ハッピーライティングマラソン#8「最近読んで、とってもよかったなぁと思う本は?」
本田健さんの ハッピーライティングマラソン企画に参加しています。
「最近読んで、とってもよかったなぁと思う本は?」
僕の回答 ➡︎ 『「死後生」を生きる 人生は死では終わらない』 柳田邦夫著 (2025年1月出版)
88歳のノンフィクション作家 柳田邦夫さんの渾身の一冊。
体験と洞察と探究
僕は年間150-200冊の本を読みますが、人生と死に真正面から向き合う文章に、緊張感を伴いながら読みました。
特に印象的だったのは、著者自身の死生観が、体験と探究と洞察の積み重ねから生まれていることです。
「死と生を見つめる勇気」を、手渡してくれる感覚がありました。
生と死を結ぶ視点
「死生観が定まると、感性が磨かれ、才能が開花する」と言います。
しかし、以前の僕には、ぼんやりとした死生観しかありませんでした。
正確にいうと、ほとんどなかったし、怖くて考えたくないことでした。
けれど、移住先のニュージーランドで、乳がんで妻が息を引き取る瞬間に立ち会いました。
そして、今まで動いていた心臓が止まる、そのあっけなさに驚愕しました。
今まで息をしていたのに、次の瞬間には、止まっている。
電池切れの時計の針が止まるように。そして、もう、永遠に動かない。
その一瞬は、深い深い隔たりを生み出していました。
海外移住先での喪失だったせいか、大きなショックで何もできなくなりました。
そして、4ヶ月の休職を経て、少しずつ、生と死について考えるようになりました。
覚悟を問う一冊
あれから、もうすぐ6年になりますが、『「死後生」を生きる 人生は死では終わらない』というタイトルに、手を伸ばすのをためらいました。それでも、手に取った一冊でした。
この本は、覚悟を問う一冊で本であり、読者の関心と心の状態のタイミングを選ぶ本の一つだと思います。
しかし、それだけに、生と死について考えている人にとっては、心の奥に染み入り、余韻を残し、指針や支えになりうる視点を与えてくれると思います。
心に残った5つの視点
特に、次の章の副題それぞれが、心に残りました。
6章 「生きなおす」ための5つの視点
「人間、死んだら終わり」ではない
真の幸福は不幸の中に落ちている
悲しみは真(まこと)の人生のはじまり
闘病記は死を生きるためのガイドブック
「二人称・三人称融合の視点」のカメラアイ
本田健さん、貴重な機会をありがとうございました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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