他人は変わらない。だから「変わらないなー」って見てるだけでいい。
他人の生き方を変えようとして、あれこれ情熱を傾けたことはないだろうか。
私はある。めちゃくちゃある。必死になって、もがいて足掻いて、あれこれ一生懸命他人の人生を変えようとした。でも思いが届かず、苦しかったことは今でも忘れられない。
今日はそんな、ちょっぴりほろ苦い記憶を思い出したので書いてみる。
この人の話を聞いてみたかった。
それは、同じコミュニティに所属しているおーつーさんこと、冨田裕子さん。彼女は複数のコミュニティ運営に関わる一方で、自身でもコミュニティを主宰し、「もっと幸せになりたい」と願う人のサポートを続けている。
先日は、オフラインによるイベントも開催し、大成功を収めた。
私は、そんな彼女のエネルギーの源を知りたかった。
なぜなら私には、他人の人生を全力で変えようとして、何も変わらない現実に打ちのめされた経験があるからだ。
心や身体に悩みを抱える女性のサポートをしていた過去。
私には、女性の心や身体のサポートに関わる仕事をしていた時期がある。「変わりたいんです。」そう言って、連絡をくれる女性たちの悩みを、たくさん聞いてきた。
多くの場合は年齢からくるものだったけれど、それでも手立てがあると感じれば、自分が立ち直った方法を一生懸命伝えた。
素直に実践した人は効果を感じ、喜んでくれた。その一方で、自分の幸せに向き合えず、できない自分を責める人も。
食生活を変えるにしても、マインドを変えるにしても、はじめの一歩を踏み出せない彼女たちに、私はもどかしさを募らせた。
そうこうしているうちに、ふと「私、何やってんだろ?」と立ち止まる瞬間があり、そのままその業界から退いた。やり切った感覚がある反面、「救えなかった人がいる」という後悔は、今でも残っている。
だからこそ、多くの人の勇気を応援し続けるおーつーさんの話を聞いてみたかったのだ。そこで、こんな質問をした。
「幸せになりたい」と願いながら、変わらない人のネガティブ感情に引っ張られないんですか?
おーつーさんの答えは、以下のとおり。
変わらない人のことは、見てるだけですね。「あー変わらないなー」って(笑)
「いつ気がつくかな〜」って思っています。
どんな人の中にも、素晴らしい部分がある。そのことさえ知っていれば、その人自身が、自分で答えを出せる日まで、待っていればいいだけの話。
私と、おーつーさんの違いはここだった。
私はその人のいいところを早く、一刻も早く引き出したかった。待っていられなかった。だから焦って頑張りすぎた結果、疲れてしまったのだ。
あの頃の私に、この言葉をかけてあげられたら、どんなに楽になれただろう。そう感じる一方で、この気づきのために、私はあの経験をしたのかもしれないし、今ここにいるのかもしれない、とも思った。
ライターという働き方を選んだ理由と、その後悔
人との関わりが辛くなった私が選んだ道は、Webライターだった。他人との関わりを自分で調整できるこの仕事は、人間関係に疲れた私に心地よかった。
その一方で救えたかもしれない、変えられたかもしれない人の前から、私は逃げてしまった罪悪感を、今でもぬぐえずにいる。
しかし、昨日のおーつーさんとの会話の中で、「他人は変えられない」「見てるだけでいい」という話を聞いて、なんとなく、当時の私が救われたような気がした。
もしかしたら、当時苦しんでいた人も、その後、何らかのきっかけで、自分の素晴らしさに気がつき、元気になっているかもしれないと思ったからだ。
他人は変えられない、見ているだけでいい。
この前提があれば、新しい一歩を踏み出せない人のことも見守っていられる。だって、その人はまだ自分の中にある、素晴らしい原石に気がついていないだけなのだから。
「この人のペースなんだな」と見守っているだけでいい。
そんな大きな気づきがあった、1時間だった。おーつーさんありがとうございました!
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