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え?スマホってGPSが使えなくても位置がわかっちゃうの?|宇宙一わかりやすく解説|GPSの基礎の基礎#16

「なんで家の中でもスマホのグーグルマップで自分の場所がわかるの?ずっと気になってるんだけど~」

これは、以前の「GPSって家の中では使えない」という記事を読んでた私の妻からの質問。
意外と多くの人が思っている素朴な疑問なのかも。。
ということで前々回から続いている「スマホが屋内でも位置がわかる理由」の解説は、いよいよ今回から核心に迫ります!

と、お待ちかねの内容のはずだったのですが。
前回・前々回の記事を読んだ妻の一言がグサッと刺さりました

「いや、難しすぎて頭に入ってこなかった。。。」

そ、そうかぁ~(汗)
「宇宙一わかりやすい解説」というコンセプトでお届けしている私にとっては、なかなか厳しいご指摘。
ここは真摯に受け止め、より一層分かりやすくを心掛けていきたいと改めて思った次第です。。。

さて今回はGPSからは少し離れ、スマホは実はGPS以外の方法でも位置がわかるんだよ~という話になります。


軽く前回のおさらい

「難しすぎた」という指摘もあったので、まずはざっくりおさらいしますね。
前回は、スマホのGPSは「アシストGPS」という技術を使っているので、いろいろと良いことがあるよ、という解説をしましたね。
具体的にはこういうことでした。

  • スマホのGPSは、GPS衛星からではなく、インターネットから一瞬で必要なデータを読み込めるので、すぐに位置がわかるよ。

  • 更に、GPS衛星から必要なデータを読み込む必要がないので、屋内の弱い電波でも位置がわかるよ。

さて、そんなアシストGPSでもさすがに万能とはいきません。まったくGPSの電波が届かないような環境では、位置が計測することはできません。

でも、そんな環境でもスマホのグーグルマップでは位置がわかったりしますよね?

スマホはGPSが使えない場所でも自分の位置を把握できる

結論から言います。
スマホはGPSが使えなくても、自分の位置を知る方法をいくつか持っているからです。

この技術は、まとめて「インドアナビ(インドアナビゲーション)」なんて呼ばれます。他にも「屋内測位」「インドアポジショニング」「インドアマッピング」など、いろんな呼ばれ方をする時があります。(呼び方は忘れてしまってOK)
が、ようは屋内で位置を知る方法をひっくるめて「インドアナビ」って言うらしい、くらいに考えてもらえればいいです。

どんな方法があるの?ざっくり4つの方法!

具体的にどういう方法があるのかというと、主だったところではこんな感じです。

  • ケータイ基地局の電波を利用する

  • WiFiの電波を利用する

  • Bluetoothの電波を利用する

  • スマホに内蔵しているいろんなセンサーを利用する

基地局の電波とかWiFiとかって、本来の使い方は通話とかインターネットへの接続ですよね。
だけど、「とにかくあるもので使えるものだったら何でも使っちゃえ~」って感じです。

まずはケータイ基地局を使った「だいたいこの辺?」

実はこれ、「スマホであれば当然!?」のことなので「インドアナビ」とはちょっと違うかもしれません。。
散々「インドアナビ」を言っておきながらなんで??と思うかもしれませんが、前提の知識として必要なので最初に解説させてください。

グーグルマップを見ようと思ってスマホのアプリを開いたら、こんな感じの表示ってあなたも見たことあるはず。

グーグルマップで精度が悪い時の表示イメージ
  • 現在地の青いポイントが水色の大きな円で囲われている

  • 「精度が低いです」とか「精度:低」って表示が出てる場合もある

これは、ケータイ基地局の電波から割り出された「だいたいの場所」なんです。
どうやって位置を割り出してるかっていうのをすごくざっくりと説明するとこんな感じ。

基地局の電波で位置を計測しているイメージ

スマホがA,B,Cの三つの基地局からの電波を同じくらいの強さでキャッチしていた場合で考えます。
そうすると、それぞれの基地局の位置は分かっているので、三つの基地局の位置の真ん中あたりを取って
「ん~、だいたいこの辺?」
くらいの感じで位置を割り出しているイメージです。

かなりアバウトな方法なので精度はまったく期待できないです。
なので、グーグルマップを開いて水色の円が表示されているときは要注意!実は、全然違う「通り」を歩いてるかもしれません!!

でもスマホは常に基地局の電波をキャッチしているので、圏外じゃなければ家の中でも、でっかいビルの中でも、即座にだいたいの位置を教えてくれるというのがメリット。
実際、これくらいざっくりとした位置が分かれば十分!っていう時、けっこうありますよね?
。。。え?ないですか??

実はアシストGPSでもこの「だいたいこの辺?」が必要

アシストGPSの話、覚えてますか?(忘れててもOK)
スマホの「アシストGPS」の仕組みを使えば、弱い信号でも高速で位置を計測することができます。
そして、このアシストGPSでまず必要になるのが、この「だいたいこの辺?」の位置なんです。
前回の解説で少し触れていたのですが、気づいていた人はなかなかのもんです!

つまりスマホでグーグルマップを使う時の流れはこんな感じということですね。

  1. グーグルマップを開く

  2. すぐに水色の大きな円でざっくりとした位置がわかる(ケータイ基地局で位置を計測)

  3. 数秒後に青いポイントだけになって詳しい位置がわかる(アシストGPSで位置を計測)

ということで、
目的地までの道順を調べよう、とスマホのグーグルマップを開いたあなた。
地図の上に水色の円が出ていたら、ちょっと待って!
焦る気持ちを落ち着かせて、そっと一息。。
青いポイントだけになったのを確認してから道順を調べることをおススメします!


さて、冒頭で書いたようにかなり分かりやすさを意識して解説しましたが、どうだったでしょうか?

次回はやっと!ついに!!
。。。本格的に「インドアナビ」の中身について解説していきます。

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