「noteはチーム戦」──書くのが怖かったWebライター金沢美和が70人のメンバーシップを作るまで
「これまでの経験を形にして残したい!」
意気込んでnoteのアカウントを立ち上げてみたものの、作成画面を前に「人からどう見られるだろうか」と手が止まってしまう……。それは文章力の上手下手に関係なく、誰もが感じる不安ではないでしょうか。
今回は、私、金沢美和がnoteのメンバーシップを立ち上げるまでのお話を、ライターのゆらりさんこと、穴山悠理さんに取材していただきました。メンバーシップ「読まれるnote案内所」には、20代から70代まで、世代も職業もバラバラな人々が集まり、驚くほど活発で温かい交流が生まれています。
「書くのが怖い」と言っていた人たちが、メンバーシップに参加することで、なぜこれほどまでにのびのびと自分を表現できるようになるのか。メンバーが初めて書いた有料noteが10部20部と売れるのはなぜか?
今回は「noteが怖かった」経験を持つ私が、完璧主義を手放し、仲間と共に歩む新しい形のメンバーシップを生み出すまでのお話を知っていただきたいです。
話した人・書いた人:金沢 美和(かなさわ みわ)
2024年にWebライターとして独立。2025年5月にnoteと出会い、11月に立ち上げたメンバーシップ「読まれるnote案内所」には87名のメンバーが在籍。有料note販売数は累計300本以上。半年で500名以上をnoteでサポート。趣味はひとり旅。一緒に暮らすウーパールーパーが心の拠り所。
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取材した人:穴山悠理(ゆらり)さん
IT企業で約5年勤務後、Webライターとして独立。現在は銭湯・サウナ取材、Webコンテンツ制作など活躍の幅を広げている。電子書籍「1年以内に月20万円を達成する!マイペースにゆるく頑張りたい人向けの、Webライターとして稼ぐロードマップ」はAmazonのベストセラー入りを2年以上継続。2024年11月には初の著書となる『ゆるゆる稼げる Webライティングのお仕事 はじめかたBOOK』を出版。
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「ライターなのにこの程度?」書く恐怖を救ったコメントの力
――まず、金沢さんの現在のお仕事について教えてください。
金沢:2024年からWebライターとして活動しています。その前は起業してSNSやブログで、1,000名以上のお客様と出会いました。その経験を活かして、noteでは「スキとフォロワーが2倍になるnote術」を発信しています。
noteは現在運用8ヶ月になるのですが、フォロワーが1,800名、2025年11月から始めたメンバーシップは、おかげさまで20代から70代まで70名以上の仲間が参加してくださり、毎日交流を楽しんでいます。
――現在、noteを毎日書かれていますよね。書くことに自信があったのでしょうか。
金沢:250日以上、毎日投稿しているんですが、最初は自信なんてまったくなかったです。実は私、noteに登録してから5ヶ月間、1記事も投稿できなかったんですよ。「ライターなのにこの程度しか書けないの?」と思われるのが怖くって。
文法とか言葉のつかい方とか「細かいところまで見られたら嫌だな」と思っていましたね。書くことを本業にしているからこそ、読まれる恐怖がありました。
――プロならではのプレッシャーですね。その恐怖をどうやって乗り越えたのでしょうか?
金沢:結局、書くことしかなかったですね!たまたま同じ時期にnoteを書き始めたライター仲間が多かったのですが、仕事が終わってnoteを開くと、みんなの記事がタイムラインに上がっていて「今日はまだ書いてない!」と慌てて書くこともありました。
そういうことを続けているうちに、仲間からコメントをもらえるようになったんです。温かいコメントが届くうちに「ライターとして美しい日本語を書かなくても、素のままの気持ちが伝われば、喜んでもらえるんだ」と感じることで、自分自身を受け入れられるようになった気がします。
――コメントの存在が大きかったと?
金沢:はい。私自身がコメントに救われて「書く恐怖」を手放してきました。だから「もしかしたら私だけじゃないのでは?」と感じてほかの人にもコメントに行くようになったんです。
そういうことを続けていたら、一緒にnoteを書く仲間が増えて「金沢さんのおかげで、書けるようになりました」というメッセージもたくさんいただけるようになりました。これが今のメンバーシップの基本的な考え方です。
私一人が何かを教えるのではなくて、コメントを通して、みんながみんなを応援し合う形を大切にしています。
フォロワー4倍、スキとコメントが10倍に!?チーム式note術
――コメントで応援し合うとは、具体的にどういうことなのでしょうか。
金沢:コメントすること自体が応援です。コメントは記事をしっかり読まないと書けないじゃないですか。「自分の記事を読んでくれる人がいる」と安心できるから、書けるようになるんですよね。
メンバーシップ専用のチャットがあるのですが「note書きました」と投稿すると、みんなで読みに行きます。最初は「私がコメントに行けばいい」と思って準備したものですが「コメントをもらって嬉しかった」と感じた人が、自然とほかの人のnoteに、コメントしに行くようになりましたね。
――メンバーさん同士で自然とコメントし合う文化ができているということでしょうか?
