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【院長コラム】最新テクノロジーを導入しても、僕が「手のひら」にこだわり続ける理由。30年目の「手当て」と金沢での決意

日曜日の少し落ち着いたお時間に、コーヒーでも飲みながら読んでいただけたら嬉しいです。

当院では、痛みを素早く和らげるために「WINBACK」をはじめとする最新テクノロジーを積極的に取り入れています。機械の進化には本当に驚かされますし、患者様の笑顔を取り戻すための強力な相棒です。

けれど、どれほどテクノロジーが目覚ましい進化を遂げても、僕が治療家として30年間、絶対に手放せないものがあります。

それが、「人の手の温もり」です。

「手当て」は、心と身体のSOSを聴く一番敏感なセンサー

古くから、病気やケガの処置を「手当て」と言いますが、この言葉の深さを日々実感しています。

痛む場所にそっと手を添え、優しくさする。 ただそれだけの行為に見えますが、手のひらからは患者様が抱える「不安」や「恐れ」がゆっくりと解けていくのが分かります。

  • 筋肉のほんのわずかな緊張

  • 皮膚から伝わってくる冷え

  • 浅くなっている呼吸のテンポ

僕の手のひらは、言葉にならない「心と身体のSOS」を拾い上げる、世界で一番繊細なセンサーです。手を添えることで安心感が生まれ、人が本来持っている「自然治癒力」のスイッチが入る。

これこそが、どんな最新機器にも真似できない、「手が持つ最大の力」だと確信しています。

金沢の朝7時。30年間、背中を押し続けてくれた皆様へ

ここ金沢の地で、毎朝7時に治療院の扉を開け続けて30年。

今日まで走り続けて来られたのは、他でもない患者様お一人おひとりのおかげです。 何年、あるいは何十年もの間、当院を信頼して足を運んでくださる方がいる――この毎日の積み重ねは、治療家として言葉では言い表せないほど幸せで、感謝の思いでいっぱいです。

治療を終えたあとのホッとした笑顔や、「かるくなったよ」という一言。 その一つひとつが、僕の毎朝の原動力になっています。

これからの決意:時代が変わっても、変わらない本質

時代とともに医療の形や治療のツールは変わっていきますが、僕たちが提供すべき本質は決して変わりません。

それは、患者様の人生に寄り添い、生涯にわたって健康をサポートするパートナーであり続けることです。

30年という節目を迎えても、現状に満足するつもりはありません。 これからも最新の知見を取り入れつつ、手のひらで聴く感覚をさらに磨き続けてまいります。

「ここに来れば、大丈夫」

そう心から思っていただける場所であり続けるために。 明日からの新しい一週間も、金沢の治療院で、とびきりの笑顔と温かい手を用意してお待ちしております。