「整形したい」と言われて気づいた意外な感情
「二重整形したいな〜」
食卓を囲む夕食の時、美容整形のCMを見た
大学生長女が発した無邪気なひと言に、衝撃が走る。
せせせ、整形!?
今日はそんなひと言で気がついた、
私の中の意外な感情についてのお話。
親だからといって、子どもの自由を奪う権利はない
アイプチ、二重テープ、スティック……。
お母さんは知っている。
毎朝けっこうな時間をかけていることを。
わかるよ、そういうの気になっちゃうよね。
子どもが望んだことに、反対したくない。
「ひとり旅がしたい」「新しいチャレンジがしたい」
どんな時でも
子どもの夢を応援できる親でいたいと思っている。
だからこれまで
「やりたい!」子どもの気持ちを尊重して
「いいね」を言い続けてきた。
なのに「整形」と聞いて「え、ヤダ」と思ってしまった。
最近では、身近なものになってきた美容整形。
ライターとしていくつかその記事を書き、悪いものではないと感じている。
むしろ受けたいくらいだ。
たとえば私だったら、
年齢を重ねて目立ってきたシミやシワ。
鏡を見るたびに悲しくなるけれど、
それを少しでも和らげて、自分に自信が持てるのなら
そこにお金をかける価値は、きっとある。
でもこれは、あくまでも私自身の話。
娘の「整形したいな〜」発言を聞いて
すぐに「いいね」とは言えなかった。
私は心のどこかで、
自分の子どもを「所有物」だと思っているのだろうか。
きっとこれから、もっといろんなことが起こるだろう。
私は子どもたちの「やりたい」を応援できるだろうか。
私より年上の「恋人」を連れてきたら?
「赤ちゃんが」と言われたら?
息子や娘が「全身脱毛」したいと言い出したら?
大学や仕事を辞めたいと言ってきたら?
宗教にハマったら?
突然全身にタトゥーを入れて帰ってきたら……!
ない話じゃない。
一瞬のうちに駆け巡った妄想に全身が震えた。
「その時」私は冷静でいられるだろうか。
「整形したい」という娘に対し、
裏返りそうな声を必死で抑えながら震え声で
「悪くないと思うよ」と私は答えた。
「何言ってんの?受けないよ。冗談だよ」と笑う娘。
いやいや可能性はゼロではないでしょ。
いつかくるかもしれない「その日」のために、
今のうちからちょっとだけ覚悟しておこうと思う。
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