金沢:はい。だから新しい人が入ってくると、みんながコメントするので、スキやコメントが10倍くらい増えるのは割と当たり前ですね。その結果、アカウント自体が評価されて、知らない方からのフォローが増えたり、有料noteを買ってもらえたりと、メンバーさんにはいいことがたくさん起こっています。
――メンバーさんに起こったいいこととは、ほかにどんなことがあるのでしょうか。
金沢:note公式の「今日の注目記事」に選ばれた方や、note公式から紹介された方もいます。初めて書いた有料noteが10部、20部と売れた方も何名もいますね。「メンバーシップに入ってフォロワーが4倍、150名一気に増えました」という報告も届いています。お仕事の依頼が来た方もいますし、もう伝えきれません!
「記事を書くことが苦痛でなくなった」シニアブロガーさんの声
――メンバーシップには幅広い世代の方が参加されているそうですね。
金沢:ありがたいことに、20代から70代まで参加してくださっています。メインは30代から40代ですが、50代60代も少なくないです。どの世代にもバリバリ活動されている方がいるので「この人がいるから入りました!」という声も届いています。
ありがたいことに、私一人の発信だけではなく、メンバーさん同士が発信でお互いを応援し合っている様子を見て、「楽しそうだから、仲間に入りたい」と思ってくださる方もいるようです。
――メンバーさんの変化で、印象に残っているエピソードはありますか?
金沢:シニアブロガーの女性から「美和さんのメンバーシップに入ってから、スキやフォロー、コメントまでいただけるようになって、お礼の返信に追われています」というメッセージをいただいたことがあります。
その方は、ほかのコミュニティで悔しい想いをされたご経験もあったそうです。これまでどんな気持ちだっただろうと考えると、心が苦しくなりました。メッセージをいただいたとき、メンバーシップを始めてよかったなぁと思いましたね。
――メンバーシップは年齢に関係なく、書く喜びを味わえる場所なんですね。
金沢: メッセージをくださったその方が、シニアブロガーとして前向きにnoteに取り組む姿には、私自身も励まされていますし、同じ想いを感じている若いメンバーも多いと思います。
逆に、20代の若いメンバーが「これからやりたいこと」を書いたnoteに、先輩たちが「頑張れ!」「応援しています!」とコメントしている姿に私も気持ちが暖かくなりました。私が作りたいのは「世代や性別を超えて、安心できる場所」なんです。それが実際に形になっているのは、本当に嬉しいですね。
完璧主義を手放したから、安心できる場所が作れた
――世代を超えて「書くことが苦痛でなくなった」と言ってもらえる場所、なかなか作れないと思います。
金沢: メンバーシップには「相手もOK!自分もOK!」というルールがあります。これは「相手の価値観を否定せず、同時に自分の気持ちも大切にする」ということです。相手の意見をお互いが尊重することで、本音を書いても誰からも否定されない環境ができました。
安心して書けるから、むしろ書くことが楽しみになったという声も届いています。実は私、ものすごい「型はめ人間」だったんですよ。完璧主義というか。「こうあるべき」という考えが強くて、自分にも他人にも厳しかったですね。子どものしつけも、ついつい自分の考えを押し付けてしまうところがあって。だから子育ては苦労しました(笑)。
――今の金沢さんからは想像できないです。
金沢: 逆にそれを手放したから今があるんだと思います。過去にInstagramを頑張っていた時期があったのですが、当時はフォロワーやいいねの増やし方ばかり気にしていて、楽しむ余裕がありませんでした。
インフルエンサーさんが何か言おうものなら、もう「右へならえ」でバシーンとやるタイプです。「正解」ばかりを追いかけていましたね。
――何がきっかけで変わったのでしょう?
金沢:ライターとして活動するなかで「美和さんらしくやってみたらいいじゃない?」と言われてホッとした経験があったからだと思います。ライターになったのは起業したあとなのですが、自分のやっていることを「思ったとおりにやったらいいんじゃないですか?」と言われるだけで、こんなに安心できるのかと驚きました。
この安心感を伝えたくてメンバーシップを運営しています。私が安心できた言葉を、今度はメンバーさんに届けたいなあって!
「noteが書きたくてたまらない人」を増やしたい
――最後に、今後の展望を教えてください。
金沢:「noteが書ける人を増やす」ことです。「時間がない」「書きたいことがわからない」という声をたくさん聞きますが、そういう人は何かしら心のブロックがあるように感じます。それを外して「書きたくてたまらない人」を増やしたいです。
そのために「書くことが楽しい」と思う人たちの輪を広げていきたいと思っています。楽しいところに、人は行きたくなるじゃないですか。メンバーシップがそういう場所になるといいですよね。
noteは本来、孤独な作業ではなく、誰かと繋がるための「エンタメ」です。その楽しさを、全世代の方に味わってほしいなぁと思っています。
金沢美和のnote▼
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「noteはチーム戦」「書くエンタメ」──悠理さんから取材していただくことで改めて私は、「みんなで成長したいんだなぁ」と感じました。noteは孤独な作業ではありません。みんなで書いて読むから楽しいんです。
私が味わってきた「noteから受け取った喜び」をほかの人にも伝えたい。その想いから始まったメンバーシップですが、そこに集まった人たちが、過去の私と同じように「自分がしてもらったことをほかの人にもやってあげたい」という嬉しい循環が生まれています。
私のnoteは「書くのが怖い」「仲間がほしい」と感じている人に読んでほしいです。人の温かみを感じてホッとしてもらえたら嬉しいなぁと思います。
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