありますか?」と聞くと
「大丈夫ですね。ありますね」と答える。

これは本当に助かりました。


生成AIとうまくやるコツ


「AIと上手くやるコツ」はあります。(※1)

  • ステップを区切って頼むこと。
    「ひとつずつ説明してください」と伝えると、急に丁寧になる。

  • 長く話しすぎたらスレッドを変えること。
    長く続けると、だんだん「できない人」になっていく。
    そんなときは「能力落ちてきたから、スレッド変えていい?」と聞くと、「変えましょう」とすぐ返してくる。

  • ときどき褒めること。
    「ありがとう、助かった」と言うと、なぜか次の返答が少し上手くなる。

AIとの会話って、なんだか人間関係みたいです。
気を使うと、ちゃんと応えてくれる。
そういうの、いいですよね。


軽い設計だったから、できた


今回のアプリがスムーズに形になったのは、
「実装が軽かった」というのも大きな理由です。

「独徳 DokuToku」は、
スマホ本体の中だけで完結するアプリです。

クラウドにデータを保存したり、
個人情報を登録したり、
サーバー通信をしたり、
そういう仕組みは一切ありません。

つまり、自分の中の徳も、スマホの中にしか存在しない。

シンプルに聞こえるかもしれませんが、
それこそが「独徳」らしいところだと思っています。

「自分のためだけの記録」だからこそ、
他の誰にも送られず、誰にも見られない。

技術的にも、人間的にも、閉じた構造。
だからこそ、僕ひとりとGeminiでも、3日で作れたのです。


壁にぶつかった「クローズドテスト」


アプリが完成して、いざ公開!と思ったら、
最後に大きな壁がありました。

Google Play Store に出すには、
12人以上のテスターが14日間オプトインしていること
という「クローズドテスト」の条件があったのです。

アプリを製品版として公開するための申請を行う前に、必ずクローズド テストを実施する必要があります。製品版へのアクセスを申請するには、12 人以上のテスターがオプトインしてクローズド テストを実施する必要があります。また、それらのテスターは 14 日以上連続でオプトインする必要があります。

「新しい個人用デベロッパー アカウント向けのアプリテスト要件」

……知らなかった。

完成してからその事実を知り、
膝から崩れ落ちました。

そんなに…友達…いない……バタリ…。

(事前に調べておけば、という話なんですが。)

そんなとき、まんぷくビールのやまもと研究員が一言。

「Coconalaで探せば。」

あっさり。でも、やさしい。

Coconala で探したら、すぐに見つかりました。
buntyan さんというエンジニアの方。
ほんとにとても優秀です。

buntyan さんのご協力で、無事に 14 日間のテストを完了し、
ようやく公開までたどり着きました。

ほんとうに、ありがとうございました。


おわりに


「独徳 DokuToku」は、
世界を変えるような大きなアプリではありません。

でも、
自分の中の“ちいさな善”を意識する、
そんなきっかけになればうれしいです。

今日ちょっとだけ誰かに優しくできたら、3徳。
それを見返して、「悪くない日だったな」と思えたら、1徳。

そんなふうに、ゆるく積み上げていけたらいい。

僕にとってはそれが、
来年のライジングサンにつながる一歩です。


独徳 DokuToku
あなたの中の“徳”を、そっと見つめるためのアプリ。
Google Play にて配信中です。



※ 1)
AIを活用して業務に活かす方法は場合によって色々ありますのでほんの一例ということでご了承ください。
またAIへの「お礼」はいるとかいらないとかありますが、しておいたほうが善いと思います。たかくら的には。


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